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【令和7年6月1日】5階の窓から(ねりま区報6月1日号掲載)

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  5. 【令和7年6月1日】5階の窓から(ねりま区報6月1日号掲載)

ページ番号:262-126-435

更新日:2025年6月1日

 米国のトランプ大統領が就任して半年、世界は今、戸惑いの渦中にあります。あの偉大だった米国は何処へ行ったのか、信じられないのです。
 二十世紀以降の世界史をリードしてきたのは米国でした。経済的軍事的に強大だっただけでなく、豊かな市民生活、科学、技術、文化など様々な面で世界の憧れでした。それだけではありません。
 多数派のワスプ(白人、アングロサクソン、プロテスタント)は、厳格なモラルと規律、社会的責任感に優れ、自由と平等は世界の被圧迫民の希望でした。我々日本人も、悔しいけれど日本の敗戦は必然だったと納得するしかない、それだけの人類史的価値を体現していました。
 それがどうでしょう、今やモラルはゼロからマイナスへ転落、中国並みに自国ファーストに終始、閣議はトランプ礼賛で、北朝鮮の金正恩礼賛と同レベルだと英国誌に揶揄される始末です。
 リンカン、ルーズベルト、ケネディのアメリカは何処へ行ったのか。なかでも、リンカンとの落差は目を覆います。南北の内戦を、奴隷解放が目的だと位置づけたのはリンカンでした。当時は北部でも、奴隷解放を戦争目的とすることに反対が多く、ニューヨークでは黒人虐殺の暴動が起きたくらいでした。死者だけで65万人に達した凄惨な戦いに厭戦気分も高く、南部が連邦に帰属さえすれば全てを許そうという雰囲気も根強かったのです。
 それをリンカンは、独立宣言に立ち戻り「すべての人間は自由かつ平等に造られている」と、奴隷解放宣言を発して戦い抜き、世界の民主主義の土台としました。些細な理由で途上国留学生を強制送還している現状を見たら、リンカンは何と言うでしょうか。
 私は一自治体の首長に過ぎませんが、自治に生きる者として、リンカン民主主義の系譜に連なる者でありたい。心から願っています。

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