環境・まちづくり・産業分科会(第6回) 会議要録
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ページ番号:185-836-329
更新日:2010年2月1日
1 日時
平成12年1月19日(水曜) 午後3時~午後5時15分
2 場所
練馬区役所 本庁舎5階庁議室
3 出席者
委員7名 品田委員長、安田副委員長、井口委員、池田委員、川口委員、倉橋委員、武田委員
(区側出席) 都市整備部都市計画課長、企画部長期総合計画担当課長、産業振興担当部産業課長、環境清掃部リサイクル推進課長、環境保全課長、土木部公園緑地課長
(傍聴) なし
4 内容(議題)
- 第5回分科会会議要録の確認
- 課題の検討
・区民・事業者・区の環境配慮行動のあり方について
・練馬らしいみどりの保全と創造について
5 配付資料
- 「区民・事業者・区がそれぞれとるべき環境配慮行動と相互連携のあり方について」
- 「練馬らしいみどりの保全と創造について」
- 「練馬区みどりの基本計画(概要版)」
- 「練馬区のみどり(平成8年みどりの実態調査)」
- 「ねりまの憩いの森」
- 「ねりまの名木百選」
- 「練馬区都市公園等現況図(平成10年4月現在)」
- 「平成9年度区政モニターアンケート 練馬のみどりを守り育てることについて」
6 決定事項
- 第5回分科会会議要録 了承(公開)
- 第7回分科会の日時:平成12年1月28日(金曜)午後2時から
・検討課題:検討課題のまとめについて
- 第8回分科会の日時:平成12年2月9日(水曜)午後3時から
・検討課題:分科会報告案の取りまとめについて
7 会議の概要
○委員長
まず、「区民・事業者・区の環境配慮行動のあり方について」現在区で行われていること、または、行なおうとしていることについて、要点を説明願いたい。
○リサイクル推進課長
(資料説明)
○環境保全課長
(資料説明)
○委員長
リサイクル、環境関係で、ご意見、ご質問のある方は出していただきたい。
○委員
八丈島で飲料缶のデポジット制度を実施している。缶飲料に20円を上乗せして販売している。練馬区で導入可能かどうか研究してもらいたい。缶以外に、ペットボトル、スーパーなどで使われる白い袋の問題もある。多摩川の川べりのゴミ清掃を何回かやったことがある。一番多いのはスーパーやコンビニで使われる白い袋だった。
便利なものには金がかかるという意識を、利用者に理解してもらう必要があると思う。事業者だけでなく、利用者もコストを負担していく意識を高めていくことが必要だ。行政だけの努力ではできない。事業者や利用者もいっしょになって考えていかないと、現実的には難しいと思う。
ストックヤードについての経費は税金でまかなっていくことになる。ペットボトルや缶飲料を飲まない人が支払う税金もストックヤードに使われることになる。例えば、それらの商品を売っているスーパーやコンビニがストックヤードを設置するように、行政指導をする事はできないか。製造者、販売者、利用者がみんなでコストを負担する仕組みをつくる必要がある。
○委員長
コスト負担について考え直す必要があるという意見だと思う。法律などのハードルが高いと思うが、そのような声は出していくべきだと思う。
○リサイクル推進課長
デポジット制度については、多くの自治体で検討をしている。八丈島のような限られた地域においては成功した事例があるが、練馬区で成功するかというと疑問を感じる。特に区境は難しい。
リサイクルコストを誰が負担するかが重要である。事業者がコストを担うべきだという方向になりがちだが、消費者もしっかりと役割を受け止める必要がある。自分たちもリサイクルコストを担っていくという意識を持つように、PRしていくことが行政の重要な役割だと思う。
○委員
子どもの頃からの教育が大事である。スーパーへ行っても袋は貰わないとか、ペットボトルの飲料は買わないとか、子どもの時から学ばせる必要がある。私の家でも、スーパーに行っても袋を貰わないということを、2年間くらい実行している。
ペットボトルが大量に出たからといって、行政に始末させることばかり考えるのではなく、出さないようにすることが大切である。家庭や学校から始めて、事業者を含めて考えていかねばならない。連携してやっていかないと、いつになっても解決できない。
○委員長
連携という観点から、環境教育・学習の推進ということを具体化していく必要がある。総合的学習の時間も始まるので、体験学習などいろいろな形で、やっていくことが必要である。他の分科会の領域に属することかもしれないが、この分科会のまとめに書き込んでおく必要があると思う。
○委員
小学校でもリサイクルの活動が始まってきている。小学生がペットボトルを学校に持っていくという話を聞いた。PTAが主催でやっているようだが、集めたものをどうするのかという所までは子どもはわからない。
○委員長
最終的にどのようにリサイクルされるのかを、見届ける学習が必要だと思う。
○委員
10年前はリサイクル等について、今のような意識はなかったと思う。アルミの飲料缶をひとつ作るのには、大変な電力が必要である。
小学生も社会科見学で夢の島へ行ったり、光が丘で清掃工場の熱利用施設などを見てきている。最近は夜間電力を活用した蓄熱も普及してきている。地域のなかでは、環境配慮についての意識が低い人が大半かもしれないが、やり方によって理解を深めていくことが可能である。
建築に関して言えば、家の建て替えにあたって、廃材をすぐに捨てて焼くのではなくて、再利用していくことを考えていくことが必要だと思う。
先日開催された商店街サミットで、ロボットを使ったアルミ缶の回収の発表が行なわれていた。ロボットに缶を入れると、くじ引きで商品券が当たるというものである。商店街でも使える。
地元の商店街で、家から布の袋などを持ってきてもらえば、クーポン券をあげるなどのやり方で、リサイクルをPRしてもよいと思う。また、量り売りの発想を取り入れることも有効ではないか。アイデアを出し、自分たちでできることを、一つずつ積み重ねていくことが必要である。
○委員長
コミュニティの中でそれぞれ考えていくことは大事だと思う。具体的な提言のなかに盛り込んでいきたいと思う。
別の視点で意見のある方は出していただきたい。
○委員
海老名市では、市が所有する電気自動車を、市民の通勤に利用してもらい、昼間は市で利用するという話をニュースで見たことがある。
こういったものが普及していけば、道路の渋滞の問題や排気ガスの公害問題も解消できると思う。練馬区でも自転車だけでなく、新しい交通システムを促進してもらいたい。
○委員長
良いアイデアだが、練馬区のような所ではどのようにすれば良いのか。
○委員
石神井エリア、練馬エリアなどに分けて考えていけばうまくいくのではないか。そのエリアの中に、新交通システムも地域振興策もいれていけば良いと思う。
○委員
以前は酒屋でびんを引き取ってもらうことが、普通に行なわれていた。今はビールびんだけになっている。この制度を使えば、消費者は、また地域の同じ店に通うことになる。このようなリサイクルを他の商品などでもやっていけば、ポイ捨てがある程度はなくなるのではないかと思う。
国民全体がリサイクル意識を持つ制度をつくることは、国の働きかけがないと難しいと思うが、びんの回収という良い例があるのだから検討をしてもらいたい。
○委員
環境配慮行動は、小さなことの積み重ねが大事であると思う。そのためには意識改革が必要である。意識改革の方向としては、子どもの教育も必要だが、中高年から老年にいたるまでのPRが重要である。
当面は、環境面についてのPRが必要。その他にも、他区の良い事例を参考にしていくことが必要だと思う。
○委員
練馬区では、1台の自転車を複数の人がいろいろな用途で使うタウンサイクルシステムが行なわれている。練馬区は広いので、自転車で活動する範囲は多いと思う。行政が自転車駐車場を充実し、区民が自転車の利用を徹底してもらえれば、一番実現可能な環境配慮行動ではないかと思う。自転車利用のPRもぜひしていただきたい。
○委員長
コミュニティを単位として、環境を良くする新しい試みを計画的に進めていくことが一つの方向だと思う。
次に、「練馬らしいみどりの保全と創造について」に入りたい。
○公園緑地課長
(資料説明)
○委員長
みどりについての施策については、全国的に横浜市と練馬区が注目されている。「みどりの基本計画」はぜひ実現されるように努力をお願いしたい。
質問等があれば出してほしい。
○委員
憩いの森は、練馬の誇れる制度だと思う。相続が発生したときは、ぜひ区が買い取る方向で進めてもらいたい。「みどりの基本計画」だけでなく「環境基本計画」とも関連させて施策を推進してもらいたい。
環境配慮行動とも関連させて、身近なみどりの保全と拡大を図るため、駐車場や車庫に、車1台あたり木を1本植えるようにする制度を検討してもらいたい。まちの木という意識が必要である。みどりを守るだけでなく拡大するためには、義務を課していくことも必要である。
みどりの基本計画を見ると、「みどりの軸」とか「みどりの系」という考え方が盛り込まれている。川などを中心とした線的なものになっているが、適当とは思えない。練馬では農を中心として、家の庭、垣根、鎮守の森、公園、並木などを、面として捉えていくべきである。
地方の農村よりは、都市の農業には可能性がある。市民には自給意識が高まってきているので、市民農園のようなものをバックアップしていくことが大事である。
何が「発展」なのか、考え方を変えていく必要がある。アスファルトやコンクリートのまちをつくることが発展ではないという意識を、市民全体が持てるようになればよいと思う。
国などの指示に基づくのでなく、自分たちの地域のことを、自分たちの力で考えていけるまちづくりを心がけていくべきである。自律した方向に行かないと、これまでのような方向に流されてしまうと思う。
樹木を伐採しなければならないようなときには、簡単に木を切ってしまうのではなく、「みどりの里親制度」のように、移植の引き受け手を探すことも大切だと思う。
○委員長
基本的な考え方のところで、そのあたりを書き込んでおく必要がある。
○委員
1人当たりの公園面積の23区での順位をみると、練馬は意外と低い。緑被率にカウントされるみどりというのはどういうものか。
郷土景観保全地区の指定について説明してほしい。
憩いの森については、どのように啓発されているのか教えてほしい。
○公園緑地課長
1人当たりの公園面積は、人口で公園面積を割るものである。練馬のように人口が増えているところでは、公園を造っても1人当たりの面積は減っていく。中央区や千代田区のように人口が減ると、公園を造らなくても増える。23区では地価が高く、人口も多いので、1人当たりの公園面積を増やすのは難しい。
緑被率は、夏に航空写真を使って調査するものである。夏は、農地や芝生地も緑に被われているのでカウントされる。建物の上を緑で被っていけば、緑被率に反映されることになる。
○委員
例えばキャベツが植えてあれば農地もカウントされるのか。
○公園緑地課長
カウントされる。
練馬の郷土景観とは、農家があって、農地が広がっていて、後ろには屋敷林があるというようなものである。このような景観を後世に残していきたいということから、保全地区を考えているものである。
憩いの森については、パンフレット、区報を使って、区民に広くPRしている。
○委員長
憩いの森は1,000平方メートル以上が対象か。
○公園緑地課長
300平方メートル以上が市民緑地制度の対象となる。区では1,000平方メートル以上が憩いの森、300~1,000平方メートルを街かどの森の対象としている。
○委員長
指定されると、固定資産税はどうなるのか。
○公園緑地課長
地域に開放することを前提として、固定資産税、都市計画税は非課税になる。区は地主から無償で借りて、管理を行なっている。
○委員長
相続が発生したときは、なるべく買う方向になっているのか。
○公園緑地課長
相続が発生した10件ほどについては、全て買ってきたが、今後については、財政上非常に厳しい。
○委員
阪神・淡路大震災から5年が経つが、当時亡くなられた方が6000名以上いる。建築家の安藤忠雄さんが、神戸で白い花が咲く木を植える運動をされている。今では10万本くらいの木が植えられているようである。
ふるさとねりまの風景ということを考えるにあたって、練馬らしさというものを出していかねばならない。神戸の場合は、罹災した後、風化しないような努力をされている。練馬においても、みどり、樹木など、地域特性を活かしたシンボルとなるような計画を考えていきたい。
○公園緑地課長
区では、体験農園などの施策を実施することによって、都市農業が今後も続くように努めている。
牧野富太郎博士の居宅が練馬にあり、記念庭園として開放している。これを利用して、練馬らしさを展開できないかという思いはある。
○委員長
検討してもらいたい。
○委員
東久留米市の落合川では、直壁護岸を改修して水辺まで降りられるようになっている。石神井川の護岸を整備し直して、水辺まで行けるようにするとともに、みどりを増やしていけば、緑被率の向上にも貢献できるのではないか。
○公園緑地課長
練馬区内でも南田中の周辺は緩傾斜護岸の川になっている。残念ながら現在、工事が行なわれている高野台周辺については直壁護岸である。東京都にも、その点を考えてもらいたいと思っている。
何年か前に河川法が改正されて、自然にやさしい工法を用いるべきだということになっている。そのような意識をもって整備にあたってほしいと思う。
○委員長
建設省は、最近自然に近いものにするようにとよく言っているようだ。
○環境保全課長
環境部局のほうでも、石神井川については、小平市、田無市、板橋区などと流域の環境協議会をつくっているが、東京都などに水辺で触れ合えるような川にしてほしいと要望している。
練馬区では「水辺ふれあい計画」の改定を検討している。水辺と触れ合い、魚などと親しめるような河川づくりについて、土木と環境部局で協議して計画を決めていきたいと思っている。
○委員
練馬らしさを出していくことを考えると、憩いの森は、積極的に買い上げてもらいたい。施設を整備した公園に管理費をかけるよりも、行政のほうでもメリットがあるのではないかと思う。
公園の落ち葉や剪定枝の処理は、業者任せにするのではなく、リサイクルできるのではないか。焼却費用などにむだな予算が使われているのではないかと思う。行政として、生ゴミを完全な堆肥にするリサイクルを考えているようだが、落ち葉ならば、完成品でなくても堆肥の材料として利用することが可能である。
○公園緑地課長
公園の落ち葉については、11軒の農家の所に持ち込み、活用いただいている。みどりの基本計画で「みどりのリサイクル基地」に剪定枝や落ち葉を運んで、堆肥化したものを農家の方に、使ってもらうことを考えている。大泉学園のほうに大規模な公園建設が予定されているが、その中につくりたい。
学校からも大量の落ち葉が出るが、農家の方に取りに来ていただいて使ってもらっている。公園と学校で縦割りになって、統一がとれていないところがある。今後は生ゴミのリサイクルも含めて窓口を一本化していかなくてはならないと思う。
○委員
公園の管理のなかには、業者にまかせる部分が多くあると思う。落ち葉などの処理も請負でやられていると思うが、かなりの量があるのではないか。
○公園緑地課長
農家で使ってもらえない分については、公園の植え込み地に残すようにしている。広場になっているところでは、清掃業者が集めて、清掃工場に持っていって処理している。その分が全体の何パーセントになるか、そしてその分についても農家の方に持っていけるかということについては、これから精査しなければならない。
○委員長
公園の管理については「都市緑地保全法」の改正で、都市緑地管理機構というものをつくる動きがある。そのようなものができれば、再生利用がうまくいくようになるのではないか。
○公園緑地課長
「みどりを育む機構」と「みどりを育む基金」を調査研究しているところである。例えば、埼玉県や世田谷区などでトラストをつくっているところがある。できるかぎり実現していきたいが、基金の利子での事業運営は低金利なので難しい。
区では公園の数の増加に加え、憩いの森のように民間の樹林も多くあるので、行政が直接管理するには負担が大きくなってきている。第三者機関が効率的に管理できるようにする方法もあると思う。検討していきたい。
○委員長
なるべく早く実現できれば良いと思う。
○委員
剪定枝などは、燃やしてもよいから自然に還してほしい。小学校69校単位で関係部局が連携し、ボランティアを中心として、子どもたちに学習指導しながら、自然の土に還すことをしてほしい。
○委員
燃やさないで、例えばバイオガスのように二酸化炭素を出さないような処理の仕方が望ましい。新しい知識と技術を入れながらやっていく方向が良いと思う。
「意見を伺う会」で災害時のライフラインの確保として、単一のエネルギー供給源に頼るのではなく、バイオガスや太陽熱など代替エネルギーの利用を検討すべきだという意見が出ていた。公共施設をつくるときは、地域に対して必要最小限のエネルギーを供給できるよう、このようなものを盛り込んでいければ良いと思う。
昔ながらの路地尊というものに井戸水を祀って、地域として意識していく。そこに木やベンチがあれば、生活が豊かになり安心で安全なまちになると思う。井戸がなければ雨水貯水槽と手押しポンプをつけてはどうか。町会に何箇所かあるということになれば良いと思う。
練馬にも行き止まりの路地がたくさんあるが、そこにも貯水槽を用意していく必要がある。板橋区では行き止まりの部分に、人が一人通れるだけ借地をして、非常時にはそこを通れるようにする制度がある。環境配慮とみどりと防災を関連させて施策を進めると効果が上がる。
○委員長
今の話のなかには実現可能のものもあると思う。街かどの森は、現在は更地でもいずれ林になれば制度上可能なのか。
○公園緑地課長
林であれば認められる。
○委員長
土地を少しずつ出し合って、300平方メートル以上の面積になったら、森に仕立てると同時に井戸を掘って、路地尊をつくって、ベンチを置くということは可能だと思うがどうか。
○公園緑地課長
考え方としては可能である。路地尊のような井戸や避難通路を設けていくなかで、公園や樹林地が対象になってくれば協力していきたい。いずれにしても、いろいろなセクションが連携をもっていく必要がある。区民に楽しんでもらったり、安心してもらうためには、練馬の特色を生かしていく必要があると思う。
みどりの基本計画のなかでも「農の道」というものを出している。屋敷林があったり市民農園があり、練馬らしい風景があるというようなネットワークをつくっていきたいと考えている。防災の話についてもいいアイデアであると思うので、検討していきたい。
○委員長
まだ、アイデアだけなので、どこか一か所つくってもらいたい。
○委員
ただ眺めるだけの公園ではなくて、子どもたちが自由に駆けずり回れる公園にしてもらいたい。子どもたちがいろいろな体験をできて、穴を掘ったりしても、後の始末は行政やボランティアが面倒見るというようにしてもらいたい。
○委員長
総合的学習の時間が始まれば、何らかの形で体験というものを取り入れると思うので、みんなの協力が必要になると思う。
○委員
現在は見直されたが、「宅地開発要綱」で公園付置義務により、今評価すると中途半端な面積の公園が相当数できた。これを子どもの遊び場にするのか、みどりにするのか、どのような活用の仕方を考えているのか聞きたい。
○公園緑地課長
中途半端なものが、数だけ増えてきているということもあると思うが、積み重なれば一定の面積になる。公園担当としては、提供していただくという姿勢は変わっていない。一方で、数が増えてきて困っていることもある。何らかのかたちで整理していく必要はある。提供を受けた土地は児童遊園か緑地としてつくってきているが、子どもが減少していることもあるので、緑地として活用することが多くなってきている。当面は、狭いところであるが、手を加えながら落ち着きある緑地として改良していきたい。今後、区としてどう活用していくかについては研究していきたい。
○委員
公園や道というのはまちの財産である。できあがるまでのプロセスが大事だ。みんなに愛される公園や道にするためには、つくる過程で住民参加が必要になる。地域の方が、地域のことを一番知っていて、こうなってほしいという願いも強いので、どのような公園にしていくかは地域の方が決めていくことが必要である。地域が変わっていけば、それに応じて公園も変わっていく。それを周辺の人が自主管理していくようにする方式にだんだんなっていくと思う。公園が地域のなかで活き活きとしていくためには住民の参加が必要である。
立野公園の場合は、大変なエネルギーが必要だったが、今後はNPOなどが入ってくるので、別の進め方も考えられると思う。
○委員
環境配慮の観点からすると、木を増やしても、一方で車が増えては意味がない。
昼型とか夜型、ショッピングゾーンとか住居ゾーンあるいはオフィスのゾーンなどそれぞれの使い方が今まで以上に細分化されていくと思う。
練馬区で先駆的に行なわれているレンタサイクルシステムを、電気自動車にも応用することを検討してもらいたい。一台の車を3役、4役で使っていき、鉄道の高架下をレンタルの公共交通の置場として考えるのも良いと思う。そこを、充電のためのステーションにする発想があっても良い。
(分科会の報告書のまとめ方、今後の日程の確認)
閉会
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