螺鈿蒔絵
ページ番号:180-647-076
更新日:2019年5月14日
優しさ伝えるアクセサリー・・・螺鈿蒔絵

主な素材となる「べっ甲」の歴史は古く正倉院宝物にも見られる。中国・ポルトガルにより1500年代に長崎に入った「べっ甲細工」はその後江戸でも制作される。又、漆芸としての漆の歴史は古く、縄文時代晩期の漆工品が発見されている。平安時代に入ると「蒔絵」という装飾技術として確立し、様々な手法を経て今日に至っている。
一方、「螺鈿」も奈良時代に日本に伝えられた技法で、平安時代以降は「蒔絵」と併用され、独特の効果をあげてきた。江戸時代(1700年代)には鼈甲(べっこう)を土台とする装身具の多様性から、蒔絵の加飾技法(研出蒔絵【螺鈿蒔絵】)が確立される。現在ではかんざし・櫛・帯留めなどの和装品の他、ブローチ・ペンダント等の洋装品にも加飾されている。
技法としては、漆と金粉・銀粉・白金粉(プラチナ)・あわび貝の薄貝などを材料とし、絵模様を表す螺鈿蒔絵を加飾する。金粉、銀粉、白金粉は丸粉を用い、あわび貝の薄貝を細かに切った貝(螺鈿)を施し研出加工するのが特徴である。図柄は花鳥風月等の伝統的文様から現代感覚のモダン柄まで、幅広い図案を加工している。
工程は、下絵--->置目--->地描き--->貝切り--->貝置き--->粉蒔き--->乾燥--->塗込み--->研ぎ--->胴削り--->毛打ち--->胴削り--->完成となり、制作には約1ヶ月を要する。正式名称は【研出蒔絵技法(螺鈿・蒔絵)】である。研出蒔絵は仕上がると牢固で本来の金の輝き(重厚さ)があり、蒔絵の高級品とされる(更に研出高蒔絵、肉合研出蒔絵を含む)。
代々蒔絵師の系統を継ぐ土方家は、昭和46年(父)土方杉雄が製造卸売業「ひじかた工芸」を創立、多くの蒔絵師・鼈甲職人とともに(祖父)土方吉雄(銘:良生(りょうせい))が加飾部門を担当、第2回練馬区伝統工芸展より出展、平成2年には区の無形文化財の指定を受け、平成5年よりその技術は土方杉久(銘:久生(きゅうせい))に伝授されている。
練馬区伝統工芸会 会員名簿(螺鈿蒔絵)
| 氏名 | 住所 |
|---|---|
| 土方 杉久 | 練馬区高野台 |
お問い合わせ
産業経済部 経済課 中小企業振興係
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電話:03-5984-1483(直通)
ファクス:03-3948-2012
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