第31回オリンピック競技大会および第15回パラリンピック競技大会の東京招致に関す

　オリンピックは、スポーツを通じて世界平和の実現に大きく貢献する、世界最大のスポーツ・文化の祭典である。
　1964年（昭和39年）の第18回オリンピック東京大会は、アジアで初めて開催され、多くの国民に感動と自信を与え、首都東京の姿を世界にアピールした。
　また、パラリンピックは、オリンピック終了後、オリンピック開催都市で行われる障害者のためのもう一つのオリンピックであり、スポーツ競技への参加を通じて、障害者の自立と国際親善を図る祭典である。
　半世紀ぶりに、再び東京でオリンピックおよびパラリンピックを開催することは、唯一の被爆国として世界平和を希求する強い意思を世界にアピールするとともに、地球環境を保全する最先端技術を駆使したまちづくりを推進する絶好の機会となる。
　トップアスリートたちの競い合いが日本の首都である東京で行われることによって、未来を担う日本の子どもたちに強い感動を与えることは、大きな意味を持つものである。また、真に先進的な都市の条件を整えるため、更にバリアフリーを推進し、防災面での充実を図ることからも、オリンピックおよびパラリンピックの開催に向け、人にやさしいまちづくりを早期に実現すべきである。
　よって、本区議会は、2016年（平成28年）第31回オリンピック競技大会および第15回パラリンピック競技大会の東京招致を強く求めるものである。
以上、決議する。

平成19年10月19日

練馬区議会