練馬区における幼保小連携の推進について 案 に対する区民意見反映制度による意見募集の結果について 1 区民意見反映制度による意見募集  (1) 周知方法     ねりま区報2月21日号および区ホームページへの掲載  (2) 意見募集期間     平成28年2月21日日曜日から平成28年3月18日金曜日まで 2 区民からの意見   意見提出件数 9件 提出者数 2人 3 意見に対する対応区分 意見の趣旨を踏まえ、案に反映するもの 1件   案に趣旨を記載しているもの 1件   事業などにおいて既に実施しているもの 1件   今後、事業を実施する中で検討を行うもの 6件   趣旨を反映できないもの 0件   その他、上記以外のもの 0件  4 区民からの意見要旨と区の考え方、回答   ここからは区民の方よりいただいた全9件の意見について、意見の概要、区の考え方、意見に対する対応区分の順番で記載します。  1件目 意見の概要 近年の研究では、人間の生涯においてこの時期の教育効果が重要である事が実証されつつある。幼保小の連携は大切なテーマなので、今後とも頑張ってほしい。      区の考え方 幼児期から児童期における教育、保育の重要性を考慮しながら、今後も引き続き幼保小の連携を推進していきます。      意見に対する対応区分 案に趣旨を記載しているもの  2件目 意見の概要 幼保小連携の推進に図書館との関わりという視点を入れてほしい。      区の考え方 仮称接続期のカリキュラムの作成にあたり、子供の成長を支える大事な資源の一つとして、図書館との関わりについても検討していきます。      意見に対する対応区分 意見の趣旨を踏まえ、案に反映するもの  3件目 意見の概要 幼保小連携推進協議会委員および調査員は幼稚園・保育園・小学校の関係者で固まっているが、活発な議論のためには外部の委員が必要ではないか。      区の考え方 平成28年度より、仮称接続期のカリキュラムを作成するアドバイザーとして、学識経験者の参加を予定しています。仮称接続期のカリキュラムの作成にあたっては、保育、教育関係者とともに学識経験者や民生委員など、幅広い人材の活用を検討していきます。      意見に対する対応区分 今後、事業を実施する中で検討を行うもの  4件目 意見の概要 信州大学付属長野小学校や伊那市立伊那小学校では、子供の自主的気力を重視し、子供主体で活動させるため、教科学習を総合学習に切り替えるという取組を実施している。練馬区の小学校低学年の生徒たちにも経験させてほしい。      区の考え方 子供の健やかな成長には、幼稚園・保育園における保育の成果を小学校教育に生かしていくことが重要です。練馬区の小学校においても、児童が興味関心を持って、主体的な学習に取り組めるよう授業改善を行っています。ご意見をいただいた自治体などの先進的な取組について研究し、今後の仮称接続期のカリキュラム作成に生かしていきます。      意見に対する対応区分 今後、事業を実施する中で検討を行うもの  5件目 意見の概要 クラスの人数の違いが教育上の効果の差を生じさせることもあると思う。クラス毎の児童数と教師数の関係について調べる必要があるのではないか。       区の考え方 仮称接続期のカリキュラムを作成する際に幼稚園・保育園・小学校の協力のもと、基礎的な情報の調査を行っていく予定です。調査項目については、今回頂いたご意見をふまえて検討していきます。      意見に対する対応区分 今後、事業を実施する中で検討を行うもの  6件目 意見の概要 幼保小連携について、それほどの効果をあげていないように感じているが、どのように分析しているのか。      区の考え方 平成24年5月に練馬区幼保小連携推進協議会を設置し、幼稚園・保育園・小学校の連携を推進するため協議・検討を重ねてきました。これまでに、関係者が情報を共有することで課題への認識が深まり、研修会や懇談会等の機会を通して、相互の立場や状況について理解が進んでいます。今後もこのような流れを継続・発展できるよう、幼保小連携の取組を推進していきます。      意見に対する対応区分 今後、事業を実施する中で検討を行うもの  7件目 意見の概要 小学校との交流に関する調査に対して、実施予定はないと回答した園に対して、訪問などの対応を行うべきではないか。      区の考え方 小学校との交流を予定していないと回答した園は全体の約1割であり、そのほとんどが新設園などの設立後間もない園でした。その結果に鑑み、教育委員会では幼保小連携の必要性を理解して頂くため、新設園を訪問し、研修・懇談など各取組の周知・啓発などを行っています。なお、平成27年度はすべての新設園 15園を訪問しました。      意見に対する対応区分 事業などにおいて既に実施しているもの  8件目 意見の概要 交流については、中学生が幼児に対して本の読み聞かせを行うといった事例もある。交流を実施する際には中学校一年生の心構えなどを十分に指導しておく必要がある。      区の考え方 練馬区では小中一貫教育にも取り組んでおり、幼稚園・保育園・小学校という枠組みに限らず、中学校との連携も大切であると認識しています。仮称接続期のカリキュラムを作成する際には、ご意見を踏まえて内容を検討していきます。      意見に対する対応区分 今後、事業を実施する中で検討を行うもの  9件目 意見の概要 他自治体との比較については、既に接続期のカリキュラムを作成している自治体との比較ではなく、幼保小連携を全く意識していない自治体と比べ、練馬区ではどれだけ効果が上昇してきたかという視点で行うべきだと思う。      区の考え方 仮称接続期のカリキュラムが他自治体においてどの程度作成されているのかという参考資料として掲載したものです。仮称接続期のカリキュラムの効果検証の方法については、重要な課題として今後作成していく中で検討していきます。      意見に対する対応区分 今後、事業を実施する中で検討を行うもの