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平成29年6月 第二回定例会 区長所信表明

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  4. 平成29年6月 第二回定例会 区長所信表明

ページ番号:231-507-760

更新日:2017年6月9日

はじめに

 平成29年第二回練馬区議会定例会の開会にあたり、区政運営に対する所信の一端を申し述べ、区議会並びに区民の皆様のご理解とご協力をお願いしたいと思います。

 このたび、名誉区民の候補者として、日本の現代洋画界を代表する野見山暁治さん、代表作「あしたのジョー」で著名な漫画家ちばてつやさんを選定させて頂きました。お二人とも、区民の敬愛を受けるにふさわしい方と考えております。区議会の皆様の同意を頂いたうえで、8月1日の練馬区独立70周年記念式典において顕彰させて頂く予定であります。
 3年前、区長に就任して初めて所信を申し述べたのが、この第二回定例会でありました。このときお約束した、新しい区政の羅針盤とする「みどりの風吹くまちビジョン」を翌年の春に策定し、区独自の政策を立案・実行してまいりました。更に昨年10月「区政改革計画」を取りまとめ、新たな区政の創造に取り組んでいます。この3年間、「改革ねりま」の実現を目指して、着実に歩を進めてまいりました。
 4月には、関越自動車道高架下の施設が全面オープンしました。施設の利用は好調で、区民の皆様からも高い評価を頂いています。子どもたちが、降りしきる雨を気にすることなく、運動場に生まれ変わった高架下でスポーツに興じている姿を目の当たりにし、整備を進めてきて良かったと実感しました。地域の皆様、区議会の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。

グランドデザイン構想

 次に、グランドデザイン構想についてです。
 練馬区の発展のためには、「みどりの風吹くまちビジョン」と「区政改革計画」を実現し、更なる充実を図る必要があります。そのためには、目指す将来像を区民と共有することが不可欠です。概ね10年後から30年後の将来像を、既に検討に着手した「都市」に、「暮らし」および「区民参加と協働」を加えた、3つの分野からなるグランドデザイン構想としてお示ししたいと考えています。
 検討にあたっては、区政改革推進会議を中心に、各分野それぞれの特性に応じた検討の場を設けます。12月には素案を取りまとめ、区議会や区民の皆様のご意見を伺ったうえで、来年度に成案とする考えです。

子ども・子育て施策

 次に、子ども・子育て施策についてです。

保育所待機児童対策

 まず、保育所待機児童対策についてです。
 区では、認可施設だけを見ても、平成28年4月までの3年間で都内最多となる、3200人以上の定員増を実現するとともに、練馬区独自の幼保一元化施設である「練馬こども園」を開設しました。更に昨年度、待機児童ゼロ作戦を実施し、1000人以上、定員を拡大しました。その結果、本年4月1日現在の待機児童数は、昨年の166人から48人へと大幅に減少し、特に課題であった1歳児の待機児童数は122人から6人となり、ほぼ解消することができました。
 全体としては、16301人の供給を確保したのに対し、需要は15169人であり、供給が需要を1132人上回ることになりました。それでも待機児童が発生した要因は、地域による需要と供給のミスマッチが生じたことによるものです。
 来年度は、更なる需要の増が見込まれています。これに対応するとともに、地域による需給のミスマッチを解消することが必要になります。
 今年度の当初計画を大幅に拡大し、合計700人の定員増を図ることとします。特に地域偏在が著しくなると予想される、練馬総合福祉事務所管内を中心に、保育所等の新設で540人、保育ママの配置で30人、区立幼稚園を活用した、バス送迎による3歳児 1年保育で80人などの、定員増を実施する考えです。
 かねて申し上げてきたように、本来、待機児童対策をはじめとする子育ての支援は、自治体の保育行政だけでなく、育児休業などの労働政策や児童手当などを含めた、総合的な政策として国が取り組むべきものです。また、幼稚園を活用した、幼保一元化の実現も不可欠です。区としては、こうした抜本的な対策を講じるよう今後も国に強く求めながら、引き続き待機児童の解消を目指してまいります。

放課後の居場所づくり

 次に、放課後の居場所づくりについてです。
 本年4月に、学童クラブの受入れ人数を266人増やしましたが、待機児童数は340人という結果になりました。
 今後も更に需要の増大が見込まれることから、待機児童の多い小学校を優先して「ねりっこクラブ」を設置し、更に民間学童保育施設の誘致を積極的に進めます。
 また、児童が放課後や夏休みを安全に過ごせるよう、学校応援団ひろば事業の実施日数の増に向けた働きかけを進めてまいります。
 本定例会には、「ねりっこクラブ」の増設および、学童クラブの委託による時間延長に伴う条例改正案を提出しています。

高齢者施策の充実

 次に、高齢者施策の充実についてです。

「第七期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」の策定

 まず、計画の策定についてです。
 高齢者が、住み慣れた地域で、安心して暮らし続けるためには、団塊の世代の全てが後期高齢者となる平成37年までに、地域包括ケアシステムを確立する必要があります。今年度、「第七期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」を策定します。計画期間は、平成30年度からの3か年ですが、平成37年までに必要となる施設・サービスの需要などを、高齢者基礎調査や人口予測などを基に推計し、今後の具体的な取組を明らかにする方針です。
 特別養護老人ホームなどの施設整備や24時間の訪問介護看護サービス、区独自の施策である街かどケアカフェやひとり暮らし高齢者への訪問支援など、多様な取組を、平成37年に向けて計画的に充実・強化していきます。
 元気高齢者から重度の要介護高齢者に至る各段階に応じて、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的・継続的に提供される、地域包括ケアシステムを分かりやすくお示ししたいと考えています。
 12月に素案を公表し、区議会や区民の皆様のご意見を頂いたうえで、年度内に成案とします。

高野台運動場用地における病院と福祉園の整備

 次に、高野台運動場用地における病院と福祉園の整備についてです。
 高野台運動場は、三方が住宅に囲まれた敷地に野球場と庭球場が併設されています。野球場は狭小で、庭球場も施設が老朽化しており、いずれも十分な環境とは言えません。
 一方で、高齢化の進展に伴い、増大する医療需要への対応を迫られていますが、病院の誘致には、まとまった用地が必要であります。そこで、高野台運動場を廃止し、地域包括ケアシステムに必要な、回復期、慢性期の機能を有する病院を誘致します。平成33年度の開設を目指し、今年度内に事業者を選定します。また、石神井町福祉園を移転して定員を拡大するほか、既存の防災備蓄倉庫を改築して拡張し、備蓄物資を充実します。
 本定例会には、高野台運動場の廃止に関する条例改正案を提出しています。

空家等対策の推進

 次に、空家等対策の推進についてです。
 平成27年度に「空き家等実態調査」を実施しました。調査に基づいて、空家といわゆるごみ屋敷を対象とした「空き家等対策計画素案」を策定し、区議会や区民の皆様のご意見を伺ったうえで、本年2月に成案としました。現在、区は、この計画に基づき、専門家団体と連携した相談事業を実施するとともに、空家所有者等を対象とした啓発や情報提供に努めています。
 本定例会では、新たに「練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例」を提案し、ご審議をお願いしています。
 条例案では、まず、倒壊の危険があるなど、周辺の生活環境に悪影響を及ぼしている空家について、特別措置法に定める措置等を進める具体的な手続きや、緊急時における区独自の応急措置を規定しています。いわゆるごみ屋敷については、区独自に、立ち入り調査や勧告、命令、代執行などの措置と、緊急時の応急措置を定めるものです。
 今後は、条例や計画に基づいて、所有者等への支援や指導を強化し、適切な措置を実施することで、良好な生活環境の確保に取り組んでまいります。

シェアサイクル社会実験の実施

 次に、シェアサイクル社会実験の実施についてです。
 シェアサイクルは、複数のサイクルポートを設置し、いつでもどこのポートでも、自転車の貸出・返却ができる、レンタサイクルシステムです。10月から2つのエリアで、社会実験を始めます。
 「光が丘」地区は、コンパクトに都市機能が集積された住宅地であり、通勤・通学や日常の買い物に便利に使えるよう、ポートを配置します。「大泉・石神井・上石神井」地区は、公園などのみどりや文化施設など「ねりまの魅力」を体感できるよう、分散してポートを配置します。合計で200台の電動アシスト付き自転車と、20か所程度のポートの設置を予定しています。
 この社会実験により、区内での利用動向、ポートの配置など、シェアサイクル事業の費用対効果、事業の継続性を検証してまいります。

おわりに

 過日、公益財団法人アイメイト協会を訪れ、アイマスクを着けて、盲導犬の利用を体験するとともに、訓練スタッフと意見を交換しました。この協会は、区内で永く盲導犬の訓練に取り組んできた団体です。昭和32年に、日本初の国産盲導犬を送り出して以来、我が国最大の実績をあげており、創設者の塩屋賢一さんは「盲導犬の父」と呼ばれています。視覚障害者の自立生活を支えるうえで、かけがえの無い存在であり、区庁舎を実践的な訓練の場として提供するなど、新たな支援を行っていく考えです。
 区長就任以来、地域に根差した自発的な活動に取り組む、多くの区民の方々と交流してまいりました。
 区内には様々な分野で、広く知られることなく、地道で主体的に活動しているグループが、数多く存在します。こうした皆様の活動が活発になることによって、練馬の自治はより確かなものとなる、と確信しています。

 なお、本定例会には、「練馬区特別区税条例の一部を改正する条例」など28件の議案を提出しております。よろしくご審議のほどお願いいたします。

 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。

お問い合わせ

区長室 秘書課 秘書担当係  組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
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