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3 みどりと水の保全と創造

ページ番号:343-399-403

更新日:2010年2月1日

現状と今後の動向

 練馬区は23区では最もみどりの多い区です。しかし、宅地化の進展とともに農地などのみどりが急激に減少してきました。

 平成8年度(1996年度)のみどりの実態調査では、練馬区の緑被率は22.6%、緑被面積は1,089.14ヘクタールでした。前回調査した平成3年度(1991年度)からの5年間に緑被率で2.5ポイント、緑被面積で118.92ヘクタールの緑被が減少しています。目立って減少したのは農地で平成3年度に比べて3.8ポイント、面積にして183ヘクタール減少しています。農地が減少する一方、樹木は平成3年度に比べ0.7ポイント増加ししています。これは、主に公園緑地の整備などを進められてきた成果です。

 平成12年(2000年)4月1日現在、公園緑地の整備面積は、都立公園4か所101.3ヘクタール 、区立公園164か所57.5ヘクタール、緑地緑道140か所9.6ヘクタール、市民農園3か所0.9ヘクタール、児童遊園202か所8.3ヘクタールで、合わせて約177.6ヘクタールです。区民一人当たりでは2.70平方メートルとなっています。

 平成10年度(1998年度)策定の練馬区みどりの基本計画では平成30年(2018年)の目標として、区民一人当たり公園面積6平方メートル、緑被率30%を掲げています。この目標に向けて、区民、事業者、区が協力してみどりの保全と創造を図ることが必要になっています。

 練馬のみどりを守り育てていくにはまず第一に、区民が身の回りのみどりを大切にするとともに、区民と区が協働してみどりを守り育てる活動を推進していくことが必要になっています。このためみどりを守り育てる仕組みをつくり、緑化活動の充実を図る必要があります。

 第二は、大規模な公園等の整備を図り、みどりと水の拠点を整備することが必要です。また、農とともにある景観を保全し、農とふれあうまちづくりが必要です。

 第三は、日常生活における潤いある環境をつくるため、地域で身近なみどりの核となる街区公園の整備や生け垣化などを進めることにより、身近なみどりを充実させる必要があります。また道路や河川などの緑化、さくら並木の復元、まちの顔となる駅前や公共施設などの緑化の充実も必要です。落ち葉や剪定枝などはリサイクルする必要があります。

 第四は、都市緑地保全法に基づく緑地保全などの各種制度を運用して、地域の象徴となっている農地や屋敷林、寺社林、名木、その他大径木など練馬のふるさとらしいみどりを次世代へ引き継ぐことが重要です。


緑被率の推移


1人当りの公園面積の推移

施策の方向

(1)みどりを守り育てる仕組みづくり

(1)みどりに関する普及啓発事業
 花とみどりの相談所の緑化相談や講習会等を充実するとともに、多様なニーズ に応える事業を展開していきます。

(2)緑化行事の開催
 各種の緑化行事を開催します。また、地域で開催する行事へは、企画、人材派遣などの支援をしていきます。

(3)学校や地域住民と連携した環境学習の場づくり
 子供たちの緑化意識を育むため、学校や地域住民と連携した環境学習を推進します。

(4)みどりに関わる資格等の区民登録
 自然観察指導員、グリーンアドバイザーなど様々な資格や能力を持つ区民の登録を進め、地域の行事への人材の派遣などをしていきます。

(5)みどりの推進協定の拡充
 みどりの推進協定地区で緑化を推進します。また、それ以外の地区においても推進協定を締結したり、緑化技術の助言等を行っていきます。

(6)地域社会に根ざした緑化活動の支援
 街かどの緑化や公園の運営管理など地域に根ざした緑化活動が円滑に展開できるよう区民や事業者と連携していきます。そのために、情報交流の円滑化や人材面等の支援を行なっていきます。

(7)木の里親、花の里親づくり
 区民の協力により公園や学校など身近にある木や花を守り育てる制度をつくります。

(8)(仮称)みどりを育む機構・基金の創設
 みどりを育む機構とみどりを育む基金を設立し、区民と事業者と区の協働によるみどりの保全と創造を進めます。機構および基金の設立については、既存組織の活用を含めて検討していきます。

(9)緑化協力員制度の充実
 緑化協力員制度を充実し、区民に対する情報の提供やみどりの相談の受け付けなどを検討していきます。

(10)「名木の守」「森の守」の委嘱
 区民の中から、名木や憩いの森の管理やそれらにまつわるいわれなどを伝承していく「守(もり)」を委嘱する制度を検討します。

(2)みどりと水のネットワークの整備

(1)郷土景観としてのみどりの拠点の確保
 練馬の風土に培われた農地・屋敷林・雑木林などのみどりの保全を進めます。
 また郷土景観を一体的に保全する地区を郷土景観保全地区として指定する新たな施策を検討します。あわせて緑地保全地区の指定を検討します。

(2)大規模公園等の整備
 冒険広場的公園、スポーツを主体とした公園など、区民の多様なニーズに対応した公園として、練馬総合運動場、(仮称)大泉町公園、(仮称)北大泉公園、(仮称)清水山・稲荷山公園を整備するとともに、高稲荷公園、武蔵関公園、田柄川緑道の再整備を進めます。
 またキャンプ朝霞跡地にはサッカーやラグビー等のできる(仮称)多目的運動公園を整備します。
 石神井公園、城北中央公園については、整備促進を東京都に要請します。

(3)水辺ふれあいの拠点づくり
 水辺ふれあい拠点の整備を行なっていきます。
 高稲荷公園、武蔵関公園については水辺と一体となるよう再整備を行ないます。また河川沿いの緑地の確保や、多様な生きものが生育可能な多自然型の環境をつくりだす河川改修を東京都に要請します。
 水辺ふれあいの拠点を活用し、水辺の自然観察会、生きものの保護活動、水辺にまつわる歴史文化に関する学習会等を、地域の団体と協力して開催していきます。

(4)生きものを育む空間の整備
 大規模公園等の整備にあたっては、生きものが生息する拠点となるよう配慮します。
 大規模公園等の拠点の間で生きものが移動でき、また生息できるよう、小規模公園等を整備します。
 植物や生きものの調査研究を蓄積して、保護・増殖を図り失われたものを回復する事業を検討していきます。

(3)ふるさとのみどりの継承

(1)区民の憩いの場としての樹林地の保全
 区民の憩いの場としての樹林地の保全緑を保全するとともに、区民の憩いの場(憩いの森、街かどの森)として開放します。

(2)練馬の風土特性を保つ樹木・樹林の保全
 ねりまの名木の保護管理を行なうとともに、保護樹木・保護樹林の指定を推進します。

(3)農地の保全と活用
 都市農業に関する普及啓発、農業の振興などを通じて、区民と農家と区が連携し練馬のみどりの多くを占める農地の保全に努めます。

(4)農園事業の充実等
 区民が農とふれあう場として、農業体験農園や区民農園等の整備を推進します。また農家の作物を区民が収穫するふれあい農園や野菜ウォークラリーなどを通じて区民が農業にふれあう機会を提供します。

(4)身近なみどりの創造と再生

(1)日常生活圏における公園緑地等の整備
 子どもから青少年、高齢者までが身近に憩える公園を整備します。
 公園の維持管理を行なう公園管理事務所については、老朽化している西部公園管理事務所を改築します。

(2)道路・河川の緑化
 道路の新設にあたっては、豊かなみどりを確保して、風格ある街並みの形成と災害に強い緑化を推進していきます。
 また、避難拠点でもある区立小・中学校への通学路沿い等の生け垣化を促進するなど、災害に強くうるおいあるみどりの街並みづくりを推進します。
 東京都と連携して千川上水の復活に取り組みます。またさくら並木の整備など、千川上水の歴史性を活かした歩道の整備と街並み形成を図ります。
 河川の緑化については、河川改修に合わせて、河川管理通路の緑化や都市計画緑地の整備を東京都に要請します。
 また、改修済みの区間では、ツタ植物等による護岸の緑化に努めます。
 駅前広場についても、地域の顔としてみどり豊かとなるよう努めます。

(3)学校の緑化
 学校については、避難拠点にふさわしい防災緑化、ビオトープなど環境学習の場となる生きものを育む空間づくり等総合的な緑化を推進します。

(4)公共施設の緑化
 地域の景観の重要な要素として、公共施設のみどりの量と質の向上を図ります。また、ビオトープなど環境学習の場となる生きものを育む空間づくり等総合的な緑化を推進します。

(5)住宅の緑化
 うるおいある街並景観の形成、延焼防止などみどりの多様な機能を踏まえ、生垣化など住宅緑化の促進を図ります。

(6)(仮称)景観条例の制定
 みどりの確保を含めて、良好な景観を保全・誘導する(仮称)景観条例を検討します。

(7)街かどの緑化
 道路事業に伴って発生した残地については、花木の植栽などの緑地整備や休憩場所の整備、歴史的資源を活用した街かど広場の整備を行ないます。

(8)民間施設の緑化促進
 民間施設の公開空地や駐車場、接道部の緑化などを推進します。そのため、普及啓発、事業者への要請を行っていきます。
 建築時の緑化指導を強化し、宅地内の緑化、接道部の緑化、壁面や屋上を含めた緑化の助言などを充実させていきます。

(9)みどりのリサイクルの推進
 街路樹や公園等から大量に発生する剪定枝や落ち葉についてはチップ化や堆肥化など進め、農家や区民と協力し再利用を図ります。
 また(仮称)多目的運動公園内にみどりのリサイクル施設をつくります。
 湧水の保全を図るために雨水浸透施設・設備の設置を推進します。
 宅地開発などまちづくりにあたっては表土の保全と再利用を図ります。

施策の体系

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計画事業

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企画部 企画課  組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
この担当課にメールを送る(新しいウィンドウを開きます)新規ウィンドウで開きます。

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事業計画 第3章 みどり豊かな環境にやさしいまちのために

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