平成29年8月28日 第16回区長とともに練馬の未来を語る会(町会連合会支部会第16支部)
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更新日:2017年10月2日
「町会連合会支部会第16支部」の皆様と懇談しました
懇談の様子
練馬区町会連合会は、「各地域自治組織の発展と相互の連絡調整を図り、区民の生活の向上と福祉の増進に寄与すること」を目的とした区内町会・自治会の連合組織です。平成29年4月現在、区内町会・自治会250団体のうち約220団体が加盟しています。
平成21年度から、区内を17地域に分け、それぞれの地域に支部組織を設けています。支部ごとに情報交換等を行い、各町会・自治会が地域の課題解決に向けて取り組んでいます。
今回は、南大泉地域集会所において、第16支部(南大泉、西大泉、西大泉町)を構成する町会・自治会の代表16名の皆様から、町会・自治会の運営等に関わるご意見、ご提案をいただきました。
【主なご意見・ご提案】
- 町会連合会では、不動産業を営む団体と、町会・自治会への加入促進に関する協定締結に向けて、検討を進めている。
- 事業者が宅地開発をする際、町会に相談に来ていただいているので、入居のタイミングに合わせてきちんと説明をしている。19戸中、16戸が加入した例がある。子どものいる家庭は比較的加入していただけるが、高齢者世帯は難しい。時間が経つと加入してくれないのでタイミングが大切である。
- 南大泉1丁目で23戸の分譲住宅が開発されている。業者に、町会の一年間の活動内容の資料を渡して、契約後に案内してもらうようにお願いしている。町会に加入していただくには、とにかく足を運ばなければならない。
- 気がついた時には集合住宅ができていた。1~2年経つと加入してもらえない。
- 町会でお花見を行い、親にはお酒を振る舞い、子どもにはお菓子をあげるなどして加入促進に取り組んでいる。お花見後には、子どものいる多くの家庭に加入していただいている。現役世代なので、なかなか役員にはなってもらえないが、イベントなどの際には手伝っていただいている。
- 理事、役員のなり手はなかなかいない。イベントや夜警の人員を、「お助け隊」として募集している。協力してくれる方に役員もお願いしている。
- 会長になって6か月が経った。理事は自分を入れて9人であるが、理事のなり手がなかなか見つからない。地域福祉パワーアップカレッジねりまの講義で地域の課題について取り上げてもらいたい。町会スタッフの一員となるように区でもPRしてほしい。
- 現在、町会の加入率は28%くらいである。どうやって維持していくべきなのか。一方、ひとり暮らし高齢者にどう対応するのかといった課題もある。
- 当町会においても、区が作成した要援護者名簿を3、4年前から預かっている。要援護者数は開始当初よりかなり増え、現在も増え続けている。我が町会は330世帯で、加入率は94%。役員25名、班長25名で計50名いるが、自分のような高齢者が多いため、チームを組んで月1回、回るのは困難な状況である。隣近所の関係ができていればよいが、町会未加入者とのコミュニケーションも取れていない。
- 回覧板は安否確認のツールとなっている。通常4~5日で回るが、7~8日かかった場合にはおかしいと気づくことができ、声かけにもつながる。そのつながりが大事であり、効果も出ている。
- 以前から、向こう三軒両隣の付き合い、災害があったときに自分たちの地域は自分たちで守るという意識を地域で共有している。メリットのあるなしは別問題である。PTAの会合があった時には、お母さんたちに町会活動への参加をお願いしている。いろいろと声をかけていくしかない。
- 小学校での地区祭が加入促進のチャンスである。
- 災害時に備えて備蓄をするように呼びかけている。避難拠点のみでは不十分なのでコンビニ、スーパーからの供給体制が必要と考える。24時間営業のコンビニなどからのバックアップを求める。
- 南大泉1丁目町会では、町会情報をインターネットで公開している。
- ネットのいいところはいろいろな情報を掲載でき、ダウンロードもできる点である。
- 協働推進課が若い人にも見てもらえるようなホームページを立ち上げてくれた。
- ある自治体では、貧困家庭の子どもに対して、有償ボランティアによる学習支援に取り組んでいる。区でもできたらいいと思う。最近は格差社会である。負の連鎖を断ち切れるように、貧困家庭の子どもたちを支援してほしい。
- 以前から空き家を活用した高齢者の集いの場を設けるように提案してきたが、7月にケアカフェを開設してもらって感謝している。
- 今年はやぶ蚊による感染症が問題にならなかったが、今後発生する可能性はある。横浜市では、雨水が溜まるところにボウフラが発生しているが、成虫にならない薬剤の散布をしてやぶ蚊対策をしている。区内で散布しているところをみたことがない。1回撒けば1か月は効果があるので、学校、幼稚園、公園周辺に薬剤を撒いてもらいたい。
- 保谷駅南口のエスカレーターで事故があり、昨年の7月から、朝の6時から9時まで動いていないため、屋根のない狭い階段を利用している。西東京市の区域内に設置してあり、以前練馬区長と西東京市長と意見交換をしてもらったことがある。区と西東京市が手を組まないとまちづくりは進んでいかない。
- 西大泉5・6丁目は公共交通空白地域である。放射7号線と主要区道67号線の進捗状況を教えてほしい。保谷駅や、みどりバスのバス停まで行くのが厳しい人は多い。道路とバスの整備をぜひお願いしたい。
- 南大泉地域は農地が多いが、地域となかなか一体にならないため、「農地をまちづくりに組み込んでいくべき」と提言した。先進国では都市農業の例はないが、東南アジアの国々も同じような問題を抱えている。農水省から「法改正により農地へのレストランの設置を可能にした」と聞いているが、用途変更部分については相続税の猶予が受けられないので、レストランを開く農家はないだろうというのが一般的な見方である。2019年には、練馬区で世界都市農業サミットも開催される。土日だけでもキッチンカーを入れて営業する方式であれば、大きな法律改正は必要ないと思う。さらに、そうした方式をインターネットに掲載できれば、商売をする者が増え、街並みが変わり、街も発展すると思うので、国交省に働きかけてほしい。
- 公園は、ご近所とのコミュニケーションを図る場所であり、地域の見守りにもつながるので、高齢者や子どもたちが集い、雨宿りができる東屋や椅子を作ってほしい。屋根だけであれば、建築基準法も緩和されていると思う。
- 地域には公園はいくつかあるが、雨宿りできる公園はない。また、公園にはトイレもない。
- (公財)日本公衆電話会に所属しており、区民防災課に依頼されて、学校等で生徒に災害時伝言ダイヤルの設置の仕方、かけ方などを指導している。各学校にはプッシュ式回線の特設公衆電話が入っており、問題はないが、区役所本庁舎7階の防災センターの回線はダイヤル式のため、マニュアル通りに操作ができない。本庁舎7階の防災センターにおいても、プッシュ式電話回線に変えてほしい。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
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区長室 広聴広報課 広聴担当係
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