
練馬ぐらしの魅⼒を聞きました
農業体験農園のおかげで、
人生が大きく変わりました。
長島 良介さん

農業体験農園を利用して、約16年。
保険業をしていた父を手伝うために前職を辞めて、父の事務所があった池袋へのアクセスを考慮して1999年7月に練馬区に引っ越してきました。「池袋から20分程で、こんなにのどかな場所があるんだなぁ」というのが最初の印象です。今より畑がたくさんありましたしね。今でも都心に比べて空が広いでしょ。この感じがすごく心地いいんです。
加藤さんの畑で農業体験農園を始めて、もう16年くらいになります。妻が勝手に応募した体験農園の抽選に受かったのが始まりで、今ではすっかり土いじりが趣味になっていますね。農具も貸し出ししてくれて、プロにしっかり教わりながら育てられるので、初心者の私でも最初からたくさんの野菜が収穫できました。自分たちだけでは食べきれない量なので、それを自転車の前後に抱えるように乗せて、ご近所におすそわけをするわけです(笑)。家族で畑に行くこともあるし、子どもの友だち家族を連れて行ったりもして、自然に地域の人たちとの仲が深まっていきましたね。

この畑が、人生を変えてくれた。
極めつけだったのは、いつものように体験農園で作業していた私が加藤さんの目に留まり、PTA会長を任されたことですね。なんだか大変そうなイメージあるでしょ? 当時は妻も大反対(笑)。だけどまぁ、引き受けてみたら周囲の人たちが皆さん素晴らしくて。そこから学校行事や地域の活動に参加しながら顔を覚えてもらうようになって、土に根を張るみたいに、どんどん人とのつながりが広がっていきました。ファイナンシャルプランナーという仕事柄、保険の相談を受けることもあり、ご縁があって保険に加入していただいた方もいらっしゃいます。今に至るあらゆることのきっかけになったのは、間違いなくこの畑。本当に人生を変えてくれた場所だと思いますね。
けっこう周囲に流されて生きているタイプなので「こうすれば暮らしを楽めますよ!」なんてことは…あまり言えないですよ。でも、何事もそうですが、執着しないことって大切な気がしますね。野菜づくりでも何でも、興味があるなら、まずはやってみたらいいと思います。体験農園もさかんな地域なので気軽に参加してみてください。積極的に地域と関わることって思いのほか楽しいですよ。そうそう、PTA会長なんて、もっとおすすめですけどね(笑)。
