がん検診について
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ページ番号:969-312-084
更新日:2023年3月20日
このページでは、がん検診に関する基本的な情報や練馬区がん検診の実施状況についてご案内いたします。
新型コロナウイルス対策について
各健診実施医療機関では、可能な限り感染予防に配慮のうえ、健診を実施いたしますが、感染拡大防止のため、下記の点につき、ご理解とご協力をお願いいたします。
感染予防の取組みにつきましては、感染状況や医療機関により対応が異なります。医療機関の指示に従って受診してください。
受診者、医療機関の相互安全の確保のため、マスクを持参していただき、健診会場では着用を推奨します。
※ 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、つぎの方は、健診の受診を見合わせ、症状のある方は体調が回復してから受診してください。
- いわゆる風邪症状が持続している方
- 発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が37.5℃以上を目安とする。)、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気、嘔吐、味覚障害、嗅覚障害などの症状のある方
- 過去2週間以内に発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が37.5℃以上を目安とする。)のあった方
- 2週間以内に、法務省・厚生労働省が定める諸外国への渡航歴がある方(およびそれらの方と家庭や職場内等で接触歴がある方)
- 2週間以内に、新型コロナウイルスの患者やその疑いがある患者(同居者・職場内での発熱含む)と の接触歴がある方
- 新型コロナウイルスの患者に濃厚接触の可能性があり、待機期間内(自主待機も含む)の方
がん検診の目的
がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことでがんによる死亡を減少させることです。
そのためには、自覚症状がないうちにがん検診を受診することが大切です。
何か気になる症状のある方は、早めに医療機関で保険診療を受診することをお勧めします。
がん検診の流れ
がん検診は、「がんの疑いがあるかを調べる検査」を行います。
がん検診の結果、がん等の疑いがあると判断された方は、必ず医師と相談のうえ保険診療による精密検査を受診しましょう。
精密検査を受診することで、がん等の早期発見・早期治療に繋がります。
がん検診のメリット・デメリット
がん検診の検査方法は、必ずしも「がんの発見率が高い検査が有効である」とは言えません。
発見率の高い高精度の検査は、がんを早期に見つけられることもありますが、一方で生命状態に影響しない、微小で進行がんにはならないがんを見つける場合もあります。これを「過剰診断」といいます。
そのため、検査や治療には、経済的だけではなく身体的・心理的にも大きな負担を伴うことから、このようなデメリットよりもメリットが大きいとされる方法で検査を実施する必要があります。
大腸がん検診 便潜血反応検査キット
例えば、大腸がん検診の便潜血反応検査は、がんの有無を100%
調べることはできませんが、健康な集団から精密検査が必要な方を
絞り込むには、有効で負担の少ない検査方法です。
がん検診の効果
国の指針(※)では、がんの死亡率を減少させるため、5つのがん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がん)を科学的に効果が明らかな検診方法、対象年齢、受診間隔で実施することが推奨されています。
※「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(厚生労働省)
対象者 | 実施回数 | 検査方法 | |
---|---|---|---|
胃がん検診 | 50歳以上(※) | 2年に1回 (※) | 問診、胃部エックス線検査 |
問診、胃部内視鏡検査 | |||
肺がん検診 | 40歳以上 | 年1回 | 質問(問診)、胸部エックス線検査 喀痰細胞診(50歳以上、喫煙指数600以上) |
大腸がん検診 | 40歳以上 | 年1回 | 問診、免疫便潜血検査2日法 |
子宮頸がん検診 | 20歳以上の女性 | 2年に1回 | 問診、視診、細胞診 |
乳がん検診 | 40歳以上の女性 | 2年に1回 | 問診、乳房エックス線検査(マンモグラフィ) |
※胃がんについては、当分の間、胃部エックス線検査を40歳以上の方に年1回実施しても差支えないとしています。
がん検診の対象年齢について
がんは、年齢や性別で罹患率が大幅に異なり、100人に一人程度罹患する年代もあれば、10万人に数人の年代もあります。がん検診受診による利益と不利益のバランスから言えば、一定の年代で対象者を区切る必要があります。
そのため、区のがん検診は、国の指針に則り、実施しています。
練馬区がん検診の精度管理
がん検診の質を高く保ち、正しく行われているかを管理することを「精度管理」といいます。
区では、がん検診の結果、精密検査が必要と判断された方の精密検査結果の把握と集計を行っています。
下表は、練馬区がん検診の精密検査の実施状況です。
厚生労働省や東京都から示されている「精度管理」の方法に基づき、精密検査結果から各種指標を算出し、実施状況の確認をしています。
胃がん検診 | 肺がん検診 | 大腸がん検診 | 子宮がん検診 (頸部) |
乳がん検診 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
要精検率 | 元年度 | 8.3% | 3.0% | 8.4% | 1.9% | 7.2% |
許容値 | 11.0%以下 | 3.0%以下 | 7.0%以下 | 1.4%以下 | 11.0%以下 | |
精密検査 受診率 |
元年度 | 81.6% | 77.0% | 67.0% | 85.2% | 95.0% |
許容値 | 70%以上 | 70%以上 | 70%以上 | 70%以上 | 80%以上 | |
精密検査 未受診率 |
元年度 | 3.5% | 7.8% | 15.4% | 0.9% | 1.3% |
許容値 | 20%以下 | 20%以下 | 20%以下 | 20%以下 | 10%以下 | |
精密検査 未把握率 |
元年度 | 14.9% | 15.2% | 17.6% | 13.9% | 3.7% |
許容値 | 10%以下 | 10%以下 | 10%以下 | 10%以下 | 10%以下 | |
がん発見率 | 元年度 | 0.14% | 0.04% | 0.22% | 0.01% | 0.51% |
許容値 | 0.11%以上 | 0.03%以上 | 0.13%以上 | 0.05%以上 | 0.23%以上 | |
陽性反応 適中度 |
元年度 | 1.7% | 1.3% | 2.6% | 0.6% | 7.1% |
許容値 | 1.0%以上 | 1.3%以上 | 1.9%以上 | 4.0%以上 | 2.5%以上 |
用語 | 意味 |
---|---|
要精検率 | がん検診受診者のうち、精密検査が必要と判断された人の割合。 |
精密検査受診率 | 精密検査が必要と判断された人のうち、精密検査を受けた人の割合。 |
精密検査未受診率 | 精密検査が必要と判断された人のうち、精密検査を受けていない人の割合。 |
精密検査未把握率 | 精密検査が必要と判断された人のうち、精密検査結果やそもそも精密検査を受けたかどうかも把握できない人の割合。 |
がん発見率 | 検診受診者のうち、がんが発見された人の割合。 |
陽性反応適中度 | 精密検査が必要と判断された人のうち、がんが発見された人の割合。 |
許容値 | 上記、各割合の項目において設定されている最低限の基準であり、目標とすべき値。 |
よりよいがん検診を実施するために
がん検診は、「一度受診したら終わり」ではなく、
- 定期的(継続的)に受診すること
- がん等の疑いがあると判断された場合は必ず精密検査を受診すること
が大切です。
区では 一人でも多くの区民の皆様が「健康」に暮らせるよう、引き続き、「精度管理」の方法に基づき、がん検診の質の維持と向上、課題の発見と改善に努めていきます。
参考リンク1
練馬区がん検診の実施期間や申込方法等、詳しくはこちらから各がん検診を選択しご覧ください。
がん検診
参考リンク2
お問い合わせ
健康部 健康推進課 成人保健係
組織詳細へ
電話:03-5984-4669(直通)
ファクス:03-5984-1211
この担当課にメールを送る


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