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文明十七年の月待板碑(ぶんめいじゅうしちねんのつきまちいたび)

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  7. 文明十七年の月待板碑(ぶんめいじゅうしちねんのつきまちいたび)

ページ番号:870-763-820

更新日:2024年4月30日

文明十七年の月待板碑 〈非公開〉

 文明17年(1485)月待つきまち供養のために造立された板碑です。緑泥片岩りょくでいへんがん製、上部は山型で二条線の切込みがあり、高さ78.0cm、幅27.5cm、厚さ3.5cmでほぼ完形です。
 表面には周囲に枠線が引かれ、上部には日・月が陰刻され、その下に阿弥陀三尊を表す梵字3字(「キリーク(阿弥陀如来種子しゅじ)」・「サ(観世音菩薩種子)」・「サク(勢至菩薩種子)」)をそれぞれ蓮座上の月輪がちりんのなかに位置付けるように刻みます。下部には「文明十七年乙巳きのとみ十一月廿三日」、「奉月待供養」、「妙祐禅尼みょうゆうぜんに」・「慶音」・「助太郎」・「左衛門三郎」・「十郎太郎」と銘が刻まれます。また、向かって右端に「光明遍照十方世界こうみょうへんじょうじっぽうせかい」、左端に「念仏衆生摂取不捨ねんぶつしゅじょうせっしゅふしゃ」という『観無量寿経かんむりょうじゅきょう』中の字句が刻まれます。
 さらに、銘や図像の陰刻部分に金泥あるいは金箔の痕跡を数か所確認できます。
 区内に残る数少ない室町時代の月待供養の板碑です。

※月待とは、二十三夜などの決まった月齢の夜に人々が集まり、月を拝む習俗のことです。

 平成25年度区登録

所在地

円明院(錦1丁目19番)〈非公開〉

お問い合わせ

地域文化部 文化・生涯学習課 伝統文化係  組織詳細へ
電話:03-5984-2442(直通)  ファクス:03-5984-1228
この担当課にメールを送る

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