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平成27年1月24日 練馬の未来を語る会(第10回)

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ページ番号:511-633-399

更新日:2015年3月11日

区民の皆さまから、(仮称)区政運営の新しいビジョン素案や区政に対してご意見をいただきました。

 区内4会場において、(仮称)区政運営の新しいビジョン素案の説明を行いました。計368名の方が参加され、ビジョン素案や区政について意見交換を行いました。会では、ビジョンに関連し、子育て、福祉・医療、環境、まちづくり、産業振興、行政改革など多岐にわたるご意見をいただきました。回答は、区長のほか、出席している区職員からも行いました。
 
 
1 開催日時
  平成27年1月24日(土)午後2時~午後5時
2 場所
  勤労福祉会館 集会室(東大泉5丁目40番36号)
3 当日出席者
 (1)参加人数・・・・・ 100名
 (2)区側出席者・・・・・・9名
   区長、副区長(琴尾)、副区長(山内)、教育長、技監、企画部長、企画課長 
   経営改革担当課長、広聴広報課長(司会)

区長挨拶

 皆さん、こんにちは。今日は、せっかくのお休みの中で、こうやってたくさんお集まりいただいて、心から御礼を申し上げます。ありがとうございます。

 最初に、簡単にご挨拶を申し上げますが、早いもので、私が皆さんのご支持をいただいて区長に就任して9か月が経ちました。この間、何をしてきたか。私が選挙戦で皆様にお約束をしたのは「改革ねりま」であります。

 「改革ねりま」とは何か。一つは、練馬区の行政を積極的に前向きなものにすると。私は、就任して改めて感じたのですが、練馬区の職員はとても真面目で、一生懸命やっております。ただ、残念ながらやや内向きのきらいがありました。この体質を変えて、もっと積極的に前に出て、区民と語り、また、意欲的に仕事をする、区民の中で仕事をする、そういう役所にしていきたいと思っております。

 そのために、私は区長になって、全ての情報は公開することとしました。これは区議会にも報告をし、マスコミにも報告をし、また、ホームページも使い、いろいろな形で、あらゆる情報は、プライバシーなど仕方がないものを除いて、全て公開をしております。そしてまた、区にとってある意味では不利な情報も、あるいは、不利な決定も含め、全てを公開し、区民の皆さんと議論をしながら進めてきたつもりであります。

 就任以来、数え切れないほどいろいろな会合をやりました。このビジョンを語る会もそうですが、これだけではなくて、政策課題別、地域別に、いろいろな形で区民の皆様と議論を重ねてまいりました。

 そして、もう一つ、開かれた組織とすると同時に、私は、練馬区の行政をもっと大きく発展させたい、区民サービスをもっと充実したいと考えております。そのために、内部で議論を重ね、また、区議会とも議論をし、また、区民の皆様と議論をしてまいりましたが、その成果を集約して、昨年の暮れに区政運営の新しいビジョンの素案を発表いたしました。これを題材として今日はご議論をいただきます。

 もちろんこの場だけではなくて、ほかにもいろいろな形で区民の皆様と議論をしながら、そして、もちろん区議会の皆様と議論もしながら、必要な修正もして、ビジョンの内容を固めていきます。そして、その上で、平成27年度予算案にすぐ着手すべき事項は全て盛り込んでいきたいと、そう考えております。

 私は練馬区に住んで31年です。この間、ここで子どもを育て、母親2人を看取り、そしてまた、生活も楽しんで、生活の全てをここで送ってまいりました。第二の故郷以上の存在だと考えております。

 練馬区は都心にも近くて、都市的な利便性もあって、また、みどりの環境もあり、非常に豊かで美しい土地であります。これをさらに発展させ、美しく、豊かで、そしてまた、区民サービスも福祉も充実した都市にして未来の人に引き継ぐのが区長としての私の責務であります。そのためには、あらゆる万難を排して全力で取り組もうと、そう考えております。後ろには引かないつもりであります。そう固く決意をしております。

 今回のビジョンは、私のこれまでの公務員としての人生、民間会社での仕事、そういった経験を全て投入して作成いたしました。これで万全というつもりはありません。皆様のご意見を積極的に聴きながら、必要なことがあれば手直しをしていきたいと考えております。

 今日はそのための大変重要な場だと考えております。ぜひ、私たちもそうしますけれども、建設的で前向きな議論をお願いしたい。私も率直に言わせていただきます。明朗闊達で意見が白熱する、そういった会にしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。 
  

主なご意見・ご要望と回答

  • 参加者 

 戦略計画12の、住宅都市にふさわしい自立分散型エネルギー社会へ、この5か年の取り組みの基本的な考え方、取り組みの方向性に賛成いたします。 
 再生可能エネルギーの利用促進、太陽光発電などの再生可能エネルギーを最大限活用することと合わせて取り組めたら、さらにすばらしいと思います。つまり、避難拠点に再生可能エネルギーの発電施設を設置していくという考え方ですが、さらに、区民館、敬老館、児童館、保育園、そのような施設などにも広げていくことができたら、自立分散型エネルギー社会に、1歩と言わず、3歩ぐらい近づいたと言えるのではないでしょうか。 
 素案に、自立分散型エネルギー社会のイメージ図というのが書かれていました。もし練馬区が書かれているようになったら、本当にすばらしい区になるなと思いました。区民がやること、区がやること、それから、区と区民が協働して進めること、それぞれの立場で、みんなでやれればいいなと思っています。

  • 区長 

 私は東京都で長い間行政をやりました。そのときは、エネルギー問題についての意識は、正直言って、ほとんどなかったです。原発事故の前でもあるし、いろんな意味で、まだ意識が成熟していなかった。国もそんなになかったと思います。 
 私はたまたまですけれども、東京都をやめた後、東京ガスに行って、初めてエネルギー問題に取り組みました。初めてそこで開眼したのですが、エネルギー問題というのは、要は、一番の問題は何かというと、大電力会社があって、そこでつくった電気を延々と、旧来型の火力発電所だと、例えば、新潟で発電して東京へ持っていくと、エネルギーとしては30%ぐらいになってしまうのです。それをまた別に変えて使ったりして、非常に非効率であると。それが今、赤裸々になってきていると思うのです。東京という大都市には、たくさん人が住んでいて、いろんなエネルギーの発散源もたくさんあります。密集しているわけです。ここは地方とは違ったエネルギー政策が可能であると、そう確信をいたしました。 
 それで、東京ガスにいるときは、区あるいは東京都に行って、国にも行って、地域分散型のエネルギー社会をつくろうとずっと説得して回ったのですけれども、なかなか同意してもらえなかった。ところが、原発事故が起きて、それ以来、急に風向きが変わりました。今は、地域分散型と言うようになったのでありますが、私はそういう流行で言っているわけではありません。この10年間ずっと考え続けていました。本当の地域分散型、大都市にふさわしい地域分散型のエネルギー社会を、典型的な住宅都市である練馬区をスタート地点として、ぜひ実現していきたいと考えています。今、伺ったことも踏まえながらしっかりやっていきたいと思っていますので、ぜひ応援してください。
 
 

  • 参加者 

 区長は、自分もなぜわざわざ高架下に高齢者センターをつくるのかと疑問に思っていた。区長になって、場合によってはやめさせた方がいいのかと思って、担当の部長、課長に話を聞き、何のことはない、高齢者の居住施設でも何でもなく、拍子抜けした記憶があると、おっしゃっています。 
 そのとき私が直感したことは、職員の話を聞かれるのはもちろんのことですけれども、同時に、区の計画によって環境が激変して大きな不利益を受ける近隣の高齢者住民の話もお聞きくださればよかったと思っております。 
 高齢者の施設が24時間居住施設でなくても、昼間の不特定の人の集まりの方がかえって危ない場合があるのです。いざ災害の発生というときに混乱して、高齢者の避難の誘導や二次的障害を出す危険は大きく、高架下ではその危険も否定できません。居住施設でないからいいということは言えないのではないかと思っております。 
 コンクリートの劣化については、私が心配しているのは1970年代につくられた道路です。70年代は道路がつくられたラッシュ時代で、コンクリートの材料にも施工の方法にも欠陥を抱えた道路が少なからずあります。また、ネクスコも安全とは言っていません。3・11以前にこの高架下問題が計画されたのに、3・11以後、これを根本的に見直すという、そういう練馬区の姿勢が感じられなくて、確かに高架下はただですから、財政上の理由はわかりますけれども、もしものことがあった場合に、土地はただの代わりにお金に代わって住民の命を差し出すということがないのだろうかということを、心から心配しています。 
 私は専門の立場から、実は、占用許可申請書の中に間違ったことが書かれているということを発見しました。そのときの私のショックは本当に大きかった。こういうことが平然と行われているということは、練馬区は一体どうしているのだろうかと、心から心配しました。それは知らないとはおっしゃれないと思います。

  • 区長 

 私もいいかげんな気持ちでやっているわけではありません。これまでも区民からも話を聴き、また、区の職員から話を聴いて、総合的に判断しているわけであります。 
 まず第1点、高齢者センターの内容が、居住施設でなくても問題があるのではないかというお話がございました。確かに、高齢者センターなるものを私が途中で聞いたときに、何でそんなものをつくるのかと思ったことがあります。区長になって聞いてみて、逆に区の職員を叱ったのでありますが、高齢者センターという名前を平然とつけて、そして、それをマスコミに報道させて、名前だけで誤解させると。これは区の責任であると私は考えております。 
 内容は具体的にご存じでしょうか。体を鍛えるためのトレーニングルームであったり、レクリエーション室、囲碁、将棋、マージャン、カラオケをやったりとか、あるいは、風呂に入ったりとか、そういう施設であります。そういう施設を高架下につくってなぜ悪いのか、私には全く理解できません。これは、ただ何もないよりも、高架下がベストとは言いませんけれども、つくればそれにこしたことはないのであります。 
 2番目、居住でなくても危険な場合がある。それはそうだと思います。ただ、一つは、今お話を申し上げたように、高齢者センターというものはそもそもそういうものではないというのが一つと、高架下がなぜ危険なのか。これは、私は何度話を聴いても、理解できません。私は区議会でも申し上げました。前々回の語る会でも申し上げました。都心のJRの高架下、あるいは、高速道路の下、たくさん施設があります。レストランがあり、物販店があり、いろいろな施設があります。そこで私は若いときに働いていましたから、しょっちゅう行って食事をしたり、あるいは、買い物をしたりしておりました。夜になったらお酒を飲みに行ったりしておりました。これは短期間ではない、50年以上建つ施設であります。その間、1回でも危険があったでありましょうか。もし、練馬区のこの場所が、ほかの都心とかほかの場所と違って、ここだけが特別に危険だというのであったら、その証拠を示していただきたい。こういう理由で、この高架下が危険であると。それをはっきり言っていただかないと納得できないのであります。それは、ほとんどの区民の皆さんがそうだろうと思います。 

 それから、3点目、1970年代につくられたものだから問題だと、これはまことに一般論であります。それから、最後の占用許可書の問題もありますが、最初の70年代のコンクリートの問題というのは、これを言い出せば、70年代以降につくられたあらゆる建築物はだめだということになります。それがそうでないように手を尽くさなければいけない、また現に手を尽くしている。ネクスコもやっているし、私どもも、必要であれば、この高架下の施設の安全を守るためにどうやっていったらいいか、これは共有しているし、これからもやっていくのであります。一般論で問題をいわば一般化して危険であると、何の論拠もなくおっしゃるのは、私は大変不条理であると考えております。 
 私どもの区に反対の方もたくさんいらっしゃる。いろいろな問題に反対のご意見がある場合もあります。大抵は、反対の理由は私はわかるのであります。同感はしなくてもわかる。しかし今回はわからない。なぜ高架下が危険なのか。しかも、なぜ高架下に高齢者センターをつくってはいけないのか。 
 もし、皆さんが、高齢者センターをつくることで交通が混雑して迷惑であると言うならば、それは全く別の問題ですから、それはそれとしてご相談に応じるということになります。

  • 技監 

 アルカリ骨材反応ですとか、海砂を使った場合でのコンクリート劣化というのは、確かに、かつて、1970年代以降の話として出てまいりましたし、それに対する維持補修の話も出てまいりました。阪神・淡路大震災以後については、大分改良されて、あそこの区間についてはネクスコの方で橋梁の部分の補強をしているということもございます。ネクスコ自身が安全な保守点検に努めるという話を聞いておりますし、基本的には施設管理者が安全な管理をしているということを確認しておりますので、私どもは大丈夫だと考えております。

  • 企画部長 

 占用許可申請書の中に虚偽事項が記載されているというお話がございましたけれども、私どもは一切そのようなことはございません。求められる要件について、区として考えられる内容を誠実に記載させていただいて、このたび正式な許可をいただいているということでございますので、誤解のないようにお願いしたいと思います。
 
 

  • 参加者 

 区は、高架下の件についても、その前の車どめの問題にしても、自分たちで案を全て固めてつくって、それで、高架下の場合は、2年間役所内でつくり上げて、全部スケジュールまで組んで、それで初めて住民に説明会を開くのですね。本当に区は一方的に、住民の意見は、先ほどのように、ただ言わせておしまい。区長にお願いしたいのは、そういうやり方をやめて、本当に民主的に真に住民参加、住民の意見を聞き入れるというやり方に変えていただきたいと思っています。 
 ここはあくまでも借りている土地です。60年耐用させたいという公共施設を建てたとしても、築45年です。大規模工事のときにはどかせますということに契約するのです。そういう制約があることは一つも言わない。 
 高架下に関して言えば、すぐ近くに大泉北出張所というのがあるのです。大泉北敬老館です。そこがちょうど改修の時期に当たっていまして、二つのあり方は住民の意見を聞いて進めると言っていたにもかかわらず、1回もそのような会を開かない。そして、似たような施設が目と鼻の先に二つできるわけです。 
 ここ1キロにわたって、にぎわいのまちづくりの拠点にすると言って、年間9万人の利用者を想定しています。ここをにぎわいのまちづくりの拠点にすると突然区が言い出したことで、私たちは驚いています。ほかの外環の地上部の整備のところの説明会に出たら、同じこの地域が、住宅地の静かな環境を保全する地域となっているのです。区として全然整合性がない。 
 3・11が起こって、私たちもこの計画地でコンクリート破片を拾っています。そして、直下型地震もいつ起こるかはわからない。ここを本当に利用する人、あるいはここのぎりぎりの沿線に住む住民、そういう人たちの本当の思いを区長は受けとめてほしい。だから、私たちにとってみれば、なぜ区長がこのことがいけないのかわからないということこそわからないです。住民の命を第一に考えて、計画を見直してほしいと思っています。

  • 区長 

 区議会での陳情でも、設置促進の要望の陳情が採択されていると私は聞いております。これをつくってほしいと要望している区民の方々は確実にいるわけであります。そういう方々の意見を聞かないで、なぜ反対派だけと個別に話さなければいけないのか、私は全くわかりません。 
 それから、微妙にいろいろな論点が入りまざっています。高架下が危険であるとか、あるいは、高齢者センターが問題があるとか、それと全く違う話であります。そこのところはぜひきちんと分けていただきたい。議論をわざわざ情緒的に入り組ませているだけであります。 
 私は、物事を率直に申し上げるし、フランクに話をしますけれども、粗雑な言い方をしたらお許しをいただきたいのですが、この問題について、これまで議会でお話をしました。なぜ危険かわからない。高齢者センターをつくることについては何の問題もない。この点について、私は一言半句も撤回する気も訂正する気もありません。

  • 副区長(琴尾) 

 区としては、こういう新たな計画をつくるときは、当然内部で検討はいたします。その上で、区民の代表の方で構成する区議会にご説明し、ご意見をいただきながら案を練っていくというのが基本になります。 
 それにあわせて、区民意見反映制度で意見を募集したり、今回、高架下でもそうですけれども、節目節目で説明会を開催して、ご理解いただく、ご意見をいただく場を設けて進めてきております。これが議会制民主主義の基本的な進め方だということで、こういうやり方でやってきております。この辺については多くの区民の皆様にご理解をいただいていると思います。 
 当然、全ての物事について反対される方もいらっしゃいます。反対する方が一人でもいるからやらないということにはならないと思います。少しでも反対の方々のご意見をより多く聴いて、直せるところは直す、修正をして、それで、大方の方のご理解をいただきながら進めていく、それが区政だというふうに考えております。この姿勢はこれまでも変わりませんし、今後も、前川区長のもとでそういう進め方で区政を運営していきたい。そして、今回お示しした区政運営の新しいビジョンのもとで、前川区長のもとでよりよい練馬区を区民の皆様と一緒に築いていきたい、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。
 
 

  • 参加者 

 私は、現在、練馬区内の認証保育所の職員をしております。その保育所は保育室制度の時代からずっとやっておりまして、5年前に法人になって、認証保育所に移行しました。ようやく5年たったと思ったら、今度は国の制度で、子ども・子育て支援制度というものが今年の4月から実施されるということになった。国の新制度の中に認証保育所が入っていないということで、これは大変ということになっているのですけれども。今のまま当面は続けるよというふうに言われておりますが、果たして二、三年のことなのか、五、六年のことなのか、十年たっても大丈夫なのか、その辺がすごく不安です。 
 認証の保育所への補助の仕方が在籍児童に対してだけなので、ほかの認可施設のように、職員であったり施設であったり、そういうところには全然補助がありません。保育料が認証だけ高いままでやらざるを得ず、ますます認証保育所の運営は厳しくなって、そのうち淘汰されてしまうのではなかろうかと、非常に心配をしております。 
 新ビジョンを今見せていただいたところ、この5年間の戦略では、練馬こども園というものができて、認証保育所についても区の施策に組み込まれているのかなと読めて、少し安心したのですが、区の施策としてあらかじめ前提としていただけるのであれば、施設に対しても補助をするとか、保育所が安定的にやっていけるような措置をぜひとっていただきたいなと思っております。 
 認証保育所が認可に移行することについて補助金を出していただけるという話もあるのですけれども、それが3月末までということで、非常に検討の期間が短過ぎて、もう少しその辺についても長期的にしていただけるとうれしいと思っています。

  • 区長 

 認証保育所は、私が福祉局長のころに、当時、認可保育所と、それから、劣悪な未認可保育所がたくさんありました。特に長時間保育ですね。お母さん、お父さんが働いていらっしゃる。その時間も非常に長い方がいらっしゃる。長時間保育に対応できない。それからまた、産休明け保育、これは今でも公立の保育所の問題の一つですけれども、対応ができない。そういう問題に柔軟に対応するシステムにしたいと。場所は非常に利便なところにして、預けやすい場所に、駅の中とか駅前とか、そして、そのかわり、サービスを付加した分だけは保育料をいただこうということで、都独自でつくったのです。 
 正直言って、私もこれだけ反響があって、これだけ増えるとは、つくった当時は思わなかったです。まるで石原福祉行政の看板みたいにされて、私はほかにたくさんいろいろなことをやりましたから不本意ではありますけれども、ただ、住民の方に受け入れられたのは大変うれしく思っております。 
 今お話があった点については、基本的に私は、国が新制度に入れなかったのはまことにけしからんと思っておりますし、区としてできることは対応していこうと思っております。

  • 教育長 

 今、区長が申しましたとおり、認証保育所もしっかりと練馬の子育ての制度の中に組み込んでいくということを、はっきりと申し上げたいと思っております。 
 具体的に今幾つかご質問いただきました補助の問題については、今後、全体の利用者負担のあり方ですとか施設補助のあり方というのは、平成27年度に総合的な検討を加えようと思っておりますので、そういう中で精査をし、また、皆様方にもお伝えをさせていただきたいと思っています。
 
 

  • 参加者 

 区長は、高架下につくって何が悪いかと、そういうことをおっしゃったけれども、何が悪いかがわからないのだったら、勉強してください。 
 区長選の最終日に、私は前川区長候補と大泉学園駅南口でお会いしました。そこで、区長は私にはっきりと、区長に当選した暁にはお話を聞いてくださると約束をしてくださいましたが、それが全然果たされないで、9月18日の答弁でも、「こういうことを答えてはいけないのか、与党の皆さんにかえって悪いかと思うのですけれども。」なんというふうな。区長は与党の皆さんの方を見て区政運営をされているのですか。 
 それで、「残念ながら、全部の皆さんに会うことはできません。選挙の過程で区民の皆さんの何千人ともお会いしました。またいろいろ話をしようと約束した」と、そういう約束をしていながら、たくさんの人と約束したからそんなことはできないと言うのだったら、それは最初からやるべきことではないではないですか。

  • 区長 

 高架下につくって何が悪いかと、問題がないということを私が文学的に言っただけの話であって、それは勉強した結果、問題ないということを言っているだけのことであります。 
 それから、議会で与党の皆さんに悪いようだと言ったのは、たしかあのときは少数会派の人が質問をしたのです。これまでは、区長はそういう場合は答弁をしない慣例だったのです。でも、私は答弁をしました。それは、与党の皆さんには今までの慣例を破って悪いかもしれないけれどもという意味で申し上げました。話が全く逆であります、申しわけないけれども、おっしゃられていることは事実を踏まえていません。事実を踏まえて、きちんと質問をしていただきたいと思います。私はとにかく、物事はフランクに言いますが、趣旨は一貫しているつもりであります。 
 それから、選挙の途中でいろいろ話をしたとかそういったことをおっしゃっておりましたが、これは議会でも申し上げました。私は、選挙のとき、何千人もの人に会いました。そして、ぜひ来てくださいということを言った場合もあります。その後、いろいろな人と会って話を聴いてきております。そこを私の方で判断して取捨選択するのは、これは、区民から選ばれた区長として当然であると私は思っております。
 
 

  • 参加者 

 ビジョンの計画15、みどりあふれるまちづくりの中で、都市インフラの整備における緑の創出としまして、都市計画道路の整備にあわせて、公園・緑地を整備するなどして、まちのみどりを増やしますということでございます。大変すばらしいことと思いますので、ぜひこれが具体化できるように、我々は期待いたしております。 
 公園をつくったり樹木を植えただけでは、緑の美しいまちづくりはできません。これをいかに維持管理するかということについて、特にご配慮いただきたいと思っております。
 現在、練馬の中には大小600以上の公園があるかと思いますが、枯れた木が多いのです。サツキ、ツツジ、オオムラサキ、こういった低木の枯れ木が目立っております。この枯れ木を我々ボランティア団体が植えかえをさせていただきたいと思います。 
 あわせて、公園をつくるときに、最初から、これは例えば地域の皆さんに管理してもらおうとか、区で全部管理するということではなくて、みんなの力をかりていいまちづくりをするように、将来のためにご提案申し上げる次第であります。 
 今回のビジョンの中には協働という言葉が見当たりませんので、ちょっと気になっております。ボランティアをぜひ有効に活用していただくよう、検討をお願いいたします。

  • 区長 

 大変建設的なご意見をいただきまして、ありがとうございます。ご指摘を踏まえて取り組んでいきたいと思います。 
 特に、私からは二つほどお話ししますが、都市インフラの整備におけるみどりの創出、都市計画道路をつくればみどりが減るのではなくて、逆に、つくることでみどりが増え、また、万が一減らす場合には、必ず同等以上に増やすと。そしてまた、むしろ積極的に道路をつくることでみどりを増やして、環境を改善すると、そういった取り組みを進めていきたいと私は強く念願しております。 
 それから、ボランティアをはじめ、いろいろな区民の方との協働につきましては、これは極めて大事な課題だと思っております。ビジョンのページで言うと62ページですが、「地域団体、民間企業等と力をあわせ、良質で効果的な公共サービス」、この地域団体というのはまさに区民のことでありますので、これからは、もちろんみどりだけではなくて、福祉についても、地域サービス全般について、区が責任を民間に押しつけたり肩がわりさせるのではなくて、行政は行政でしかできないことを徹底的にやっていくと。みどりであったら、全体を増やさなければいけませんから、それは行政の責任として徹底的にやりますが、サービスの質を上げ、内容を充実するために必要なのは、むしろ民間の方に力がある、知恵があるわけでありますから、ご一緒にやるという形をとっていきたいと思っております。
 
 

  • 参加者 

 石神井公園駅周辺界隈は、1月31日、上り線が開通して、全て完了の形になっております。まだ高架下は、バスターミナル、あるいは、駅前広場が進捗中で、これは3月までに大体終わる予定です。ただ、私が懸念していることは、東京都の補助幹線道路132、232が、用地買収が若干残っていて、そのために先行して七、八年前から用地買収に応じられた方々が非常に気の毒に思っております。なぜもっと区は132、232について積極的に動かないのかと思います。道路買収が終わっても、鉄パイプはあちこちに散乱しています。 
 石神井公園南口についてです。地区計画というのが2年前にでき上がったのですが、南地域の住宅街については、放置された形になっております。これについても早くやりますと都市整備部では話しておりますが、何ら動きがありません。何とかしていただきたいと思います。 
 富士街道の拡幅の件です。これは東京都道ですから区は関係ないと言われるかもしれませんけれども、東京都は非常にたくさんの道路拡幅や危険な道路を抱えております。やっぱり優先順位があるそうです。特に練馬区は、西部の道路の舗装率が非常に低いわけです。今日のビジョンの中にも出ておりますけれども、なぜ西部が非常におくれているのか。これは、区としても大所高所から力を入れていただきたいと思います。

  • 技監 

 まず、石神井公園駅周辺の道路整備です。引き続き用地の取得には積極的に努めてまいります。確かに、先行的に用地をご協力いただいた方のところには、仮柵でとってあるのですけれども、下水あるいは電線の共同溝とか、その区間だけでできる工事を先行してやらせていただいております。全体の工期をなるべく短目にとるように引き続き努力してまいりますので、ご協力をお願いしたいと思います。 
 2点目の地区計画です。南側については、地元の問題と東京都の調整の問題がありまして、方針だけを定めて、地区整備計画は定めないできました。ただ、引き続き地域の方々との話し合いをやっておりますので、早晩、地区計画区域全体の地区整備計画を定めていきたいと思っております。これも引き続きご協力ください。 
 3点目、富士街道です。富士街道につきましては都議会でも陳情採択をされているという話を聞いておりますし、練馬区議会でも陳情採択をしております。東京都は、交通量調査、あるいは、周辺に堅牢な建物が結構あるということで、現況の調査をされていると聞いております。区も整備に当たって引き続き、早目の整備をお願いするよう、調整に努めているところです。
 
 

  • 参加者 

 区民の7割の方が区外の病院にかかっているとのことです。これは恐ろしい数字だと思います。なぜもっと積極的に早目早目に区は対処しなかったのか。こういうデータがありながら、よその区にお世話になるということは、非常に区民として悲しい出来事ですね。

  • 副区長(山内) 

 医療については、練馬区としては従来から大きな課題だったわけです。医療体制を整備するということで、今までもいろいろと努力してきたわけでございます。 
 その前提になっている大きな制約がありまして、医療圏というのが、今、東京都の中には定まっております。練馬区、板橋区、豊島区、、北区という、この4区が一つで西北部の医療圏になっており、この中で一般病床の数は整理するという規制があるわけです。板橋区は非常に大きな病院が幾つもありますので、そこで病床をみんな稼いでしまっています。結果的に練馬区の方にはなかなか大きな病院ができないということでした。その中でもいろいろな努力をしてきた結果、大きな病院が二つできました。さらにまた、大泉の方にも新病院として、在宅療養ネットワークの拠点病院、100床程度の病院をつくるということで、このビジョンの中には盛り込まれているわけです。 
 ただし、そうは言っても、救急医療の高度の病院もどうしても必要だという、特に西部地域については非常に強いご要望もございます。引き続きこれについては検討をしていきます。新たな病床、そういう規制の枠を破るような形でできないかということで、医療特区という形でも申請をしております。ご要望を踏まえて、引き続き区として努力をしていきたいと思っております。
 
 

  • 参加者 

 集団的自衛権について、立憲主義に反するということで、236の地方議会で撤回が求められています。国が間違いを起こしたとき、地方自治体がこれに対して意見を申し述べ、それを修正させる。あるいは、時には対峙する、そういうことも必要になってくるものであります。とりわけ戦争という問題は、私たち国民にとってみれば、国の問題ではなくて、我々一人一人の国民の問題でもあります。国だけではなくて地方自治体、これがしっかりと国に対して意見を述べる、そういう義務があると思います。

  • 副区長(琴尾) 

 大前提として、今回ビジョンの素案をつくって、よりよい練馬区を区民の皆様と築いていこうという上で、平和であることが大事だというのは、区長は、前提として認識を持っています。そのためには、憲法を遵守していくということが大事だということでございます。これには変わりはございません。そして、皆様が政治にも関心をお持ちいただき、区政にも関心を持って一緒に議論して築き上げていく、こういう姿勢を持っております。
 
 

  • 参加者 

 私は、先日区長宛ての練馬区における外環の地上部道路に関する公開質問状というものを受け取っていただきました。まず、これは質問ではなくて、私たちからのお願いでございますが、何度も区長との直接の対話集会を望んでおりますので、これに応えていただきたいということと、この公開質問状は区長に当てたものですので、区長がじきじきに書かれたものでお答え願いたいということです。 
 その内容の中で、練馬区の区民意見反映制度によるこの外環の2の練馬区の取り組み方針素案に対するパブリックコメントのことが出てきますけれども、この201通出されたパブリックコメントのうち、ほとんどが外環の2に対する反対意見でございました。22メートル幅の道路が石神井公園のすぐ傍らを通るということは非常な環境破壊であります。そして、40メートル幅のその下には大きな大深度のトンネルが通るわけです。そして、18メートル区間、40メートルから22メートルを引いた地域に住んでいる人たちは、その道路のすぐわきで大気汚染、振動、騒音などに悩まされながら、その大深度のトンネルの上で生活するわけです。私たち、この地域に住んでいる住民としましては、到底この道路は許すことはできません。西武線立体化と外環の2を一緒にすることも全く許容することはできません。という私たちの意見をぜひ知っていただきたいと思います。

  • 参加者 

 のどかでおだやかな住環境を求めて石神井公園のあたりに住んでいらっしゃる方がいっぱいいらっしゃるわけです。その方たちを立ち退かせてあの道路をつくるというのは一体どうなのか。あの道筋自体が高速道路と高速道路をつなげるための道筋であって、地上に暮らす人たちの利便というのは余り考えられていない、今の道筋に沿ってつくられる道ではなくて、まちの真ん中を縦断してくる。道路は必要かもしれません、けれども、あの道をつくってしまったら、多分ほかの可能性はもう閉ざされてしまう。そういうことをやっぱり一緒に話し合いたいなとすごく思います。 
 緑化ということをおっしゃるのだったら、例えば、大泉学園の駅から大泉街道に出るまで、私はいつもそこを通って仕事に行っているのですが、1本も木がないのです。緑化というものを出していただいてもあまり信用できないというか、まず、今あるところで見せていただきたいと強く思います。 
 ぜひ本当に一緒に話をして、敵対するのではなくて、一緒に話して、私たちも納得できるところは納得していきたいと思うし、そういう機会をつくっていただければと思います。

  • 技監 

 道路整備の考え方は、区長が区報で出したり、このビジョンでも出していますけれども、今までの道路ではなかった話です。ですから、現在の道路でそんな道路があるのかと言われても、確かにないと思います。道路づくりは、みどりも含めて、新しい環境をつくっていく一つのきっかけになるのだと。ぜひ道路づくりの中で、みどり、あるいは、地域の環境をよりよくして、道路は都市生活の一つの骨格でありますので、それが地域に必要な大切な空間になるように、そういう考え方で進めたいし、進めようということが区長の思いであります。したがって、これからそういうものを実現していこうというふうに思っております。 
 また、話し合いについてでありますけれども、それぞれの段階で、私ども職員が話し合いの場をつくって、やっております。したがって、ぜひそういう機会にご意見をいただければと思います。
 
 

  • 参加者 

 区のビジョン素案の中には、立体交差として西武新宿線のことは載っているけれども、大泉学園駅の近傍の立体化というものには一言も触れていない、そもそも、区にやる気があるのかどうか。

  • 技監 

 大泉学園駅付近の立体化についてです。このビジョンは当面5年間を目標にしたものであり、その中でどこを重点的にやるかということで、西武池袋線の大泉学園駅の手前までは今度終わりますけれども、その次は西武新宿線に行きますという考え方を上げております。ただ、大泉学園駅の先も検討区域に入っておりますので、引き続き東京都に事業化について調整してまいりたいと思います。
 
 

  • 参加者 

 とにかく医療設備が貧弱であるということで、西の方の人のために、西東京市と組んで、保谷厚生病院なり、あるいは、ほかにも幾つかありますけれども、そちらの方と共通で利用できるようなことにしていただきたいということです。

  • 副区長(山内) 

 順天堂病院は、向かい側に中学校がありますけれども、そこに拡張するということで、90床分について、今、具体的な作業に入っております。 光が丘病院については老朽化してきておりますので、建て替えをするために、お話を地元と始めております。あそこは一団地という規定がございますので、その関係で、地元の自治会、町会、あるいは、関係者と話を始めているということでございます。いい病院をつくるために我々も努力しますので、ぜひよろしくお願いします。 
 それから、西東京市との協力です。医療は自治体の境界は関係なく行けるのです。ただ特に練馬区の住民だけは優先してここでやりますよというのは、実は医療制度に反してしまいますので、それはなかなかできないのです。近くの病院に、区境でもあるいは県境でも行けるようにはなっております。今の仕組みでもできます。
 
 

  • 参加者 

 区長が冒頭におっしゃった部分で、練馬区の職員は内向きだと。非常に活力がないというニュアンスが伝えられましたけれども、実際に前川区長が東京都からお仲間を引きつれて練馬区の職員として採用しています。こうなれば、本来の練馬区の職員は、せっかく自分がやろうとしていた部分が、大きな区長権限で阻害されていると。これで元気になると言っても、なかなか無理ではないでしょうか。

  • 区長 

 私と練馬区の職員との関係でありますが、私は、練馬区の職員は本当に真面目で一生懸命やっていると、本気でそう思っております。ただ、残念ながら、こういうことを言っては何でありますが、内部から上がられた区長中心で何十年もやってこられたと。そういう意味では、少し閉ざされた、内向きの組織であるなと思っておりました。現実に区長になってみて、改めてそれを実感しております。私はそれに対して、外の人を連れてきて、何人かにいろいろな形で協力を求めておりますが、民間の人も使っておりますけれども、それは、そういう体質を変えたい、積極的で前向きに仕事をしたい、そういう組織にするためであります。私の個人的なつながりであるとか便宜であるとか、そういうことは一切考えておりません。私は、そういう考え方で仕事をしたことは一切ありません。今までの私の経歴で接した人間の中から、一番有能で、かつ、信念がある、節操がある、そういう人間と一緒に仕事をしているのです。私は東京都で、行政を私物化しようとする人たちにはさんざん懲りました。同じことをする気は全くありません。
  
  

  • 参加者 

 練馬区長が顔を並べて、推薦議員の顔出しするのはどうお考えでしょうか。あれも国政レベルからやっているから同じだと言いたいのでしょうか。ああいったことを延々とやっているというこの国の地方自治体のあり方としては全く旧態依然で、何も変わっていないではないですか。それについてぜひ答えてほしいと思います。

  • 参加者 

 総合教育会議の教育委員会になりますので、これは区長がこれから招集していくということになります。政治的に中立な立場でやるということが教育というものに対する立場ですので、ポスターに顔が出ているというお話もありましたけれども、そういうこともぜひとも加味して、これから区政の運営に当たっていただきたいというふうに思います。

  • 区長 

 私の選挙等についての姿勢であります。私は71万区民を代表する区長であります。選挙で選ばれました。憲法15条2項の全体の奉仕者という視点を外れることは一切いたしません。たとえどの党から支持されようと、それは関係ありません。ただ、私は同時に政治家でもあります。私の意見を通すため、私の政策を通すために、私を支持してくださる会派の皆さんを応援するのは、これは当たり前であります。安倍総理大臣、あるいは、舛添知事、同じようにあたっておりますが、私も区長として、自分の全体の奉仕者としての政策を貫くために必要な応援はしていきます。何の恥じるところもありません。むしろ、誇りに思っております。
 
 

  • 参加者 

 公務員は全体の奉仕者、これは憲法15条ですけれども、わかりますが、多数決で何事も決めていいということにはならないのです。侵してはならない基本的人権というのはあるのです。私は関越道の50メートルのところに住んでいます。12月にあそこで火災が起きているのです。ガソリンから火がついて爆発して、火の粉があの関越から下に落ちているのです。そのために、あの防音壁が燃えてしまった。それが何と、高齢者センターができる場所のすぐ上なのです。何回も同じところで火災が起きている。そのときに、下の人たちはすぐに逃げ出せますか。危険なところなのです。ぜひ考えていただきたい。

  • 参加者 

 高齢者センターというタイトルも本当は悪いのです。本当は、生涯学習センターというのも、障害者のセンターですかと言う人がいるのです。だからこういう名前をもう少し考えてください。

  • 参加者 

 高齢者センターを建てようとしている真下なのですけれども、12月5日に、高速道路の上のところで火災が起きました。私はずっと見ていたのですけれども、消防車が来たのが15分おくれ、通行止めにしてくれるのが30分過ぎているのです。そういう状況なのです。朝起きてみたら、こういう破片、こういうものがたくさん落ちていました。それで、危なくて拾ったのですけれども、そういうことが起きています。 
 交通量の調査は火曜日になさっていたのです。8時半にはすごく車が通るのです。それなのに、調査しないで、係の方はいるのですけれども、ふらふらして、お話をして、全然はかっていないのです。すごく腹立たしくて、ぜひ今日はそういうことを聞いてみたいと思って来ました。

  • 参加者 

 高齢者センターという名称はどうかというご意見がありましたけれども、これは、老人福祉法に基づいて、高齢者の尊厳を第2条で高らかにうたって、それに基づいてつくる施設なのだという点も考え方の中にも入れて、単なる呼称の問題ではないということを一つはっきりさせてほしいです。高齢者センターをつくる関越道の高架下には、歩道がないのです。施設のすぐ両側は道路なのです。こんな危険な場所に高齢者センターをつくるということがいいのかどうかということを、一つ改めて考えてもらいたい。 そしてもう一つは、住民と向き合ってほしいということです。住民の意見としては反対の意見が多数寄せられている。こういう状況を踏まえて、やはり前川区長が懇談会を重視しているということであれば、反対している方々と向き合って議論する場をぜひつくってほしい。

  • 参加者 

 関越道の高速道路の下に建物をつくるということに、区長は何が危険なのかがわからないとおっしゃったのです。そのわからない部分は私はわからないです。一番近いところに公的な土地があったではないですか。大泉北出張所は10年の計画の中には改修工事となっておりましたけれども、これを、改修ではなくて全部更地にして、少し狭いと私は何回も聞かされましたが、少しの狭さでも、今はお金がないので、そこが代替地としてなぜ対象にならなかったのかということが非常に今でも不満であります。それは、見直しは今でもできます。

  • 企画課長 

 高齢者センターという名称についてでございます。区長からも、関越高架下の件につきまして、区長が就任して、これまでの経緯について皆様からいろいろお話をいただいていることも含めて、全てきちんと報告をした上で、改めて判断をいただいて、現在、進めているものでございますが、高齢者センターという名称は、確かに中身について、区民の皆様にお伝えするにしてはわかりにくい名前であると。区長からも指示がありまして、名称については今後検討させていただいて、高齢者センターというものが皆様によくわかるような名前にさせていただければというふうに思っております。 
 さまざまなご意見をいただきましたけれども、私どもといたしましては、当然対応すべきことについては、周辺の住環境、それから、施設利用の安全性も含めて、きちんと対応していきたいというふうに考えておりますので、ぜひ前向きなご意見をいただいて、それを反映させていただきたいと思っております。 
 これまでも、例えば、見通しが悪くなるというようなことにつきましては、建物の数を減らすとか、そういった対応もとっております。建物の高さ等についてもご意見をいただいておりますので、これについても検討させていただいております。そういうわけで、私どもといたしましては、いろいろなご意見も伺った上で、地域の皆さんに喜んで利用していただける施設、安全・快適にご利用いただける施設になるように、今後とも引き続き取り組んでいきたいと思っております。
 
 

  • 参加者 

 病院を利用するにも、交通の整備が必要なのです。東大泉から練馬光が丘病院に行こうと思ったら、乗りかえをしていかなければ行けない。今、高齢者の方の生活範囲で、大江戸線を使う方も結構いるのですが、バス1本で光が丘まで行ける、そして、病院にも行けるというふうな環境整備をぜひ計画の中に入れていただきたい。

  • 副区長(山内) 

 交通ネットワークの件ですけれども、大江戸線の延伸ということで、新しい区政のもとで、さらに実現に向かって今、東京都との具体的な協議を進める場を設けることとしています。大泉地区の方に延伸することによって、バス、あるいは、地下鉄というもののネットワークを整備したいということで、このビジョンの中にも掲げておりますので、ぜひご理解をよろしくお願いいたします。
 
 

  • 参加者 

 外環の2と、地下に大型な高速道路を通す。この道路をなぜ今1本地下に通すか。地下に通して、その上にももう一本必要だねと、こういう行政を前川区長はおっしゃる。これがみどりだと。それから、災害に強い都市づくりと。本当の道路づくりということにきちんとした説明責任をおっしゃっていただくことが、この素案を本案にするための大事なことだと僕は考えます。

  • 区長 

 私のまちづくりに対する信念であります。私は、東京都は過去2回、大きな過ちを犯したと思っております。1回目は、関東大震災のときであります。このときは、根本的なまちの改造をすべきときに、端的に言えば、当時の地主勢力の反対にあって、できなかった。まことに中途半端な改造になりました。2回目は終戦直後であります。このときも、例えば、名古屋市等は思い切って行政が主導権をとって、抜本的な100メートル道路をつくって、都市改造をやりました。東京都はほとんど何もできなかったわけです。当時、20年後の東京というのを東京都はつくっておりますけれども、あのときは、関東大震災のときのようなことは絶対に繰り返さない。将来の人に笑われないようにまちづくりをすると彼らは言っておりました。しかし、残念ながら、できなかったのであります。私は同じ過ちを繰り返す気はありません。私は区民全体の利益の代表者であります。外環道についても、選挙の公約で必ずやると約束いたしました。これは、私の信念にかけて絶対にやっていきたいと思っております。
 
 

  • 参加者 

 インフラ整備としての道路整備、この整備率を5割から6割にするという話だったのですけれども、新しい道路に自転車道路とか歩道が整備されている道路もあります。新たにつくる道路はそのようにお金をかけてできると思いますけれども、今ある道路について、本当に危険なところがいっぱいあるのです。歩道でどう曲がろうとも、車椅子で曲がれません。そして、高齢者の電動のスクーターが車道まで出ていったりしている姿を見ているのです。大至急、生活困難者のためのゾーンを設けていただきたい。車の走行のことも含めまして、そこまで練馬区で道路についてはやっていただきたいと思います。

  • 技監 

 練馬区内の都市計画道路の整備率が50%を切っていること。それを東京都の23区の平均の6割を超すような形で頑張ろうというのが、まず基本の考え方です。今の道路事情が非常に脆弱だという話もいただきました。まさにそのとおりであります。また、私どもも維持管理の中で、バリアフリーという意味で、段差解消など、さまざまな努力を重ねておりますし、モニターをしてもらう区民の方々にお願いして、点検しているところでございます。そういう意味で、少しずつではありますけれども、現在の道路も改良し、必要な道路についてはつくっていきます。さらに、つくるに当たっては、その周辺の沿道も含めて、環境、あるいは、みどりをそれまで以上によくして、この道路の空間が地域にとってよりよい生活空間になるようにする。これが最終目標であります。そのような形で実現していきますので、引き続きご協力をお願いします。
 
 

  • 参加者 

 今回のビジョンの柱となっているのは、学校の放課後問題に(仮称)ねりっこクラブという仕組みを導入するということだと思います。私が大変心配しておりますのは、このねりっこクラブ、かなり複雑な仕組みになっているのではないかということです。 
 学童保育は保育、そして、学校応援団の方は見守りになっております。こちらの二つを、事業統合と書いてありますけれども、統合して、一つ大きな現場責任者を置く、それを民間業者に委託するというのが一つでございます。たくさんの人々が関わっているということで、大変協議が必要になってくる。あるいは、調整が必要になってくるという中で、では、誰がどこまで責任を持って子どもを安全に見てくれるのか。それから、現場の責任者の間で意見の食い違いが見られたときにどうやって解決していくのか。仕組み自体がうまく動いていくのか、私は大変疑問を持っております。
 もう少し柔軟性のある、お金もかからず、それから、仕組みを変えるということをせずにできるようなことはないのか。それについてどのように検討されているのでしょうか。

  • 参加者 

 現状の学童クラブを残してほしいということです。直ちに現状の学童クラブをなくすことはないというふうに聞いていますけれども、直ちにというのが1年後なのか、それとも、2年後なのかというのを具体的に知りたいです。

  • 教育長 

 学童クラブに関してですが、ねりっこクラブを提案させていただいております。自分が通っている小学校でいかに子どもたちが安全で安心して放課後を過ごすことができるか、現在の学童クラブの仕組みを拡大するだけでは、とても解決に至らないと考えています。それから、もう一つ、現在、ひろば事業をやっております。学校応援団の皆様方が頑張ってやっていただいている。ただ、65校を見渡すと、なかなか人材の確保が難しくて、毎日子どもたちの面倒を見ることができないというところもある。そういう問題をあわせて解決するために、今回のこういう仕組みをつくったわけです。複雑だというようなご指摘もございました。ただ、責任は誰が持つのか。それは区です。練馬区が子どもたちの放課後の安全について責任を負うのです。学童クラブをなくすということではありません。学童クラブの機能、ひろばの機能、それらを維持しながら運営を一体的に行っていく中で、子どもたちの安全な居場所づくりをしていくということが今回の趣旨であります。
 
 

  • 参加者 

 31日の説明会は関町でありますね。午前中に説明をして、この意見の提案がその日の夕方までなのです。地方自治というものを大事にすることであれば、例えば、何人参加したとしても、その日の午前中に説明して、午後には締め切りで意見を出せという、そういうやり方というのは自治のあり方という意味ではおかしいというふうに思います。

  • 企画課長 

 ビジョンについてのご意見を今日もさまざまいただきました。来週、最後に説明会がございますけれども、いただいたご意見につきましては、パブリックコメントの締め切りの日にかかわらず全て検討させていただいた上で、ビジョンの成案化までに十分検討させていただきたいと思ってございます。皆様から前向き、積極的な、練馬の未来のためにいいご意見をいただければというふうに思ってございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

  • 参加者 

 戦略計画の中で、練馬こども園の創設という形で書かれております。練馬こども園、国が推奨している認定こども園と論理的にどこがどう違って、このネーミングでこれから始められようとしているのかという説明が一切ございません。何かの機会がございましたら、それも区報に載せていただくか何かでご説明いただけたらと思っております。
 今、すばらしい保育をしている幼稚園、それから、すばらしい保育をしている区立保育園、そして、頑張っていらっしゃる認証保育園、それぞれのところで今、必要だからそういう形態をとらざるを得ない。 
 練馬はこんなに土地がいっぱいある。この土地を利用して、保育園をぜひ認可化していく。認証保育所を増やすのではなくて、認可保育園を増やしていく。そして、区がどういうお金の使い方をして未来の子どもたちをこの練馬で育てようとしているのかという、そういうビジョンをぜひ聞かせていただきたいと思います。

  • 教育長 

 保育園に関しては、認可保育所を充実させていくということだけではなくて、いろいろな仕組み、子育ての施設があるわけであります。認証保育所には認証保育所のすばらしい点、そしてまた、小規模保育所には小規模保育所のすばらしい点、そういうものがそれぞれあります。そして、特に、幼児教育を担っている幼稚園が、今、保育をやっていこうという強い意向も持っていますので、そういうところもぜひお願いをしながら、総体として、保護者の皆さん方あるいはお子さんたちが、自分にとって一番いい保育の場所、そういうものを選択できる、そういう社会にしていきたい。これが今回の私どもの主眼でございますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
 
 

区長挨拶

 お忙しい中を長時間にわたりご参加いただきまして、ありがとうございました。 
 私も、先ほどの話もありましたが、割とシンプルな人間で、言いたいことは全部言う方でありますので、ご不快に思った方もいらっしゃるでしょうが、私にとっては、いろいろな意味で参考になりました。いろいろな方のご意見を聞けてなるほどと思い、あるいは、心の中で反発しながら、両方相まって聞かせていただきました。 
 この結果をトータルで踏まえて、私は71万区民の選挙によって選ばれた区長であります。そのことを基本としながら、まちづくりや福祉サービスをはじめ、充実に取り組んでいきたいと思っております。どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
 

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