練馬区明日のふるさとづくり懇談会(第4回) 会議要録
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ページ番号:922-386-550
更新日:2010年2月1日
1 日時
平成12年4月18日(火曜)午後6時30分~8時
2 場所
練馬区役所本庁舎5会庁議室
3 出席者
委員17名
冷水座長、池田副座長、安部井委員、井口委員、伊藤委員、臼井委員、金子委員、川口委員、品田委員、高原委員、武田委員、古谷委員、三上委員、水野委員、南委員、安田委員、渡部委員
(正副座長以外五十音順)
(区側)区長、企画部長、総務部長、長期総合計画担当課長、企画課職員
(傍聴)なし
4 内容(議題)
(1)提言(案)に対する意見交換
(2)提言の決定
5 配付資料
(1)「明日のふるさと練馬」への提言(案)
6 決定事項
(1)「明日のふるさと練馬」への提言【了承】
(2)区長に「明日のふるさと練馬」への提言を報告
7 会議の概要
座長
この提言の案は、前回の懇談会において選任された5名による起草委員会で3回に亘る会合によりまとめたものだ。それを4月11日付で各委員へ送付し4月17日の正午までにご意見をいただきたいということとした。本日は、出された意見を検討した後直ちに修正し、決定後、区長に提言を報告したいと考えている。なお、出されたい意見以外にも意見があれば、この場で出していただいて結構だ。それでは、いただいた意見について事務局より順次説明していただくこととし、検討に入る。
事務局
出された4点の意見についてご説明する。まず1点目は、12頁の基本的な考え方の(1)にあるノーマライゼーションについて説明が必要ということ。2点目は、41頁の具体的提言の(7)の次に(8)として「交通渋滞解消のために西武線の高架化を促進する必要がある。」を追加されたいということ。3点目は、53頁の具体的提言の(1)にあるワンストップ・サービスについて説明が必要ということ。4点目は、54頁の具体的提言の(3)の文章中「ページをつくる必要がある。」という部分を「ページをつくるべく研究をする必要がある。」に修正されたいということ。以上が委員から出された意見だ。
座長
それでは、1点目の意見から検討したい。事務局で予めノーマライゼーションについての説明書きがされているが内容も含めて意見をいただきたい。
委員
所々、横文字があるが、なるべく日本語に直したほうが良いと思う。そういう意味では、これも普遍的ではないと思われるので、説明が必要だと思う。
委員
説明書きの中に、「通常の生活が・・」とあるが、高齢者や障害者が通常ではないから通常に、と言うように受け止められてしまう気がする。都や国でもこの様な使い方をしているのか。
事務局
国などの表現と合わせている。座長 一般の人が生活している、その通常の生活と同じようにという意味で、差別なく同じようにということだ。主旨は生かされていると思う。
【委員全員了承】
座長
次に、2点目の意見だが、これは分科会における提言の中身なので、まず、まちづくりの分科会から意見をいただきたいと思うが。委員 石神井に住んでいるが、南北の交通の渋滞は未だ激しい。西武池袋線や西武新宿線の高架化については、今後どうなっていくのか良く分かっていないが、住民がまだ不便を感じており、忘れてはいけないこととして意見を出した。
委員
西武池袋線で、かなり前から高架化反対の看板が出ていたことがあるが、そのへんはどうなっているのか。
事務局
高架化については、いまでも賛否両論ある。
委員
昭和40年代に、高架化反対・地下化促進ということでかなりキャンペーンは打たれた。しかし、最終的には高架化促進となり現在に至っている。ただ現在、石神井公園駅までいくということにはなっていないようだ。高野台、石神井の中間で中途半端で終わっている。石神井・大泉・保谷の商業者のみならず住民の方達も高架化を望んでいる声の方が多いと聞いている。そういう意味で必要があるという文言をどこかに入れておくことは、地域の住民も希望が持てるのではないかと思う。
委員
方や京王線の調布辺りでは昔から高架化を反対していたが、結果的に地下化に決まったように聞いている。高架化でも地下化でもどちらでも良いので、入れて欲しい。
委員
高架化ではなく、立体交差化という表現のほうが良いのではないか。
委員
品川区の目蒲線の西小山・武蔵小山辺りが今度地下化になっていく。その西小山の都市計画を担当しているが、結果的に地下化になった。私も、立体交差化という表現が良いと思う。また、交通渋滞解消のためにとあるが、他にも理由はあり、上の土地利用や環境問題を含めてやっているのであって、限定することはどうかと思う
委員
立体交差化という意見が出たが、具体的な提言なのだから、むしろ高架化と言い切っていいと思う。事業者が地下化にするということであれば、それはむしろ結構なことだが、ここで曖昧な言葉を使って、せっかくの提言を無意味にしたくない。
事務局
連続立体交差の中には、鉄道線の地下化もあるが、場合によっては道路の高架化もある。幅広く捉えることも可能かと思う。
委員
事業者は地下化については、全く考えておらず、区が働きかかけるも無理だと思う。無理なものをあえて載せる必要はないと思う。
委員
大泉学園の再開発についても、高架化になったときには対応できるような造りになっていると聞いている。ここまで高架化になっているのであれば、高架化と言ったほうが良い。
委員
「駅周辺の再開発計画では、地元住民の意見を取り入れて、立体交差化も考慮したまちづくりをする必要がある。」と言うような文言にしてはどうか。
委員
石神井でも大泉学園でも既に開発は始まっており、設計の段階で立体交差がどうなるのかは決まっているので、それをまどわせるような表現にする必要はないと思う。
委員
西武線というと、池袋線か新宿線か区分けしたほうが良い。最初の計画では西武新宿線は地下化という話もあった。両方ともなるのかという期待を持たせてしまうことにもなる。
座長
意見が分かれているが、ようするに「立体交差化」として両方を含めた言い方にするのか、「西武池袋線の高架化」と限定した言い方にするのか、ということ。また、「交通渋滞の解消」というところは、もう少し膨らませて「駅周辺の再開発にあたっては」というような表現にしたらどうかということだが。まちづくりお分科会としてはどうか。
委員
連続立体化に伴い高架化も進められているので、「立体交差化」という表現で高架化も含めるということは、全く問題ないと思う。前段の「駅周辺・・」の表現については、駅以外の立体交差化も進んでいるので、誤解されているのではと思うが。一般的に「立体交差化を進める必要がある」と言うような表現で良いと思う。
座長 それでは「交通渋滞解消などのために、西武線の立体交差化を促進する必要がある。」ということでどうか。
【委員全員了承】
座長
次に、3点目の意見だが、ワンストップ・サービスについて説明が必要だということについてどうか。
委員
説明が抽象的かと思われるが、これで良いと思う。
座長
「ワンストップ・サービス」について説明書きをつけ加えるということでどうか。
【委員全員了承】
座長
次に、4点目の意見だが、区報の中身の話だと思うがどうか。
座長
「ページをつくる必要がある。」という部分を「ページをつくるべく検討をする必要がある。」と修正することでどうか。
【委員全員了承】
座長
出された意見は以上で終わりだが、まだ時間があるので、大きな変更は難しいが、文言等で修正するものがあれば、この場で意見を出していただきたいと思うが。
委員
47頁の具体的提言に教師と教員と2種類使われている。統一したほうが良いと思う。
委員
委員の発言を生かしてそうなったと思うが。統一しても良いと思う。
委員
教師と教員は同じような形で一般の人達は捉えていると思うの。二つ書いてあると異質のものと誤解されることもあり、統一したほうが良いと思う。
委員
区民としての提言なので教員と使っている場面でも、教師と使っている場面でもたいして差異はないと思う。
座長
こだわらないという意見も出たが、変えたいという意見に対して、変えてはならないという意見なのか。
委員
そういうことではない。こだわらないということだ。
委員
なるべく一緒にして欲しいと思う。「教師」というのが一般的なような気がする。「教員」というとお役所言葉のような気がする。
座長
それでは「教師」と統一してすることで良いか。
【委員全員了承】
委員
4点程意見を述べたい。まず、1点目は、4~5頁の「練馬区の将来像」についてだが、イメージを広げるために現在形の「いる。」「ある。」調で書かれている。10年間の展開がいっぺんに花が咲く訳ではない。表現が飛び離れているように思える。「やる。」「する。」「なる。」という表現に変えたほうが良いと思う。2点目は、6頁の「将来像を実現するために」のところで、「区は積極的に財源の確保に努めることが必要である。」とあるが、これは結構きつい表現で、できれば財源の確保だけでなく、創意工夫・努力で今の予算・組織を見直すところから始めて欲しい、ということで、抽象的な表現ではあるが「将来像の実現のために、最大限の努力をする。」というような表現に代えたらどうかということ。中の文章の中にも、これから経済的に低成長が続くだろうということがあるので、新しい財源の確保という文言だけではきついと思う。3点目は、3頁の方針と4頁を比較してみると、練馬の文化の創造と生涯学習という部分が膨らんでいない気がする。4点目は、今まで使ってきたスローガンの「健康と活力あふれる文化のまち ふるさと練馬」を継続するのかそれとも新しいスローガンをつくるのかどうか各委員の考え方を聞きたい。
座長
4点出されたが、先程も話したが大きな変更は難しい。ご意見として伺っておく。1点目について、意見をいただきたいが。意見が出ないが、全体としては今の文体のままと言うことで良いか。
【委員全員了承】
座長
2点目だが、どうか。
委員
この行政用語としての「財源の確保」というのは、新財源を確保するということではなく、他のことを倹約しても財源というものは確保できるということで、この文章そのものは主旨に反していないと思うが。
座長
意見に賛同の委員はいるか。いないようなので、原案のままで対応するということで良いか。
【委員全員了承】
座長
次に3点目だが、どうか。
委員
4・5頁に「練馬の将来像」という形で6点程入っているが、その3つ目が「人と文化を育むために・・」と大きなフレーズで入っている。それに比べて前の頁のフレーズが小さい気がするということだ。
座長
これは起草委員会における作成のプロセスから言うと、そこの部分が社会の潮流と目指すべき方向性の中で抜け落ちているとの指摘があった。そこで、(6)の地域社会と人間形成という項目を最後に加えた経緯がある。そういう意味で私達起草委員としても認識し加えた。それでもなお不十分だということであれば仕方がないが、今、具体的には案が出せないので、その意見を受け止めたということでご対応させていただきたい。それでは、最後の4点目だが、どうか。事務局はどう考えているのか。
事務局
現行のスローガンは、懇談会のご意見や区民説明会のご意見等を含め検討していく中でながら総合的に決定していきたいと考えている。
委員
前回の懇談会で提案したことだが、3分科会ともNPO・市民事業・市民活動・ボランティア等多く出ておりそれを支援するとある。具体的に既存施設などを利用して地域に支援センターをつくって欲しいと意見を出した。それは賛成を得たと思うが。どこにそれが入っているのか。入っていなければどこかに入れて欲しいと思う。
座長
44頁の具体的提言(3)に入っているということだが、どうか。
委員
「支援する必要がある」等はの言葉はいくつか出ているが、具体的に「支援センターや活動拠点の設立と言うことを入れて欲しい。
委員
区民サービスの分科会で、支援していこうとかNPO等の話は出たが、センター云々までの話は煮詰まっていなかったと思う。
委員
懇談会の全体会の時の話だ。
座長
他のところで、ここに入れたら良いという提案があったら意見をいただきたい。
委員
34頁の具体的提言(7)の「NPOなどの連携を進めるため・・」のところはどうか。
企画部長
今までご検討をいただいたものは詳細にこちらで記録を取り報告を受けているが、行政側としてもう少し具体的にイメージをお話し願いたいと思う。「NPOの支援センター」という物理的な施設をつくるという意味なのか、そうではなくてソフト的なもので「NPOの支援センター」を行政がつくるという意味かどうか、ご説明願いたい。また、NPOの市民活動の市民育成については議会からも多くの要望もある。懇談会からの支援、育成をする必要があるというご提言をいただいた中で、具体的に我々がつくるという方向でよろしいのかと思う。
委員
既存の公共施設等を利用して、地域で歩いて行ける範囲で「NPO支援センター」若しくは「市民活動拠点」を物理的にも必要であるという提言だ。例えば多摩市や他の自治体でも、できてきている。小学校の空き教室等の既存の施設を利用しているところが多いと思う。もちろんソフトな部分での情報提供も必要だと思うが、物理的な拠点が必要に迫られていると思う。
座長
それでは34頁の具体的提言(7)にいれることでどうか。
委員
「NPOなどとの連携を進める必要があるので、地域の既存公共施設等を利用したNPO支援センター設立を検討する。」でどうか。
座長
検討だと弱いが、設立する必要があるのほうが良いのではないか。
委員
「NPOなどとの連携を進めるため、地域の既存公共施設等を利用したNPO支援センターを設立する必要がある。」にされたい。
座長
それでは、そういうことに修正することとしたい。以上でこの提言の修正を終えることとしたいがどうか。
【委員全員了承】
座長
最後まで熱心な意見をいただき提言をまとめることができた。後は事務局に修正を任せることとしたい。
事務局
今いただいた意見を事務局で修正し、すぐお渡しする。企画部長 みなさんからいただいた意見は逐一各部長に送り、今後の10年間のこの長期計画に気合を入れて取り組んでいく。また、区長もこの提言を大変楽しみにしており、是非みなさんにお会いしてお礼を申し上げたいとのことだ。この計画はつくることが目的ではなく、いかに具体的に実現をするのかということが我々の課題だ。区報等でこの長期総合計画をお知らせするので、是非評価していただきたい。また、先程財政問題に対して貴重なご意見をいただいたが、現在、第2次行政改革に取り組んでおり、インターネットでも多くのメッセージが届いている。みなさんのご意見をいただき、行政改革を推し進めさらにスリムな行政を目指したいと考えている。まさに財政というのは、新しく財源を生み出すことも必要だが、いかに今までの経費を切り詰めるのかということが、重要だ。区民のサービスを低下させずに財政を生み出し、それを区民の福祉に充てるということを我々一人ひとりが課題にしているので、温かく見守って欲しいと考えている。
区長へ懇談から提言を報告
区長
挨拶
事務局
各委員の皆様には後日、製本した提言を送付させていただく。長期にわたりご検討をいただき、ありがとうごさいました。今後、素案についてもご送付するので、ご意見等があれば是非いただきたい。
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