【令和7年4月21日】5階の窓から(ねりま区報4月21日号掲載)
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更新日:2025年4月21日
練馬区長 前川 燿男
先月、区議会で令和七年度練馬区予算を可決して頂きました。今回の予算には、私の永い公務員人生でも一際感慨が深い福祉サービスを三つ計上しています。
一つは「ねりま羽ばたく若者応援プロジェクト」です。若い日養護施設で子どもたちと取っ組み合って遊び、日本で初めて養子縁組を目的としない里親制度を創設した、私の歩みの一つの到達点です。永い児童養護の盟友で、私が最も信頼し敬愛する里親の坂本洋子さんから、「都立練馬児童相談所の開設がこの事業に繋がった。都で力強く児童養護を推進した区長の集大成だ、感動した」との言葉を頂きました。
二つ目は、三原台二丁目に整備する医療的ケアにも対応した重度障害者地域生活支援拠点です。私は若い頃から、障害者の皆さんが身近な地域で家族と生き生きと暮らせる社会を築くことが夢でした。全国重症心身障害児者を守る会の安部井会長は「親子共に練馬区で暮らし続けられる希望が出来た」と涙を流して下さいました。
三つ目は、困難な問題を抱える女性への支援の強化です。私は、福祉行政に従事し始めた時から、日本にはひとり親家庭への偏見があるのではないか、支援が極めて不十分だと考えていました。そこで、区長就任以来、力を入れて取り組んできました。今回の支援はその取組を更に前に進めるものです。全国女性自立支援施設等連絡協議会の横田前会長は、「私たちの永年の思いが形となり、ここ練馬区で始まることに感動を覚えている、支援の輪が全国に広がることを願っている」と期待を寄せて下さいました。
こうした皆さんのお言葉が、私の人生にとって最大の誉れであり、誇りです。
これらの事業は全て、住民の皆様との協働の賜物です。引き続き皆様と手を携え、更に進化した福祉の練馬区モデルを目指して進みたい。固く決意しています。


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