健康・福祉分科会(第9回) 会議要録
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ページ番号:577-504-187
更新日:2010年2月1日
1 日時
平成12年2月21日(月曜) 午後6時30分~8時30分
2 場所
練馬区役所 本庁舎5階 庁議室
3 出席者
委員5名 臼井委員長、神田副委員長、安部井委員、冷水委員(水野委員 欠席)
(区側出席)長期総合計画担当課長、保健福祉部計画課長
(傍聴者)なし
4 内容(議題)
1.健康・福祉分科会の懇談会への報告まとめ・たたき台について
- 1.子ども分野
- 2.健康づくり分野
2.健康・福祉分科会の懇談会への報告まとめ(案)について
- 1.高齢者分野
- 2.障害者分野
3.その他
- 1.今後の予定について
5 配布資料
(1)健康・福祉分科会の懇談会への報告案たたき台
- 高齢者分野
- 障害者分野
- 子ども分野
- 健康づくり分野
6 会議の概要
委員長
第9回の健康・福祉分科会を開催する。資料も目を通されているのですぐに始めたい。子どもの分野から始めたい。
◆総合的・計画的な子ども家庭支援施策推進のために
委員
「今後とも子育ては家庭が子育ての第一義的責任を負うのは」は、いきなり始まる印象がある。「子育てについては」と補いたい。
委員
「子どもと家庭を一体として捉え」というのは、結婚の問題や女性の就労、家庭のあり方、夫婦のあり方を総合的に捉えることが大切であるということを発言したのであって、家庭だけをとりあげるのは古い考え方につながってしまう。狭く捉えていてはだめではないか。
長期計画担当課長
今の発言の趣旨は、べつの部分に盛り込まれているので表現を工夫したい。
委員
「子どもを若き一人の権利主体」は、「若き」はいらないと思う。「自分の意見を言う機会を求めていると言われている。」は、間接話法であり言いきりでもよい。
委員
「生む」と「産む」の使い分けが必要ではないか。
委員
それぞれの課題のテーマの表現にルールがあってもよい。「〇〇について」ではなく、方向性を出すのであれば、「ために」などと工夫されたい。
◆育児と仕事の両立を支援していくために
委員
「上乗せサービス、横だしサービス」の表現は、「現在の女性は育児の重要性を認識しつつ、自己実現の可能性を模索している。働きつづけるためには一定範囲内の保育サービスも受けなければならない。質のよいサービスを提供することにより、応益負担の考え方も受け入れられる。」という内容に変えてほしい。
委員
「両親」という考え方を強く出していきたい。慎重に扱う必要がある。両親が子育てにあたるのを支援するのが本筋である。育児休暇を取りやすくする。また、学習を充実する方向を入れていく必要がある。男女共同参画が進まないから、父親の育児参加が進まないということである。「女性の社会進出は、環境整備を図ればよいといういうものではない」という表現はどうか。
委員
少子化への対応は、総合的に対応していくということであり、具体的にないのであれば、削除か総論で総合的に対応していくということを記載すればよい。
委員
少子化への対応は、どうしても個別対応になりがちである。総合的にやっていくべきである。
委員
「公平性や公正性」の意味は何か。
長期計画担当課長
在宅の世帯と働いている世帯との違いの面からのことが含まれている。
委員
一般的には理解できない。
委員
年末年始の保育などは少し部分的である。病後児保育など日常的なものを例にあげたほうがよい。
長期計画担当課長
「例えば」以下を削除したい。
委員
「働いている子育て家庭」という言い方は、おかしい。「父母が働いている」と補う必要がある。
委員
「公平性や公正性」の部分は、「総合的な広範な対応が必要である」と修正して行く方向がよい。
◆子育て家庭支援のために
委員
「家庭だけを非難するのはあたらない」は、時代が変わって、みんなが家庭の子育てを支え合おうということである。「家庭だけで子育てをすることは難しい時代となっていることを認識すべきである」ということの表現をすればよいのではないか。
委員
「3歳児神話」は問題なのか。
委員
まだ残っていて、3歳児までは母親が家庭で育てなければと言われている。日本には母親をというイメージが強い。表現をやわらげてほしい。
委員
「必要がある」「必要と考える」と表現がダブっている。修正をしてほしい。
委員
レスパイトはわかりづらい。日本語の表現とされたい。
委員
子育てが母親に全面的に負わされていることがストレスとなっていることが問題ということを表記してほしい。
委員
内容は、区民の誰が読んでもわかりやすいものとしてほしい。
◆子どもの権利養護について
委員
母親だけでなく、父親の虐待もある。母親と限定してほしくない。修正してほしい。子どもは、どういう場所に相談する場所や相談電話があるかを知らなければ、虐待の防止も進まない。子どもへの教育や情報提供の視点が抜けている。
委員
「虐待にはいろいろな背景がある」という部分は、10年後に向けた提言ではない。この部分は不要である。
委員
子育てのアドバイスや悩みを聞く体制を組めば、虐待までいかないとの部分は、早期発見のためには、子どもが訴えることができる仕組みと親へのアドバイスや相談を両面から支援すべきというように変えてほしい。
◆中高生の居場所確保のために
委員
話言葉が多い。もう少し格調高く記載してほしい。
委員
中高生の居場所確保だけでなく、地域の参画という部分がでてくるとよい。
委員
中高生が参画して子育てが可能となる地域づくりという表現は、説明不足ではないか。文章を整理する必要がある。
委員
「場」という表現は分かりにくい。機会や空間、関係づくりなどと言い換える必要がある。
委員
居場所づくりへの若い人たちの意見は、与えられた場所・施設というよりも彼らが望んでいる施設、参画して意見を入れていくという方向が望ましい。
委員
杉並区で中高生の意見を尊重し、施設建設から運営にも参画した中高校生センターをつくっている。そういうような施設を練馬区でも展開していくべきである。
◆子育てを社会で支えるために
委員
「子育て支援は、家庭や家族像の将来像を示していくことである」は、みんなで地域で考えていこうということである。ここで定義することではない。
委員
「結婚は夢がある」という表現は、今の時代にふさわしいかどうか。
委員
「昔に回帰することがよいこととは言えないが」という表現は、ここでは不要な表現である。
委員
企業経営者の理解については、育児休業制度などを加えていくべきである。
委員
子育てにお金がかかることについては、公平性などを考えると「子育てにお金がかからないように行政として一定の減免措置や助成制度も考える必要がある」と修正してほしい。
委員
子育てにお金がかかることが問題であり、それを前提にしていくのはどうか。
委員
「地域に開かれている施設であるのにバリアフリー対応となっていない」は提言ではないのでここでは削除すべきである。
委員
社会全体の課題として教育に対する考え方を出しているが、大きな課題である。子育てと教育にお金がかかりすぎるということが、子どもの育ちにとって大事なことか根本的に考える必要がある。
◆いじめ・不登校への対応のために
委員
「教育に対する考え方を変える必要がある」は、表現の工夫がいる。教育にお金がかかり過ぎる。子どもの育ちにとって大事なことは何かを考え直す必要があるというように変える必要がある。
委員
ここのテーマは、修正によって(1)育児休業、(2)教育のあり方、(3)減免制度の各項目が残ることになる。委員 テーマは、教育・文化の分野も関連する。
委員
「学校以前のもっと前から芽がある」は、限定されてしまう。
委員
10年間でいじめ・不登校をなくしていくには、この表現ではズレがある。家庭教育が大きく関係する。行政がどうそれをサポートしていくかである。
委員
学校の問題や家庭の問題が出ていない。学校や家庭でできないところを地域で対応していくことが必要である。
委員
児童から不信感をもたれるような教師の事例も見聞している。
長期計画担当課長
教育分科会でも教職員の資質向上のための研修の提言はいただいている。
委員
この分科会では、学校の問題は他分科会に論議を任せるため、ふれないということを明示しておく必要がある。
委員
政策がない。ひとつでも具体的なものがほしい。地域重視の中身をはっきり出してほしい。
長期計画担当課長
教育分科会では学校だけの成績ではなく、地域のなかでも祭りなどの行事に参加し、いろいろな活躍の場を提供していくという話も出ている。
委員
この課題は行政も悩んでいるところではないか。決め手がない。
◆心身ともに健康な区民生活のために
委員
課題のテーマは、「進めるにあたって」という表現だが、「〇〇の推進」という形にすべきである。
委員
ここの記載はすっきりしており、これでよい。
◆総合相談体制を進めるにあたって
委員
基本的考え方の部分は、「心身ともに健康な区民生活のために」のテーマと同じことであり、総論と同じ部分は削除すべきである。「健康維持の第一歩は、相談である」は入り方としておかしい。
委員
介護保険のことはどうしてここに入るのか。基幹型の在宅介護支援センターもここにはそぐわない。関連する部分だが中心となることではない。介護保険の部分と合わせるべきである。ここでは削除がよい。
委員
相談体制の記載は、表現を改めて考えてほしい。もう少しまとめられないか。
委員
この分野は十分論議していないのでしかたがないが、オールマイティに集まってやっているわけではない。総合相談は必要であるということである。
委員
介護の相談体制も必要だが、窓口を一本化し、必要なところにつなげてくれるという方向を保健・福祉・医療の連携の中でできるとよい。
委員
かかりつけ医の相談機能への参画ということをいうべきである。この部分は、母子保健に偏っている記述で表現も適切でない。
委員
障害者のピアカウンセリングは、障害をもっている家庭でも近くに次につながる相談体制があればと考える。
◆ライフステージに対応した健康施策推進にあたって
委員
「IDカード」の表現を考えてほしい。「お金がかかる」は、「費用がかかる」と修正してほしい。
委員
個人のデータが一生を通してあれば便利である。発言と文章化は別である。
委員
区民の参画には、従来の住民団体の他に新しい住民団体なども参加できることが大事である。位置は、ここが適当ではない。
委員
子どものころからの健康づくりは、教育が大事であるし、マンガなどのわかりやすいPRの方法も必要である。わかりやすい表現としてほしい。
◆保健・医療・福祉の総合的サービスの推進にあたって
委員
基本的考え方にある環境汚染物質などの議論はしていない。これと総合的サービスとがつながらない。この様な新たな課題は、健康ということで対応が求められている。別のテーマ設定がいる。
委員
こういう視点でも議論をしておけばよかった。総論で位置づけていく方向で問題提起をしておく必要がある。
委員
先日の話では、(高齢者サービス)調整チームについて発言した。従来型の内容ではどうかということを言ったつもりだった。内容を説明してこれまで公的なものが民間などが入ってくるという認識で記載すべきである。
委員
プライバシー保護の部分は、プライバシー保護だけの記載として、「相談体制」のテーマの提言に移したほうがふさわしい。
委員
組織の縦割り対応の弊害の改革は、当たり前のことだが必要なことである。残しておく必要がある。
委員
保健福祉の各分野が、現場レベル、地域レベルで連携していかなければならないし、10年を考えるのであれば、保健福祉センターはどの様な機能をもつかの詳しい検討や提示が必要である。
委員
「保健福祉センターに〇〇機能を付加して、総合的に行っていく」というような記載がいる。保健福祉センターで全てができるわけではないので、「例えば」などと前提を置いて記載をしてほしい。
計画課長
保健福祉センターにするのか、サービス拠点とするのがよいのか選択があり検討中である。
委員
スポーツ施設や生涯学習との関連は、健康教育と健康増進プログラムについては保健所などだけではなく、いろいろなところで実施していくという記載をしていく必要がある。
委員
職場の健康管理は、ライフステージに対応した問題点として指摘したが、不要ではないか。情報弱者の記載の部分は、(高齢者サービス)調整チームの記載もあり、分ける必要がある。情報弱者の記載は、相談の部分に挿入すべきである。
委員長
これでひととおりの議論を終了とする。事務局から今後の日程について、説明してほしい。
長期総合計画担当課長
2月29日に全体会を開催したい。資料は、できた分科会から送付させていただく。この分科会分は、再度目を通されて、明日中に連絡いただきたい。それを修正して、各懇談会委員に送付したい。
委員長
各委員のこれまでのご協力に感謝する。ありがとうございました。
副委員長
副委員長として皆様のご協力に感謝する。ありがとうございました。
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法人番号:3000020131202
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