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4 交通体系の確立

ページ番号:151-186-107

更新日:2010年2月1日

現状と今後の動向

 区内における公共交通網は、主に東西方向に敷設された鉄道網を南北方向のバス路線が補完する形になっています。

 鉄道については、都営大江戸線、西武有楽町線の開業等により、混雑具合は若干緩和されたものの、いまだ高い水準にあります。また、鉄道駅から遠く離れた地域が残されています。

 バス交通は、鉄道駅間を南北方向に結ぶ交通手段として大きな役割を担っていますが、道路整備の遅れや踏切渋滞などにより、特に朝夕の定時運行が困難となっているなど、必ずしも十分なサービス水準に達しているとは言えません。また、バス停留所までかなり歩かなければならない地域が依然として少なくありません。

 加えて、平成13年度(2001年度)から乗合バス事業への新規参入(事業の開始など)と退出(バス路線の廃止など)が原則自由化されることになり、バス路線網が変わっていく可能性も出てきました。

 道路についてみると、都市計画道路では、東西方向に比べ南北方向の整備が進んでおらず、区内の都市計画道路の整備率は約4割に止まっています。また、区民が日常的に利用する生活道路も狭く、歩道がないものが多い等、大きな改善は見られません。

 これに対し自動車交通量は依然として多く、区内の幹線道路は軒並み飽和状態です。このため、谷原交差点などの主要交差点や鉄道の踏切の近くで渋滞が日常的に発生し、区民生活や都市活動を阻害する要因の一つになっています。また、幹線道路の渋滞を避けた通過交通が生活道路に入り込み、歩行者への危険や生活環境の悪化をもたらしています。

 近距離の都市交通である自転車に関しては、自転車駐車場の整備や放置自転車対策、利用マナーの啓発等を行ってきましたが、路上放置台数は相変わらず約1万台を数えており、交通安全の面ばかりでなく、都市の美観や福祉のまちづくりの観点からも問題が発生しています。加えて、道路の未整備により、その走行環境も充分とは言えません。

 また、駐車場施設、駅前広場等は、適切に連携させることによって、大量輸送機関である鉄道利用への転換が図られ、広域的な自動車交通量を抑制する点でも意義の大きいものですが、十分な整備がなされていません。

 こうした現状から、鉄道については、運輸政策審議会の答申第18号に盛り込まれた新規鉄道路線の整備と、既存鉄道と道路との立体交差化を実現させていくことが必要になっています。

 バスについても、交通不便地域の解消を目指した路線の充実や、高齢社会に対応したサービス提供などが求められています。

 鉄道・バス等公共交通と道路の整備は密接不可分の関係にあり、総合的な取り組みが必要です。

 幹線道路について、国や東京都等と連携しながら、都市計画道路を中心とした幹線道路の着実な整備に取り組んでいく必要があります。あわせて、快適な道路空間の形成や、すべての利用者に配慮した魅力ある道づくりが一層求められます。

 自転車は都市生活に必要不可欠な基礎的交通手段として定着しています。練馬区自転車利用総合計画に基づき、自転車駐車場の整備や放置自転車対策等、自転車の快適かつ適正な利用のための環境整備を推進していく必要があります。

 また、駅前広場等交通結節点の整備を進めることが求められています。

 さらに、交通需要管理などの施策により、自動車利用からの転換を図るべきであるとの考えも広がってきています。

自転車駐車場整備(区立)・乗入れ状況の推移

施策の方向

(1)公共交通機関の整備

(1)都営大江戸線の延伸促進
 区の西北部に広がる鉄道不便地域を解消するため、都営大江戸線の大泉学園町方面への延伸の早期実現に向け、区民と一体となった促進活動を行います。

(2)鉄道連続立体交差化・複々線化の促進
 西武池袋線桜台駅から石神井公園駅間の連続立体交差化・複々線化を東京都および鉄道事業者と協力し、進めます。
 また石神井公園駅付近の事業について、整備事業を開始できるよう関係機関との調整を進めます。
 西武新宿線の複々線化(地下急行線の整備)の実現を鉄道事業者に要請するとともに、踏切解消のための新たな施策を検討します。

(3)南北交通軸の確保(エイトライナーの実現)
 南北方向(環状方向)の交通の利便性を向上させるため、環状8号線の地下を利用した新しい鉄道であるエイトライナーの実現に向け関係区と連携し、関係機関への要請等促進活動を行います。

(4)バス交通の充実
 バスの停留所から遠い地域の解消や運行頻度、停留所施設の改善、低床式バスの導入等、 バス交通の充実をバス事業者に要請します。
 乗合バス事業の規制緩和の影響を踏まえたバス交通のあり方について、検討を進めます。コミュニティバス(練馬区シャトルバス)については、さらに事業の改善を図ります。

(2)道路の体系的な整備

(1)都市計画道路(主要幹線道路・幹線道路)の整備促進
 東京の都市の骨格を形成する都市計画道路については、周辺環境に配慮するとともに、地域住民の理解と協力を得ながら整備を進めるよう、東京都に要請します。

(2)東京外かく環状道路の整備
 区西部における重要な南北道路である東京外かく環状道路については、地域住民の声が計画に反映され、環境に配慮した計画となるよう働きかけます。また、要望が計画に反映できる見通しがたった段階で、事業化を図る等、国および東京都に対し状況に応じた対応を求めていきます。

(3)都市計画道路(地区幹線道路)の整備
 地区の骨格を形成する都市計画道路について、緊急度の高い路線から整備します。

(4)生活幹線道路の整備
 幹線道路を補完し、地区の主要な交通軸となる生活幹線道路の整備を進めます。 また、事業を円滑に進めるため、適切な建築指導を行います。

(5)主要生活道路の整備
 地区内の交通や日常の消防活動を円滑化するために、主要生活道路の整備について検討します。

(6)公道化の促進
 地域に密着した生活道路を整備するため、私道の公道化を促進します。

(7)狭あい道路の整備
 良好な住環境の確保と災害に強いまちづくりを進めるため、建物の建築時に幅員が4m未満の道路について、整備の助成等を行い、狭あい道路の拡幅を進めます。
 また、法的な位置付けのないまま一般の通行に利用されている狭あいな通路を、建築基準法の規定に基づく道路として、拡幅を促進する方策を検討します。

(8)景観に配慮しただれもが歩きやすい道づくり
 都市計画道路等の新設、改良にあたっては、地域景観の向上に配慮し、道路の緑化等を行うとともに、高齢者や障害者をはじめだれもが歩きやすい道づくりを進めます。
 また、国や東京都に対しても、景観に配慮しただれもが歩きやすい道づくりを要請します。

(9)緑道等の整備
 公共下水道の普及により埋め立てられた水路敷や公共溝渠については、地域の景観に配慮して緑道などとして整備します。
 また、河川管理通路については、河川管理者に緑化等の整備を要請します。

(10)橋りょうの新設・架け替え
 河川改修に伴う橋りょうの架け替えを東京都と協力して実施します。
 なお、架け替えにあたっては、区民に親しまれる橋りょうとなるよう、デザインに配慮します。

(11)道路等の維持管理
 安全で快適な通行ができるよう、道路の不法占用を排除するとともに、路面舗装の改良に努める等適正な管理に努めます。なお、路面舗装の改良にあたっては、循環型社会への対応として、再生材の利用、路面のロングライフ化、透水性舗装の拡充等を図ります。
 また、埋設工事等が必要な道路については、事業者と調整し工期の短縮を図るとともに、道路構造等の改良を合わせて実施します。

(12)土木出張所の改築
 老朽化している第4土木出張所を、西部公園管理事務所と併設し、改築します。

(3)総合的な交通体系の整備

(1)都市交通マスタープランの策定
 鉄道やバス交通、自転車等都市における交通機能の分担を明確にした上で、効率的な整備や高齢者や障害者への対応等の課題を解決していくために、都市交通に関する総合的な計画の策定を検討します。

(2)交通需要マネジメントの推進
 道路交通の混雑緩和や大気汚染の改善などを図るため、自動車の効率的な利用の促進や公共交通への利用転換等、自動車等の交通量を抑制するための取組を東京都に要請します。
 また、区として取り組み可能な施策について検討します。

(3)交通結節機能の整備
 駅前における安全で円滑な交通の確保、乗り継ぎの利便性の向上等を図るため、駅前広場等の交通結節点としての機能の整備を図ります。

(4)自転車利用環境の整備
 各駅の自転車乗り入れ台数に応じた自転車駐車場の整備、放置禁止区域の拡大、撤去の強化等による放置自転車対策の推進、区内関係団体との連携による自転車利用ルールの周知・徹底等自転車の適正利用を推進します。
 また、自転車走行環境(道路)の整備を行います。
 大泉学園駅北口ほか6施設で実施しているねりまタウンサイクルを充実し、大泉学園駅南口タウンサイクルステーションの開設に合わせ、上石神井駅、石神井公園駅、大泉学園駅南口の各タウンサイクルステーション間を相互に利用できるコミュニティサイクルシステムを導入します。

施策の体系

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計画事業

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電話:03-3993-1111(代表)
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