庁議の記録(平成24年度) 第12回定例庁議(3月21日)
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ページ番号:280-123-589
更新日:2013年5月9日
開催日時
平成25年3月21日(水曜日) 午前9時から午前9時35分
開催場所
庁議室
出席者
1 庁議構成員
区長、副区長、教育長、技監(都市整備部長事務取扱)、区民生活事業本部長、健康福祉事業本部長、環境まちづくり事業本部長、区長室長(危機管理室長兼務)、企画部長、総務部長、区民部長、産業経済部長、地域文化部長、福祉部長、健康部長(地域医療担当部長兼務)、練馬区保健所長、環境部長、土木部長、会計管理室長、教育振興部長、こども家庭部長、選挙管理委員会事務局長、監査事務局長、議会事務局長
2 幹事
企画課長、財政課長、総務課長
3 関係職員
広聴広報課長、秘書課長
議題
【審議事項】
(1) 練馬区区立施設建築安全基本方針の策定について
【報告事項】
(1) 練馬区都市計画マスタープランの改定方針等について
(2) 平成25年度「練馬子ども議会」の開催について
(3)その他
企画部長
平成24年度第12回定例庁議を開催いたします。審議事項1番、練馬区区立施設建築安全基本方針の策定について、技監から説明をお願いします。
技監
区の施設は、区民の財産であり、計画的に整備されるとともに、適切に維持管理される必要があります。しかしながら、平成23年度に実施しました区立施設建築安全調査では、区の多くの施設において、建築基準法上の手続の不備があることが判明しました。
本来、法令を順守すべき立場にある区としては、極めて遺憾であり、反省するとともに、改善に努めていかなければなりません。また、区立施設の安全対策については、既に対応を図っているところですが、今後とも法令の改正等を注視するとともに施設の現状に応じた対策を、着実に取り組んでいく必要があります。
このような経緯を踏まえ、将来にわたって、適正で的確な区立施設の整備・維持管理のあるべき姿を示し、今後必要となる取組を計画的に達成するため、本方針を定めたものでございます。
本方針における全体目標は、区立施設の建設・維持を組織的に管理するとともに、法令順守と施設の安全管理を徹底することにあります。
第一回定例会においても、これに関連する予算について可決・成立しております。このようなことを踏まえご審議いただき、しかるべき手続を経て決定していくこととしております。内容につきましては、技術監理調整課長から説明いたします。
技術監理調整課長
3ページをお願いします。本方針の骨格を定めております。全体目標として、区立施設の建設・維持を組織的に管理し、法令順守と施設の安全管理を徹底していきます。
分野目標では、全体目標を実現するため、四つの柱を設けています。4ページをお願いします。全体目標を中心におきまして、法令順守の徹底、安全の確保、職員意識の醸成、管理システムの整備という柱を置いてあります。
5ページをお願いします。分野目標と取組です。各分野における目標と取り組む内容を記しています。それぞれの標題のもとに、取り組むべき方向を記載し、取組項目を四角で囲っています。その下に課題への対応を具体的に記載しております。
はじめに、法令順守の徹底です。取り組むべき方向として、施設の整備や改修に際し法令順守を徹底するとともに、法手続等が不備であった既存施設については、計画的に改善することを定めています。これを具体的に実現するために、ここでは四つの取組項目を定めています。一つは施設の新規整備および既存施設の改修等にあたっては、法令を順守すること、二つ目は建築基準法上の手続が不備であった施設については、増築等の際に適正化を図っていくこと、三つ目は仮設建築物については、着実に解体すること、四つ目はすべての既存施設において、法令の改正等を注視し、適合状況を確認すること。このような取組項目に沿って、各課題への対応として、ここでは、建築手続の不備に対してどのように対応するのか、また、仮設建築物についてはどのように解消していくのかを記載させていただいております。
以下、2の安全の確保についても、取り組むべき方向を定め、取組項目を3点記載しています。また、課題への対応として、耐震化への対応と安全点検の実施と速やかな対応を記載しています。
3の管理システムの整備では、組織的な管理体制を確立するために、課題への対応として、区立施設情報を一元的に管理できるようにして、改修計画の策定や施設の長寿命化のための基礎資料として活用できるように、区立施設台帳システムの整備を掲げています。また、組織的な管理体制の構築も図っていくこととしています。
4の職員意識の醸成として、倫理観の高い職場を作っていくために、今後の対応として、順法意識の徹底・向上に向けた研修等を記載しております。
13ページをお願いします。方針の進行管理といたしまして、この方針に定める内容につきましては、実施計画を毎年度策定して取り組むこととします。さらに、実施計画については全庁的に進行管理を行っていきます。また、結果につきましては、区民の皆さまに公表するとともに、必要な改善を行うこととしております。併せて、施設建築安全審査会に報告し、助言・指導を受けることとしております。
14ページ以降は、各施設の具体的な改善内容を記載しております。
企画部長
資料1について、ご質問等がありますか。ないようですので、今後、所要の手続を経て、区長の決定をいただきますようお願いします。つぎに、報告事項1番 練馬区都市計画マスタープランの改定方針等について、技監から説明をお願いします。
技監
現在の都市計画マスタープランにつきましては、平成13年に全体構想、平成15年に地域別指針を策定し、この二つを合わせて都市計画マスタープランとして運用しています。
策定から10年が経過し、また、この間には東日本大震災も発生し安全・安心にかかる事案についても考慮しつつ、社会経済状況の変化を踏まえて都市計画マスタープランを改定することとしました。
都市計画マスタープランの策定・改定方法については、まちづくり条例で規定されております。改定するにあたっては、原案の検討に先立ち、実施状況報告書を作成し、公表し、広く区民意見を聴くこととされています。今回の改定につきましては、現行の計画期間の中間の見直しとなります。基本理念、目標とするまちの将来像等は踏襲したうえで、10年間の社会経済状況の変化を踏まえ、関連する計画との整合を図りながら、時点修正を行うものです。
詳細については、都市計画課長から説明いたします。
都市計画課長
練馬区都市計画マスタープランの改定方針等について、ご説明いたします。改定につきましては、都市計画マスタープランを区のまちづくりの基本計画と位置づけて、練馬区まちづくり条例において変更手続を定めております。
実施状況報告書につきましては、実施状況報告書を作成し、公表し、広く区民意見を聴くこととされています。現時点では、すでに区民からのご意見をいただいている状況にあります。
現行の計画期間は20年となっております。改定方針につきましては、現行の計画期間の中間の見直しとなります。基本理念、目標とするまちの将来像等は踏襲したうえで、10年間の社会経済状況の変化を踏まえ、関連する計画との整合を図り、時点修正を行うものです。また、今後予想される特徴的なまちづくりの課題についても取り入れていくこととしています。
また、地域における住民主体のまちづくりの指針となるものであることから、広く区民参加を得て、意見反映を行うとともに、分かりやすい表現と構成に努めていくこととしています。
これまでの経過につきましては、平成24年7月に環境まちづくり委員会で改定について報告し、併せて、7月25日に都市計画審議会で報告しております。実施状況報告書を作成し、1月11日からは報告書を公表し、意見を伺っております。また、説明会は5回開催しました。
今後の予定としては、本日、都市計画審議会に報告します。平成25年4月1日号の区報およびホームページにおいて、区民意見交換会メンバーの募集を行い、5月からワークショップ形式により9回開催する予定となっています。25年度中には、改定素案を作成することとしています。平成26年度には、改正原案の公告および縦覧等所要の手続きを経て改定計画を策定する予定です。
最後に、資料につきましては、改定構成案の図、実施状況報告書の概要、実施状況報告書をご用意いたしました。
練馬区都市計画マスタープラン改定構成案(図)をご覧ください。左側に現行のマスタープランを記載しています。全体構想を定め、その後地域別指針を定めましたが、今回、右側の改定マスタープランは全体構想と地域別指針を一体で作成します。その際の視点を中央に掲載しています。
すでにご説明申しあげたことではありますが、四つの視点を掲げています。一つ目は、基本的な内容である基本理念、目標とするまちの将来像等に変更はありません。二つ目は、社会経済状況の変化等に対応する。三つ目は、分かりやすい構成に整理します。四つ目は、多様な方法で区民意見を募り、プランに反映するというものです。まちづくり条例の規定に基づく意見、区民参加による意見、まちづくりセンターと連携して意見反映を図るものです。
企画部長
資料2についてご質問等がありますか。ないようですので、報告事項の2番、平成25年度練馬子ども議会の開催について、こども家庭部長からご報告をお願いします。
こども家庭部長
例年、練馬子ども議会を開催しています。平成25年度の練馬子ども議会の開催にあたっては、その変更点のみをご説明させていただきます。
開催日については、委員会が7月24日、本会議が8月1日です。
練馬子ども議会の役割分担につきましては、本会議答弁調整会議を新たに設けました。従来は、担当部だけで本会議答弁を検討しておりましたが、企画課長、総務課長にもご参加いただき、全体調整を図っていきます。
区長
練馬区議会の本会議では、各会派の代表が1名ずつ質問し、これに対して理事者が答弁しています。一方、子ども議会の本会議では、グループ全員が登壇することを前提に考えているために、各グループの代表者による質問ではなく、グループによってはメンバー全員が次々に質問し、これに対して理事者が答弁をしています。
これまでは、代表質問を子ども議会用にアレンジして行ってきていますが、子どもたちはこれを練馬区議会でもやっているものと誤解してしまってはいけません。
そういう意味で、練馬区議会の本会議で行っている代表質問の姿を一度は示したうえで、その後子ども議会用のやり方で進めたらどうでしょうか。
こども家庭部長
子ども議会の本会議における質問のやり方については、一回は実際の代表質問と同じ姿を示すなど、工夫していきます。
企画部長
平成25年度練馬子ども議会について、ご質問等がありますか。ないようですので、報告事項の3番、その他です。ないようですので、以上を持ちまして庁議を終了させていただきます。
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