HPV(ヒトパピローマウイルス)男性
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更新日:2024年3月27日
令和6年4月1日から男性へのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの接種費用を助成します。
男性へのHPVワクチン接種は、予防接種法に基づかない任意の予防接種であり、ご本人の希望により接種を受けるものです。接種を受けるかどうかは、接種医と相談し、その効果とリスクを理解した上で、ご判断ください。
HPV(ヒトパピローマウイルス)について
HPVは、主に性交渉によって感染するウイルスです。性交渉を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。
男性のHPVワクチン接種の有効性
男性がHPVワクチンを接種することで、HPVが原因となる中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの予防に効果が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染症から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。
助成対象者と回数、金額
1 助成対象者
接種日現在、練馬区に住民登録があり、小学校6年生(12歳となる日の属する年度の4月1日)~高校1年生相当(16歳となる日の属する年度の3月31日)の男性
令和6年度は、平成20年4月2日から平成25年4月1日までに生まれた男性の方
2 回数
最大3回接種分まで
3 助成額
全額
ワクチンの種類
組換え沈降4価HPVワクチン(ガーダシル)
※男性への接種は、組換え沈降4価HPVワクチン(ガーダシル)以外は、助成の対象外です。
予診票の送付について
予防接種を受ける場所
1 練馬区の協力医療機関で受けてください。
2 「予防接種協力医療機関一覧表」にない区内医療機関で接種をご希望の方は、医療機関に練馬区の予防接種
協力医療機関であるかをお問合せください。
医療機関一覧は、以下のリンク先をご覧ください。
3 やむを得ない理由等により、協力医療機関で接種できない場合は、償還払いを行います。保健予防課にお問合
せください。
次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません。
1 接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくな
り、全額自己負担となります。ご注意ください。)
2 予診票の有効期限(接種期限)を過ぎて接種を受けた場合
3 「【任意・男性】HPVワクチン 接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合
注記:練馬区内で引越し(転居)をした場合、新しい住所が記載された予診票が必要になります。転居の手続き後、予診票の再発行の手続きをしてください。旧住所が記載されている予診票の場合、接種、助成を受けられない場合があります。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください
予防接種を受ける前の注意
1 HPVワクチンの接種について、このページをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
2 予防接種はお子さんの体調が良いときに受けるのが原則です。
3 日頃から保護者の方は、お子さんの体質、体調など健康状態によく気を配ってください。
4 気にかかることやわからないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師などにご相談してください。
予診票は、接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるお子さんの保護者が責任を持って記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
接種間隔
組換え沈降4価HPVワクチン(ガーダシル)
●対象となるウイルスのタイプ:4価 HPV16型、18型 高リスク型(発癌性)、6型、11型 低リスク型(非発癌性)尖圭コンジローマ
●日本での発売日:平成23(2011)年12月
予防接種を受けることができない方
1 接種を受ける時、体温が37.5度以上ある方
2 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(注記1)
3 HPVワクチンの接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな方(注記2)
4 その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
注記1:急性で重症な病気にかかっているお子さんは、その後病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
注記2:アナフィラキシーというのは、通常接種を受けた後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさんでる、顔が腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはならない方
次の理由で、医療機関に通院中の方は、主治医のいる医療機関で接種を受けてください。
なお、主治医のいる医療機関以外で接種を受ける場合は、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、診察の際にご相談ください。
1 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発達障害などで治療おや指導を受けている方。
2 接種を受けた後、2日以内に発熱や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常が見られた方
3 今までに、ひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
4 過去に、免疫不全と診断がなされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
5 HPVワクチンに含まれる成分で、アレルギーを起こすおそれがある方
接種時に持参するもの
1 必ず持参するもの
・「【任意・男性】HPVワクチン 接種予診票」(事前に必要事項をご記入ください)
・氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(健康保険証など)
・母子健康手帳(母子手帳) 接種歴・接種間隔の確認のため、お手元にある場合は必ず持参してください。
2 任意で持参するもの
・郵送された「【任意】HPV男性任意予防接種のお知らせ」
以下の書類は必要な方のみ、持参してください。
1 「同意書(13歳以上16歳未満対象)」(13歳以上16歳未満のお子さんが保護者などの同伴なしで接種を受ける
場合、保護者が記入した「同意書」の提出が必要になります。)
2 委任状(保護者以外の方が同伴者となる場合には、保護者が記入した「委任状」の提出が必要になります。)
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
接種を受けた後の注意
1 接種を受けた後、移動する際は、保護者または医療従事者が付き添い転倒に気を付けましょう。
2 接種を受けた後はすぐに帰宅せず、30分程度は医療機関内で安静にし、(アナフィラキシー等の急な副反応はこの
間に起こることがあります。)医師とすぐ連絡をとれるようにしておきましょう。
3 接種を受けた後、接種部位の異常な反応(例:腫れが次第に上腕全体に広がってきた、痛みがさらに強くなってきた
など)や体調の変化があった場合は、すみやかに医師の診察を受けましょう。
4 接種を受けた後、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
5 接種を受けた部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめま
しょう。
6 当日は、はげしい運動は避けましょう。
副反応(予防接種によって起きる副作用)
通常みられる局所の副反応として、接種を受けた局所が赤くなったり、腫れたり、ずきずき痛んだり、しこりや発しんができたりすることがあります。また、軽度の発熱、倦怠感などの全身反応がみられることがあります。
接種を受けた後に血管迷走神経反射として失神があらわれることがあるので、失神による転倒などを防止するため、接種を受けた後の移動の際は、保護者または医療従事者が腕を持つなどして付き添うようにし、30分程度、体重を預けれらるような場所(背もたれのあるソファなど)で座らせるなどした上で、なるべく立ち上がらないように指導して、様子を見る必要があります。
まれに起こる重い副反応としては、下記のとおりです。
アナフィラキシー
呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー
ギラン・バレー症候群
両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気
急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
頭痛、嘔吐(おうと)、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気
厚生労働省(ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について)(外部サイト)
予防接種による健康被害と救済制度
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種による副反応および健康被害と救済制度
東京都保健医療局(HPVワクチンの男性への接種について)(外部サイト)
厚生労働省(ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~)(外部サイト)
国立感染症研究所(HPVワクチンに関するWHOポジションペーパー 2017)(外部サイト)
お問い合わせ
健康部 保健予防課 予防接種係
組織詳細へ
電話:03-5984-2484(直通)
ファクス:03-3993-6553
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