【平成28年8月1日】5階の窓から（ねりま区報8月1日号掲載）

　練馬区が誕生して来年で70年、草深い畑作地帯だった町は、人口72万の大都市へと変貌を遂げました。自主自立の気概に富む先人が、分離独立の道を選び、営々と努力してきたからです。それを片時も忘れてはならない、肝に銘じています。
　ただ、練馬区の未来は未だこれからです。写真が示すように発展が急激であっただけに、鉄道や道路などのインフラ整備が不十分なまま都市化が進みました。大きなハンデですが、見方を変えればチャンスでもあります。後れたからこそ、豊かなみどりや農地が残り、地域の絆も生きています。人口も増え続けています。「後なる者が先になる」、得難いチャンスが、我々の練馬区に訪れているのです。
　既に23区の中で、子育てしやすい区のトップに、家族と住みたい区の2位に選ばれています。みどりと農業は勿論断トツです。新たなスタートのポジションとしては申し分が無い。都市インフラの整備など、これからが頑張り時です。微力ながら、区民の皆様とともに我も石一つ積まむ。独立70周年を前に、心に固く誓っています。

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