区内で特殊詐欺が多発しています

警察官を装って、「あなたの口座（電話番号）が犯罪に使われ、事件の容疑者になっている」「協力しないとあなたも逮捕される」などと言って不安をあおり、示談金や口座の調査という名目でお金をだまし取る詐欺の手口が急増しています。
警視庁捜査二課や遠方の警察署の警察官を名乗り、取り調べのためと言ってビデオ通話に誘導してニセの警察手帳や逮捕状を示し、本物の警察官であると信じ込ませます。

警察官がSNSやビデオ通話を使って、連絡を取ったり、警察手帳や逮捕状の画像を送ることは絶対にありません！

NTTなどの通信事業者や総務省を騙る音声ガイダンスにより、「未払いの料金があり、この電話は2時間後に停止されます」「心当たりのない方は、〇番を押してください」などと言ってオペレーターに誘導し、個人情報を聞き出したり、お金をだまし取る詐欺の手口が急増しています。
また、通信業者を装ったメール（SMS）により、不審サイトへ誘導したりプリペイドカード等の電子マネーを要求するケースも増えています。

身に覚えのない電話に応対したり、不審なサイトへはアクセスしないようにしてください！

区役所や税務署の職員を装って「過去の医療費の累積還付金があります」「申請期限が過ぎているので、すぐに手続きをしてください」などと言って、還付金の手続きを装い、ATMの操作を指示して犯人の口座に振り込ませます。
ATMでお金は戻りません！
相手の部署や氏名を確認したうえで、すぐに電話を切り、警察へご相談ください。

インターネットを利用中に突然、「ウイルス感染した」などと、偽の警告画面を表示させ、不安をあおり、警告画面上の電話番号に電話をかけさせ、相手方が遠隔操作プログラムのインストールを指示し、遠隔操作によるウイルス除去等のサポートを装い、その費用名目に現金振り込みや電子マネーの購入などを要求し、金銭等をだまし取ります。

表示されている電話番号に電話をかけたり、犯人側が要求するソフトのダウンロードやインストールをしないでください。
警告画面が消せない場合は、強制終了するかパソコンを再起動してください。

犯人からの電話に出てしまうと、言葉巧みに誘導され、お金をだまし取られてしまいます。
詐欺の被害にあわないための対策として、「犯人からの電話に出ない」ことが重要です。

固定電話に接続すると、呼び出し音が鳴る前に、電話の発信者に警告メッセージが流れ、通話内容を録音します。詐欺の犯人は録音されることを嫌がり電話を切るため、電話に出ずに被害を防止することができます。

• 区内にお住まいの65歳以上の方がいる世帯を対象に無償で貸出を行っています。（1世帯につき1台まで、過去に東京都や区、警察署から貸与を受けた世帯は除く）
• 貸出場所：地域包括支援センター・消費生活センター・警察署

自宅の固定電話を在宅中も常に留守番電話に設定し、相手の名前や要件を確認して、必要な電話のみ折り返すようにしてください。