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令和元年 第三回定例会 所信表明

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ページ番号:829-662-094

更新日:2019年9月4日

はじめに

 令和元年第三回練馬区議会定例会の開会にあたり、区政運営に対する所信の一端を申し述べ、区議会並びに区民の皆様のご理解とご協力をお願いしたいと思います。

 この夏も、区民の皆様の自主的な地域活動の現場に足を運びました。祖父母から孫までの多世代が、遊びを通じて楽しくつながることを目指すイベントでは、炎天下、公園を元気に走り回る子どもたち、これを見守るお父さん、お母さん、シニアの皆様の笑顔が印象的でした。「世代を超えたつながりを更に広げたい」という意欲的なお話を伺いました。
 「練馬こどもカフェ」は、乳幼児を連れた母親と保育士たちの話が弾んでいる最中でした。「同じ悩みを持つ人たちと知り合えてよかった」「子育てのヒントを貰った」などの感想を伺いました。また、歩道の植栽帯に花を植えたり、清掃を行っている現場にも伺い、地域の方々の苦労話やその一方でのやりがいといった話題で盛り上がりました。改めて、地域で頑張る練馬区民の多彩なことに感銘を受けました。

子どもたちの笑顔輝くまち

 次に、子どもたちの笑顔輝くまちについてです。

幼児教育・保育無償化への対応

 来月、幼児教育・保育が無償化されます。3歳から5歳までの全ての子どもと、0歳から2歳までの住民税非課税世帯の子どもを対象に、保育所と認定こども園は全額、幼稚園は月額2万5700円を限度に無償化されます。また、認証保育所や認可外保育施設、幼稚園の預かり保育も対象となります。障害児の発達支援も無償化されます。
 国は、保育所に通う3歳児から5歳児までの副食費を、新たに徴収することにしましたが、区は独自に全額補助を継続します。また、対象となる認可外保育施設の範囲は、区市町村の判断に委ねられていますが、全ての施設を無償化の対象にします。
 併せて、多子世帯については、都の制度を活用して、認可保育所等の利用者負担を軽減します。
 本定例会において、関連する条例の改正案を提案しており、所要の経費を補正予算として提案する予定です。

小学校入学準備費の入学前支給

 次に、小学校入学準備費の入学前支給についてです。
 現在、準要保護世帯に対し、小学校入学準備費を入学後の8月上旬に支給していますが、保護者の皆様から、入学前に一時的に出費が重なり負担が大きいとの声が寄せられていました。
 中学校の入学前支給に続き、小学校も今年度から、支給時期を入学前の3月に前倒しすることとし、来月から始まる就学時健診において、全保護者に申請書を配布します。本定例会において、所要の経費を補正予算として提案する予定です。

高齢者が住みなれた地域で暮らせるまち

 次に、高齢者が住みなれた地域で暮らせるまちについてです。

高齢者施策の充実

 既に都内最多となっている特別養護老人ホームは、来月に1施設が開設し、31施設、定員2215人になります。更に来年度、2施設開設の予定です。
 医療ニーズの高い要介護高齢者を対象に、通所、宿泊、訪問介護・看護を組み合わせて在宅生活を支える、小規模の居宅介護事業所を10月に開設します。これで3施設、定員は87人となり、来年度、更に2施設開設する予定です。
 また、介護職員の負担を軽減し、定着率向上につなげるためのICT機器導入補助について、現在、申請を受け付けており、年度内に交付決定します。
 団塊の世代の全てが後期高齢者となる令和7年に向けて、施設サービスと在宅サービスをバランス良く提供してまいります。

安心を支える福祉と医療のまち

 次に、安心を支える福祉と医療のまちについてです。

障害児施策の充実

 昨年11月、心身障害者福祉センターに開設した「障害児保育園ヘレン中村橋」では、既に9人の通園と保護者の就労が実現し、更なる充実を目指して着実に取り組んでいます。
 こども発達支援センターでは、来年4月から、職員が幼稚園や保育所等を訪問し、障害児が集団生活に馴染めるよう支援する事業を開始します。来月から事業説明会を開催します。また、「居宅訪問型児童発達支援事業」を開始します。職員が、外出困難な重度障害児の居宅を訪問し、運動機能の発達や言葉の理解を促す療育を行うもので、保護者説明会を1月に実施します。
 重度障害児への早期の療育、障害児が安心して集団の中で生活できる環境づくりなど、引き続き障害児の発達状況に応じた支援を充実してまいります。

安全・快適、みどりあふれるまち

 次に、安全・快適、みどりあふれるまちについてです。

危険ブロック塀等対策

 昨年の大阪府北部地震を契機に、道路に面した民有の塀の全てを調査しました。約5万件のブロック塀や万年塀等のうち、危険性が高く、早急に対応が必要な約1600件は、令和4年度までに、全て撤去することを目指します。このため、新たに、撤去に要する費用の助成制度を創設し、所有者を個別に訪問して、撤去を働きかけます。これに合わせて、生け垣化などを提案し、街並みのみどりを増やします。来月から事業を開始するため、本定例会において、所要の経費を補正予算として提案する予定です。

石神井公園駅南口のまちづくり

 次に、石神井公園駅南口のまちづくりについてです。
 石神井公園駅周辺は、駅北口での再開発、鉄道の連続立体交差化、都市計画道路の整備など、まちづくりが大きく進み、魅力的なまちへと変貌を続けています。
 これに引き続き、検討を進めている南口西地区の市街地再開発事業では、補助232号線の整備と建築物の共同化により、災害に強いまちとすることを目指しています。
 また、石神井庁舎の公共サービス機能を、再開発ビルへ移設し、まちの賑わいと区民の利便性を高めていきます。
 商店街通りでは、無電柱化に合わせて、地区計画制度を活用した街並み整備を進め、駅・商店街・石神井公園が一体となった、魅力あふれるまちの実現を目指します。
 これまで地域の皆様へ、市街地再開発事業及び地区計画の変更等について説明を重ねてきました。年内を目途に、都市計画素案を策定し、地域の皆様の理解を頂きながら、来年度の都市計画決定に向けて取組みを進めます。

みどりを育むムーブメント

 本年4月、「練馬区みどりの総合計画」を策定しました。区民の皆様と地域のみどりの関わりを深め、誰もが気軽に参加し、ともにみどりを守り育てるムーブメントの輪を広げていきます。
 「みどりを育む基金」をリニューアルし、対象事業の内容と事業費を明らかにして、募集を開始します。寄付者については、氏名の公表、体験機会の提供などを実施します。大規模で長期的な事業である「区民の森プロジェクト」として、「稲荷山の森」など4つのコースを設けます。短期の事業として、「ローズガーデンプロジェクト」、「中里郷土の森プロジェクト」の2つのコースを設けます。
 併せて、来年度に向けて、「みどりの区民会議」地域別分科会の活動、公園・憩いの森の区民管理の充実、人材・団体の育成などを着実に進めてまいります。

いきいきと心豊かに暮らせるまち

 次に、いきいきと心豊かに暮らせるまちについてです。

スポーツの振興

 4月に開園した練馬総合運動場公園は、みどり豊かな環境の中でスポーツを楽しめる場として、区民の皆様に親しまれています。
 7月の「親子サッカー体験教室」には、定員の10倍、2000人を超える応募があり、大勢の子どもたちが、女子サッカー元日本代表選手や現役選手から基本を学びました。
 来月には、同公園を会場として、公認記録を取得できる「陸上競技記録会」を開催します。区民の誰もが参加できる「区民体育大会」と同時開催することにより、幅広く陸上競技を楽しめる機会とします。
 また、同公園と大泉さくら運動公園は、ワールドカップに合わせて今月開催される、国際的な大学ラグビー大会の練習会場となります。迫力ある練習光景を間近にするとともに、体験イベントが開催されます。また、地元小学校の児童との交流も行われます。
 今後とも練馬区体育協会などの団体と協働し、スポーツの振興に力を注いでいきます。

生産緑地貸借制度による区民農園の整備

 区長就任以来、都市農地保全推進自治体協議会の会長として、国に出向き、農地制度や税制度の改善を働きかけてきました。この活動が実を結び、昨年9月、「都市農地の貸借の円滑化に関する法律」が施行されました。
 この法に基づく初の区民農園を向山4丁目に開設します。また、これを契機に、市民農園を廃止し、区民農園に統一します。そのため、本定例会に、条例改正案を提案しています。

世界都市農業サミット開催に向けて

 練馬区初の国際会議「世界都市農業サミット」の開催まで、残すところ3か月となりました。ニューヨーク、ロンドン、ジャカルタ、ソウル、トロントから、農業者、研究者、行政担当者が参加することが決定しました。
 3つの分科会では、「農産物の生産・流通・消費」「都市農業の多面的機能」「農地の保全・創造」の各テーマを取り上げます。
 全体シンポジウムでは、都市農業の魅力と可能性を「サミット宣言」にまとめ、世界に発信します。
 関連事業のマルシェ、ワールドフェスティバルは、平成つつじ公園とココネリに加えて、練馬駅北口デッキなどを活用して会場を拡大します。JAZZコンサートは、多くの方に楽しんで頂けるよう、練馬文化センター大ホールを会場とします。練馬大根引っこ抜き競技大会には、外国人の参加を募り、練馬の農業を世界に向けてアピールします。
 サミット本番に向けた機運醸成として、7月に、外国人記者向けプレスツアーを実施し、「新鮮な野菜を入手出来る暮らしが羨ましい」などの感想を頂きました。今月から、農業者の顔写真ポスターを区内約100か所の直売所で掲示します。区内3大学には、PR活動、 小編成楽団のイベント出演などに協力して頂きます。
 今後は、「練馬まつり」「JA東京あおば農業祭」、新たに実施する「ランタンイベント」、都主催の「東京都農業祭」などでPRします。また、区報特集号、PRアニメ、区内全駅と池袋駅などでの交通広告、サミットガイドの新聞折り込みなどを実施します。
 農業者をはじめ区民の皆様とともに、区議会のご協力を頂きながら、世界都市農業サミットの成功に向けて万全を期してまいります。

おわりに

 区長に就任して5年4か月、区役所でも、地域でも、日常的に、区民の皆様から声を掛けて頂けるようになりました。何より嬉しく思うとともに、区民の皆様の暮らしへの責任をひしひしと身に沁みて感じ、区長であることを実感する時であります。
 私たちは、区民の皆様に選ばれて今ここに在ります。特別区は、区民の皆様との距離が最も近い基礎的な自治体です。だからこそ、国や東京都では果たすことの出来ない重要な役割を担っています。
 冒頭に述べたものをはじめ、地域の現場では、町会・自治会やNPO、ボランティア団体などによる多彩な活動が広がっています。地域の課題をわが事として考え自発的に取り組む。こうした動きと連携して、区民サービスの充実を目指していく。これこそが私の目指す練馬ならではの新しい自治の創造であり、時代の要請でもあります。「参加と協働」を更に前に進め、「参加から協働へ」と深化させていきたい、そう願っています。
 
 なお、本定例会には、決算議案のほか、これまで述べたものを含め42件の議案を提案しております。また、現在、幼児教育・保育の無償化に要する経費をはじめとする補正予算の編成を進めています。本定例会に追加して提案したいと考えておりますので、併せてご審議のほど、よろしくお願いいたします。 
 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。

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区長室 秘書課 秘書担当係  組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
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