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麻しん(はしか)に注意しましょう

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  5. 麻しん(はしか)に注意しましょう

ページ番号:563-652-543

更新日:2024年4月1日

麻しんとは

 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で、一般に「はしか」と呼ばれることもあります。
 感染後10日前後に、38℃程度の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が2日から4日続き、その後39℃以上の高熱と共に発疹が出現します。
 特別な治療法はなく、症状を軽くするための治療がなされ、合併症がなければ7日から10日で回復します。
 麻しんの合併症には、肺炎や脳炎、中耳炎、クループ(喉頭の炎症で、喘鳴や呼吸困難を伴うことがあります)、心筋炎などがあります。合併症も同時にかかってしまった場合には、抗菌剤を投与する必要があります。先進国においては、滅多に死亡することはありませんが、まれに肺炎や脳炎で死亡することがあります。
 感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染と、あらゆる経路で感染します。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%が発症します。

 予防には予防接種が有効です。定期予防接種対象年齢の方は、予防接種を受けましょう。

国内における発生状況(令和6年3月18日追加)

 麻しんについては、現在、海外における流行が報告されており、今般、国内においても、海外からの輸入症例を契機とした国内における感染が報告されています。今後、更なる輸入症例や国内における感染が増加することが懸念されます。


海外へ渡航予定のある方

 特に海外へ旅行する予定がある方は厚生労働省が提供する情報を確認してください。
 
 

 海外滞在中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し、帰国することができるように、海外で注意すべき感染症とその予防対策に関する情報です。

外部サイトへリンク 新規ウィンドウで開きます。

予防について

 麻しんは、感染力が極めて強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみでは十分な予防ができません。
 有効な予防方法は、あらかじめ麻しんのワクチンを接種し免疫を獲得しておくことです。

  • 定期接種(1歳児、小学校就学前1年間の計2回)のタイミングで必ず予防接種を受けましょう。定められた期間内に接種する場合は、費用の自己負担はありません。
  • 定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、り患歴や予防接種歴が明らかでない場合には、かかりつけの医師に相談し、予防接種を検討してください。

医療機関で受診の際には

 麻しん患者との接触が明らかで、麻しんが強く疑われる症状(発熱、咳、鼻水、涙、発疹)が現れている場合は、事前に医療機関に電話連絡のうえ、受診時間を確認し、マスクを着用して受診してください。

関連情報

お問い合わせ

健康部 保健予防課 感染症対策担当係  組織詳細へ
電話:03-5984-4671(直通)  ファクス:03-3993-6553
この担当課にメールを送る

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