令和6年度 高齢者用肺炎球菌予防接種費用の一部助成について
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更新日:2024年9月9日
高齢者を対象とした肺炎球菌予防接種には、定期接種と任意接種があります。
任意の高齢者用肺炎球菌予防接種
練馬区では、66歳以上で定期接種の経過措置期間(平成26年度~令和5年度)中に接種することができなかった方を対象に、肺炎球菌【任意】予防接種費用の償還払い(払戻し)を令和6年10月1日から開始します。詳しくは以下のリンクからご確認ください。
※令和6年度限りの助成事業です。
高齢者用肺炎球菌【任意】予防接種費用の償還払い(払戻し)について
定期の高齢者用肺炎球菌予防接種
経過措置の終了について
高齢者肺炎球菌予防接種については、65歳の方を対象に平成26年10月より定期接種化されましたが、平成26年10月時点で66歳以上だった方の接種機会を確保するため、経過措置として平成26年度から令和5年度までの間、各年度65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳および100歳を迎える方を対象に実施しておりました。
なお、経過措置は令和5年度で終了し、令和6年度以降は65歳の方が対象となりました。
※令和6年10月1日から、定期接種の対象外である66歳以上の方を対象に、高齢者肺炎球菌【任意】予防接種費用の償還払いを開始します。
詳しくはこちらをご覧ください。
対象者
接種日現在、練馬区に住民登録があり、今まで肺炎球菌ワクチン(23価)の接種を受けたことがない方
令和6年度の対象は、次の1、2のいずれかに該当する方
1. 65歳の方
2. 60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で身体障害者手帳1級程度の障害がある方(身体障害者手帳等証明できるものが必要です。)
注意1:上記の2.は、年度末の年齢ではなく、接種日現在の年齢となります。なお、現在59歳の方は、60歳の誕生日の前日から接種が受けられます。
注意2:上記の助成対象で予診票が届いた場合でも、過去に肺炎球菌ワクチン(23価)の接種を受けたことがある方は、助成の対象外となります。
注意3:13価肺炎球菌ワクチン(プレベナー)の接種は、助成対象外です。
注意4:脾臓を摘出した方は、肺炎球菌ワクチン(23価)接種に健康保険が適用されます。接種を受ける前に医療機関にご相談ください。
予診票の郵送について
練馬区に住民登録があり、定期予防接種の対象となる方に以下の1.から3.をお送りしています。
- 「令和6年度 高齢者用肺炎球菌予防接種予診票」
- 「令和6年度 高齢者用肺炎球菌予防接種の一部助成のお知らせ」
- 「予防接種協力医療機関一覧」
送付時期
65歳の方
誕生日の前月にお送りいたします。
60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で身体障害者手帳1級程度の障害がある方
令和6年4月上旬にお送りいたしました。
なお、令和6年3月以降に転入された方で接種をご希望する方は、保健予防課(電話:03-5984-2484(直通) ファクス:03-3993-6553)までご連絡ください。
接種期間と接種回数
65歳の方
65歳の誕生日前日から66歳の誕生日前日まで。
60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で身体障害者手帳1級程度の障害がある方
令和7年3月31日まで。
接種回数はそれぞれ1回(肺炎球菌ワクチン(23価)に限ります。)です。
なお、令和6年3月以降に転入された方で接種をご希望する方は、保健予防課(電話:03-5984-2484(直通) ファクス:03-3993-6553)までご連絡ください。
自己負担額(医療機関の窓口にお支払いください。)
1,500円(令和6年度中の接種の場合)
注意1:過去に肺炎球菌予防接種を受けた方への払い戻しは行っていません。
注意2:生活保護受給中および中国残留邦人等支援給付受給中の方は、接種費用が免除(無料)されます。予診票に「自己負担額 なし」の記載があることをご確認ください。免除対象の方で、お手元の予診票に「自己負担額 なし」と記載されていない方は、お手数ですが、保健予防課(電話:03-5984-2484(直通) ファクス:03-3993-6553)までご連絡ください。
予防接種を受ける場所
- 練馬区の予防接種協力医療機関、練馬区以外の22区(当該自治体の予防接種医療機関であることを確認してください。)でも受けられます。
- 「予防接種協力医療機関一覧表」にない区内医療機関で接種をご希望の方は、医療機関に練馬区の予防接種協力医療機関であるかをお問い合わせください。
- その他の自治体で接種をご希望の場合には、保健予防課(電話:03-5984-2484(直通) ファクス:03-3993-6553)までご相談ください。
- 予防接種が受けられる日は、医療機関によって異なります。必ず事前に各医療機関へ確認をしてください。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません
- 過去に肺炎球菌ワクチン(23価)の接種を受けたことがある場合
- 接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくなり、全額自己負担となります。ご注意ください。)
- 予診票の有効期限(接種期限)を過ぎて、接種を受けた場合
- 「高齢者用肺炎球菌予防接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合
注意1:転出した方は、接種を受ける前に転入先の行政機関に転入の手続をし、転入先で接種、助成を受けてください。
注意2:練馬区内で引越し(転居)をした場合、新しい住所が記載された予診票が必要になります。転居の手続き後、予診票の再発行の手続きをしてください。旧住所が記載されている予診票の場合、接種、助成を受けられない場合があります。
肺炎球菌について
肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症など重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎球菌予防接種の有効性
肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期予防接種で使用される「23価肺炎球菌ワクチン(一般名:23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン、商品名:ニューモバックスNP)」は、そのうちの23種類の血清型を予防の対象としたワクチンです。
ただし、肺炎の原因は肺炎球菌だけではないため、すべての肺炎を予防できるわけではありません。
予防接種を受ける前の注意
過去5年以内に肺炎球菌ワクチン(23価)の接種を受けたことがある方が、再度接種を受けた場合、接種を受けた部位にずきずき痛む、赤くなる、しこりができる等の副反応が、初回接種よりも頻度が高く、程度が強く発現するとの報告がありますので、接種歴を必ず確認し、接種を受けてください。
- 肺炎球菌予防接種を受けることについて、このページをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
- 予防接種は接種を受ける方の体調が良いときに受けるのが原則です。
- 日頃から体質、体調など健康状態によく気を配ってください。
- 気にかかることや分からないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師などにご相談してください。
予診票は接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受ける本人が責任を持って記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
注意1:予診票の下から2番目の囲いの「肺炎球菌予防接種希望書」欄には、署名が必要です。
注意2:本人が署名することが難しい場合は、原則としてご家族が本人の接種意思を確認し、以下の1.から3.を代筆してください。
- 被接種者署名(氏名)を代筆
- 代筆者氏名
- 続柄
予防接種が受けることができない方
- 接種を受ける時、体温が37.5度以上ある方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(注釈1)
- 肺炎球菌予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな方(注釈2)
- その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
注釈1:急性で重症な病気にかかっている方は、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
注釈2:アナフィラキシーというのは通常接種を受けた後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはならない方
次の理由で、医療機関に通院中の方は、主治医のいる医療機関で接種を受けてください。
なお、主治医のいる医療機関以外で接種を受ける場合は、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、診察の際にご相談ください。
- 過去5年以内に肺炎球菌ワクチン(23価)接種を受けたことがある方(注意)
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療や指導を受けている方
- 接種を受けた後、2日以内に発熱や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた方
- 今までに、ひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
- 過去に、免疫不全と診断がなされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
- 肺炎球菌ワクチンに含まれる成分でアレルギーを起こすおそれがある方
注意:今までに肺炎球菌ワクチン(23価)の接種をしたことがある方は、助成の対象外となり、全額自己負担になります。また、過去5年以内に接種を受けたことがある方が、再度接種を受けた場合、接種を受けた部位にずきずき痛む、赤くなる、しこりができる等の副反応が初回接種よりも頻度が高く、程度が強く発現するとの報告があります。
接種時に持参するもの
1 必ず持参するもの
・「令和6年度 高齢者用肺炎球菌予防接種予診票」(事前に必要事項をご記入ください。)
・氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(健康保険証、後期高齢者医療被保険者証など)
2 任意で持参するもの(接種する前に必ずお読みください)
・郵送された「令和6年度 高齢者用肺炎球菌予防接種の一部助成のお知らせ」
接種を受けた後の注意
- 接種を受けた後30分間程度は、接種を受けた場所で様子を観察し、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
- 接種を受けた後、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種を受けた部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動は避けましょう。また大量の飲酒は避けてください。
- 接種を受けた部位が赤くなったり、痛んだり、軽いだるさ、発熱、さむけなどを覚えることがありますが、いずれも通常2日から3日中は特別の処理をしなくてもおさまります。
- 万一、高熱やひきつけ(けいれん)などの異常な症状が出た場合は、すみやかに接種医またはかかりつけ医の診察を受けてください。
副反応(予防接種によって起きる副作用)
通常みられる副反応として、接種を受けた局所が赤くなったり、腫れたり、ずきずき痛んだり、しこりや発しんができる他、筋肉痛、だるさ、違和感、さむけ、頭痛、発熱などがあります。
きわめてまれに重い副反応として、「ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、顔が急に腫れる、発汗等)」、「血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血等)」、「ギランバレー症候群」、「蜂巣炎」などがあります。
予防接種による健康被害と救済制度
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
よくあるQ&A
Q 肺炎球菌ワクチンの再接種について教えてください
A 日本感染症学会肺炎球菌ワクチン再接種問題検討委員会「肺炎球菌ワクチン再接種のガイダンス」では、初回接種から5年以上経過した人は再接種の対象」と示されています。ただし、「再接種による臨床的な有効性のエビデンスは明確になっていないが、症例によっては追加接種を繰り返すことを考慮してもよいと考える」と記されています。
ただし、定期予防接種として接種可能な回数は、1回限りです。
お問い合わせ
健康部 保健予防課 予防接種係
組織詳細へ
電話:03-5984-2484(直通)
ファクス:03-3993-6553
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