練馬区長あいさつ【練馬区独立78周年(庁内放送)】
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更新日:2025年8月1日
前川 燿男 練馬区長 あいさつ
ご来庁の区民の皆様、職員の皆さん、おはようございます。区長の前川燿男です。
本日8月1日は、練馬区が板橋区から分離、独立して78回目の記念日です。この日にあたり、練馬区を代表して、一言御挨拶を申し上げます。
昭和22年の独立当時、人口11万の近郊農業地域であった練馬区は、今や人口75万人の大都市へと変貌を遂げました。自主自立の気概に富む先人の皆様が、分離独立の道を選び、営々と努力して来られたからです。練馬区の誕生から今日まで、区の発展に御尽力を頂いた区民の皆様に心から敬意を表したいと思います。
今、日本は、嘗てない国家的危機の最中にあります。必要なことは、少子化が続く中で、経済と国家財政を立て直し、国際社会の競争に打ち勝つ成長戦略を確立すること、社会保障制度を持続可能なものとして、希望の持てる将来像を示すことです。いずれも、中長期的な視点で取り組むべき構造的な課題です。しかし昨今、財源無しの消費税減税や給付金の支給など、目先のバラマキ論が横行し、排外主義に繋がりかねない主張まで見られます。ポピュリズムそのものであり、永く地方自治に携わってきた者として、日本の行く末に強い危惧の念を抱いています。
行政は目先の人気取りであってはならない。バラマキに走ってはならない。後世の歴史の審判に堪えられる政策をこそ実現しなくてはならない。口幅ったいけれども、これを信条として、生涯をかけて、住民全体の奉仕者、公務員であることを誇りに仕事をしてきました。
区長に就任して11年、この間、多くの行政分野で、全国自治体を先導する多数の政策、「練馬区モデル」を実現してきました。
区独自の幼保一元化施設「練馬こども園」の創設、新型コロナワクチン接種の練馬区モデル、東京都練馬児童相談所の設置をはじめ、ねりっこクラブの創設、地域包括支援センターの体制強化、ひとり親家庭自立応援プロジェクトの展開、重度障害者グループホームの整備拡大、病床1,000床の大幅増など、練馬区の福祉医療サービスは飛躍的に充実しました。今年度からは、ねりま羽ばたく若者応援プロジェクト、医療的ケアにも対応した重度障害者の地域生活支援拠点の整備、困難な問題を抱える女性への支援の強化にも取り組んでいます。世界都市農業サミット、全国都市農業フェスティバルの開催など、都市農業の振興に力を尽くし、西武新宿線の高架化など、都市インフラの整備も着実に進みました。
なかでも、区政最大の課題である大江戸線の延伸が大きく前進しました。
本年3月、副知事をトップとする都のプロジェクトチームがこれまでの検討を取りまとめ、その内容について区へ報告がありました。2040年頃の開業を想定し、区が200億円の財政負担と鉄道施設整備への協力を行うことで、収支採算性が確保できると見込んでいます。
区民の皆様、区議会の皆さん、職員の皆さんと力を合わせた、永い永い努力が功を奏して、漸く具体的な事業化の目処がついたと考えています。
今後は、大江戸線の延伸を基軸として、福祉医療サービスを更に充実し、美術館・図書館の全面リニューアル、総合体育館の改築など、区民生活をより豊かにする施策を組み合わせ、一体で取り組んでいく。これによって、練馬区はもっともっと発展する、そう確信しています。
引き続き、職員の皆さんと力を合わせ、上野議長、鈴木副議長をはじめとする区議会の皆さん、区民の皆様と手を携えながら、全力を尽くしたい。御理解、御支援を心からお願い申し上げます。
最後に、これまで練馬区の発展に御尽力を頂いた多くの皆様に、重ねて感謝を申し上げ、独立78周年にあたっての挨拶といたします。
お問い合わせ
区長室 秘書課 秘書担当係
組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
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