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練馬大根だより 第9回

ページ番号:355-920-236

更新日:2010年2月1日

白石家の練馬大根

 「練馬大根育成事業」の生産委託農家のひとつである、大泉地区の白石好孝さんからの最新メールです。
 今後も便りが届きしだい、掲載しますのでお楽しみに!

 前回、やっとの思いで掘り出した練馬大根。これでお終いと言うわけにはいきません。
 これまで、幾度もおはなししてきましたが、練馬大根はたくあん漬けにしてこそ練馬大根。そこで、今回はたくあん漬け講習会といきましょう。

 はじめに、大根を収穫したら洗って干す作業があります。
 これがだいたい10日~14日。

 写真1をご覧下さい。これが干し始めてから10日目(12月23日)

 だいぶ水分も抜け、しんなりしてきましたね。(写真2)

 これでOK。竿から下ろし、ひもから解きます。(写真3、4)

 この位軟らかく干し上がれば上出来ですね。(写真5)

 さあ、それではぬか漬けの準備にはいります。(写真6)

用意するもの

  • 干しダイコン(50キログラム)
  • 糠(4キログラム)
  • 塩(2.5キログラム)
  • 砂糖(黄ざらめ)(2キログラム)
  • 昆布・とうがらし(少々)
  • 50リットルLの樽・重石

 昔の練馬大根は糠と塩だけで漬けた素朴な味だったそうです。
 私たちの作った練馬大根は区内の漬物屋さんが漬け、年明けに西武デパートで販売されますが、「昔ながらの漬け方ですよ」と高山食品の社長さんがおっしゃっていました。こちらも楽しみですね。
 我が家では、子どもたちもいますので、ちょっと味付けは甘みのある現代風漬け方です。

 まず、糠・塩・砂糖・昆布などを大きな容器に入れよく混ぜ合わせ糠床をつくります。(写真7)

つぎに、糠床を樽の底に少し敷き、大根をならべていきます。(写真8)

 このとき、すき間なくびっしりと敷き詰めるのがコツです。(写真9)

 敷き詰めた大根の上に糠どこを大根がかくれる程度入れます。(写真10)

 これを繰り返して、大根と糠どこを交互に、樽いっぱいまで重ねていきます。(写真11)

 最後に、大根の葉っぱを乗せ、その上に落としぶた、重石をのせて出来上がり。(写真12)

 漬け上がるまでの期間は約1ヶ月。練馬大根は眠りにつくのであります。1月の下旬頃には食べられますよ。お楽しみ・お楽しみ・・・
 さて次回は、ほかにもある東京生まれの大根についてお話しましょう。

お問い合わせ

都市農業担当部 都市農業課 農業振興係  組織詳細へ
電話:03-5984-1403(直通)  ファクス:03-3993-1451
この担当課にメールを送る

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