【平成27年8月11日】5階の窓から（ねりま区報8月11日号掲載）

　30年来の習慣で、時間が出来るとジョギングを楽しみます。光が丘の森が大半ながら、時には住宅地を走り、花の季節には石神井公園まで足を延ばしたりします。練馬の街の美しさを噛み締めながら走るのですが、否応なくインフラの不十分さも目に入ってきます。
　少しずつ農地や緑地が減る一方で、救急車や消防車が入れない狭隘な道路は整備が進まず、公共交通空白地域も残されています。市民生活を支えるべきインフラの不十分さが練馬の大きな弱点となっているのです。　
　区長に就任して1年、福祉や医療などのソフトも含め、インフラの拡充に努めてきました。4月に成立した都市農業振興基本法は、都内38自治体の先頭に立って国へ働きかけてきた努力が実ったものです。農地については、国家戦略特区の創設も提案し、東京都の積極的な同意を得ました。
　大江戸線の延伸は、都の広域交通ネットワーク計画で、37路線中優先して整備すべき5路線の一つに位置付けることが出来ました。大きな前進です。
　引き続き「改革ねりま」の具体化に全力を傾けてまいります。区民の皆様のお力添えを心からお願い申し上げます。