練馬区立練馬小学校における空間放射線量の測定結果および対応について
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更新日:2011年10月21日
空間放射線量の簡易測定結果について(10月20日)
練馬区教育委員会では、他自治体において、学校農園用の堆肥から高い放射線量が検出されたことなどをふまえ、平成23年10月19日に小学校2校においてサンプル調査として、同様の箇所における空間放射線量の簡易測定を実施しました。
その結果、堆肥場は区で定める対応基準値(0.24毎時マイクロシ-ベルト)以下の測定結果となりましたが、学校農園入口脇の堆肥場付近の廃土(学校施設周辺清掃時に発生したもの)の一部において、測定値が対応基準値を超えたため(※簡易測定結果0.63毎時マイクロシーベルト)、専門機関による測定を実施することとしました。
(※簡易測定結果は5回測定した結果の平均値)
10月19日(水)の対応
現地は、ブルーシートで広めに覆い、児童が近寄らないよう校長の指示のもと対応を図りました。
10月20日(木)の対応
・保護者へ情報提供します。
・専門業者による放射線量測定を実施します。
・学校施設周辺において、区職員による空間放射線の簡易測定を実施します。
今後の対応
・専門業者による空間放射線量の測定の結果、対応基準値を超えた場合、基準値を超えた部分の廃土を練馬小学校地内の児童・生徒が立ち入らない場所に地中保管します。
・区立学校において廃土を堆積している施設の有無について調査し、当該施設があれば簡易測定を実施します。
・その他施設の対応について、今後検討します。
再測定結果および対応について(10月21日)
10月19日(水)に練馬小学校の廃土から検出された空間放射線量について、10月20日(木)に専門機関による再測定を実施しました。
専門機関による測定の概要および結果は下記のとおりです。
測定機関
財団法人千葉県薬剤師会検査センター
測定機器
BNC社 SAM940 スペクトルサーベイメーター
測定方法
Nal(Tl)シンチレーションサーベイメーターを用いた空間線量測定
測定結果
練馬小 | 測定高 50cm | 測定高 5cm |
---|---|---|
廃 土 | 0.297 | 0.601 |
単位:毎時マイクロシーベルト
数値:測定5回の平均値
廃土の測定値は、区の対応基準値を超えています。そこで、同校敷地内の児童が立ち入らない場所に廃土を地中保管し、21日中に除染します。
なお、廃土周辺の学校農園等4地点においても測定し、すべて対応基準値以下の結果であることを確認しました。それとともに、学校施設周辺については、区職員による簡易測定により、対応基準値以下の結果であることを確認しました。
(参考)放射性物質測定の結果
測定機関
財団法人千葉県薬剤師会検査センター
測定項目
放射性ヨウ素131、放射性セシウム134および137
測定方法
ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法
測定結果
練馬小 | ヨウ素131 | セシウム134 | セシウム137 |
---|---|---|---|
廃 土 | 検出せず | 1,970 | 2,340 |
※単位は、ベクレル/キログラム
※「検出せず」とは、検出限界値(10ベクレル/キログラム)を超えないことを意味する。
区立練馬小学校における除染後の状況について(10月21日)
平成23年10月21日(金)、児童の下校後、区職員が除染作業を行いました。
除染は対象箇所の土砂を土嚢袋等に入れ、深さ30cm以上の地中に埋めることにより行いました。除染作業後の結果は、除染箇所の空間放射線量の測定値は0.14~0.16毎時マイクロシーベルト、地中保管箇所の測定値は0.07~0.08毎時マイクロシーベルトであることを確認しました。
関連情報
お問い合わせ
【測定全般について】 環境部 環境課 環境規制係
組織詳細へ
電話:03-5984-4712
ファクス:03-5984-1227
【練馬小学校の測定について】 教育振興部 教育総務課 庶務係
組織詳細へ
電話:03-5984-5609
ファクス:03-3993-1196
【対応基準値の考え方について】 健康部 保健予防課 感染症対策担当係
組織詳細へ
電話:03-5984-4671
ファクス:03-3993-6553
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