タイトル 練馬区における幼保小連携の推進について 案 発行   平成28年2月 発行   練馬区教育委員会 はじめに  練馬区教育委員会では、平成24年5月に練馬区幼保小連携推進協議会を設置して以来、幼児期から児童期への変化を乗り越える力を養い、幼児期の経験と児童期の学習の連続性を保つために、幼稚園・保育園・小学校の連携を推進することを目的として協議・検討を重ねてきました。 その結果、具体的な取組を行うことによって教員・保育士の相互理解が進み、幼児にとって小学校への期待と自覚が高まり、児童にとっても多様な学習の機会を得たなど、いくつかの成果が生まれており、保護者からも評価をいただいています。   この練馬区における幼保小連携の推進については、それらの実践を一層発展させることで幼児教育・保育が小学校教育に円滑に接続できるよう、羅針盤の役割を果たすものとしてまとめたものです。幼児期における子供の経験と児童期における学習をつなぐ接続と連続性の視点から、幼稚園・保育園・小学校の三者の連携を体系的かつ組織的に推進していくものになれば幸いです。 今後も、子供を取り巻く社会情勢や環境の変化を的確にとらえ、全ての幼稚園・保育園・小学校が連携・協力を深めることを通して幼児教育・保育の質の向上を図り、夢と希望を育む練馬区の未来を築いてまいりたいと考えております。 結びに、この小冊子をまとめるに際して、多くの関係者の皆様より貴重なご意見とご提案をいただきましたことに、深く感謝申し上げます。 平成28年2月 練馬区教育委員会 教育長   河口 浩 目次 第1章 幼保小連携の推進の経緯 1 子供の成長を支える社会  1ページ 2 幼保小連携が求められる背景  2ページ   3 練馬区幼保小連携推進協議会  2ページ 第2章 これまでの取組 1 幼稚園・保育園・小学校に対して  3ページ 2 家庭 ここでは保護者と子供で構成する家庭 に対して  4ページ 第3章 今後の展開 1 取組の方向性  5ページ 2 新たに実施する取組  6ページ 幼保小連携の全体イメージ図  7ページ 巻末資料 資料1 練馬区幼保小連携推進協議会設置要綱  9ページ 資料2 平成27年度練馬区幼保小連携推進協議会委員および調査員名簿  11ページ 資料3 協議会・調査員連絡会における協議の経過  12ページ 資料4 児童・生徒の不適応状況に関わる主な調査の結果   15ページ 資料5 幼稚園・保育園と小学校との懇談会   16ページ 資料6 幼保小連携推進研修会   18ページ 資料7 情報共有の促進に関する取組   20ページ 資料8 保護者向けリーフレット   21ページ 資料9 幼稚園・保育園の区立小学校との連携の現状   22ページ 資料10 他自治体における接続カリキュラムの作成状況等   23ページ なお、本文中の保育園という記載については、保育園に統一して表記しています。 第1章 幼保小連携の推進の経緯 1 子供の成長を支える社会   近年、保護者のライフスタイルたとえば価値観の多様化、共働き世帯の増加や、地域社会の状況たとえば地域力の低下、人間関係の希薄化などにより子供を取り巻く環境は大きく変化しています。保護者からは、就学に向けてどのように子育てをしていけばよいのか、だれに相談できるのかなどの悩みがあるとの声もあります。   次代を担う子供が夢や目標をもち、困難を乗り越え、自らの未来を力強く切り開きながら健やかに成長するためには、教育・保育の環境をこれまで以上に充実させていくとともに、家庭や地域の人々、行政が十分に協力・連携して、社会全体で子供と子育て家庭を支える仕組みを作っていくことが大切です平成27年3月に策定したみどりの風吹くまちビジョンより。   例えば、NPO・ボランティア団体などが学童クラブや子育てひろばの運営に積極的に関わり、子供一人ひとりの成長に合わせた保育事業に対して支援を行うなど、子供の成長を支える役割が期待されています。   このように、家庭、保育・教育関係者とともに、地域や行政が一体となり子供の成長を支えていくことが求められています。   ここで、子供を取り巻く環境についての図を示しています。   図の中では子供を取り巻く環境として、4つの要素を示しています。上に家庭、左に地域、下に保育・教育関係、右に行政の順で配置しており、家庭以外の各要素については、以下のとおり関連する具体例を表記しています。   地域 具体的にはNPO・ボランティア団体、民生委員・児童委員、町会・自治会、青少年育成地区委員会、青少年委員 などが該当します。   保育・教育関係 具体的には区立幼稚園・練馬こども園を含む私立幼稚園、区立・私立保育園、認証保育所、小学校・中学校、小中一貫教育校 などが該当します。   行政  具体的には保健相談所、学童クラブ・学校応援団、子ども家庭支援センター、学校教育支援センター、総合福祉事務所 などが該当します。 ここで、子供を取り巻く環境についての図は終わり、本文に戻ります。 2 幼保小連携が求められる背景  (1) 幼児期から児童期つまり接続期にあたる、における教育・保育の重要性    幼児期は、遊びを中心とした学びの中で豊かな感性、知的好奇心、思考力など、生涯にわたる人格形成の基礎が培われる時期です。児童期は、教科等の学習や学校生活により知的能力や社会性などが発達し、人格形成が促進される時期です。    国際的な調査・研究によれば、幼児期における学びは、その後の子供の成長や人生にも大きな影響を及ぼすことが明らかにされています。    質の高い幼児教育・保育をスムーズに小学校教育につなげていくことが大切です。  (2) 幼保小連携に関する国の動向    文部科学省中央教育審議会は、幼保小連携について、平成17年1月の答申で幼児の生活の連続性及び発達や学びの連続性を踏まえて、幼児教育を充実していく必要性があると指摘しています。    平成20年3月に文部科学省が改訂した幼稚園教育要領や、小学校学習指導要領および厚生労働省が改定した保育園保育指針においても、幼保小連携の促進に関する内容が盛り込まれています。    (3) 就学時期の課題    小学校では、入学初年度の児童にしばしば見られる集団行動が取れない、教室で座っていられない、先生の話が聞けず授業が成立しないなどの現象、いわゆる小1問題と呼ばれる課題があります。巻末資料4に関連する資料を示しています。    このような課題が発生する一因として、幼稚園や保育園における遊びや生活の中の学びが、小学校では学習時間で区切られた各教科の学習となる生活・学習環境の変化が考えられています。 3 練馬区幼保小連携推進協議会   平成24年5月、幼児教育・保育と小学校教育との連携のあり方を協議し、幼稚園・保育園・小学校が教育・保育の充実に向けて連携して取り組むため、練馬区幼保小連携推進協議会を設置しました。   それぞれの関係者が集まり、子供の望ましい成長と発達に向けて適切な支援を行うために、どのように関係性をつくっていくか協議しています。   これまでに、関係者が情報を共有することで課題への認識の深まりが見られるとともに、研修会や懇談会等の機会を通して、相互の立場や状況について理解が進んでいます。巻末資料1から3に関連する資料を示しています。 第2章 これまでの取組 幼保小連携推進協議会における協議および幼稚園・保育園・小学校現場の意見等を踏まえながら、様々な取組を実施しました。 1 幼稚園・保育園・小学校に対して   幼保小連携を推進するためには、幼稚園・保育園・小学校の自発性・自主性を高めることが必要です。職員つまり教員・保育士が連携することの大切さを認識し、現場における交流・連携が発展していくように取組を進めています。  (1) 主な取組   @ 懇談会の実施     幼稚園、保育園と小学校との懇談会     私立幼稚園と私立保育園の懇談会 巻末資料5に関連する資料を示しています。   A 研修会の実施     園長、校長対象 研修の主な内容は組織連携のあり方などに関する内容を実施     一般職員対象 研修の主な内容は実務に関する取組などに関する内容を実施 巻末資料6に関連する資料を示しています。   B 情報共有の促進     小学校の行事等一覧表および施設名簿等、参考資料の提供     ねりま幼保小連携だよりによる連携事例の紹介 巻末資料7に関連する資料を示しています。  (2) 主な成果 @ 懇談会で直接顔を合わせることを通じて交流が生まれ、気軽に連絡を取り合う関係がつくられるようになっています。 A 研修を通じて、幼保小連携を進めるために必要な知識を得たり、すでに実施している取組についても認識を深めたりすることができています。 B 情報を共有することで意識が高まり、交流・連携のきっかけをつくることができています。体験授業など生活科や総合的な学習の時間などの教育課程に位置付けて、計画的に実施するケースも見られるようになりました。  (3) これまでの成果を活かした取組の進め方 幼稚園・保育園・小学校の懇談会については、より充実した内容を目指し、一層多くの参加を呼びかけていきます。 研修については、幼稚園・保育園・小学校の受講者アンケートに寄せられたニーズを踏まえて、より効果的・実践的な内容を目指し、拡充させていきます。 ねりま幼保小連携だよりについては、掲載記事・内容を工夫し、幼保小の連携を推進するために必要な情報を総合的に提供・共有できるように努めます。 2 家庭に対して   保護者向けリーフレットを活用して家庭に向けた情報提供を行っています。   また、幼稚園・保育園・小学校では独自の取組を進めています。幼稚園・保育園の園児が小学校を訪問する交流活動も定着してきています。  (1) 主な取組   @ 家庭に向けた情報提供     リーフレットを活用して、小学校の様子や子育て相談などの支援制度等を周知し、小学校への入学を控えた子供や保護者の不安軽減につなげています。巻末資料8に関連する資料を示しています。   A 幼稚園・保育園・小学校による取組     取組の具体例     交流活動 巻末資料9に関連する資料を示しています。     地域の乳幼児や未就園も含む保護者を対象とし、園庭開放、季節の行事による交流を実施。区立幼稚園の地域開放事業、区立保育園の地域交流事業などが該当します。     運動会プログラムの中に未就学児が参加できる種目を設定     学校だより、行事案内等の配布     幼稚園だより、保育園だよりなどを活用した情報提供  (2) 主な成果   @ リーフレットを手にした方からは、小学校での生活や学習の様子を知ることができて安心した、実際に学校公開に参加してみることができた、リーフレットで紹介されている、おはなしタイムを実際にやってみて子供と対話する時間を増やしたなどの声が聞かれています。     幼稚園・保育園の職員が小学校の取組を理解するきっかけづくりにも活用されています。   A 幼稚園・保育園・小学校で実施している家庭向けの取組では、小学校入学を控えた子供の保護者の不安が軽減されるなど、入学への期待が高まる効果につながっています。  (3) これまでの成果を活かした取組の進め方    リーフレットの編集にあたっては、保護者の意見や練馬区の保育・教育環境の状況に合わせた情報の収集に努め、一層の活用を図っていきます。    幼稚園・保育園・小学校で実施している家庭向けの取組、また、未就園家庭を含む取組については、さらに拡大し充実するよう周知・啓発するとともに、関係機関や地域の連携を進めていきます。 第3章 今後の展開 第2章のこれまでの取組で記載した個別・具体的な取組を継続して進めていくとともに、幼稚園・保育園・小学校における教育・保育の連続性、子育てにおける家庭教育の重要性に鑑みて、より大きな視点で取組を展開させていきます。 1 取組の方向性  (1) 幼稚園・保育園・小学校について    現在、幼稚園・保育園・小学校の状況に応じて実施されている交流活動は、下表の2交流段階に該当します。今後、さらに連携を推進し活性化させていくために必要な条件を整えていきます。    子供の健やかな成長を支えるためには、幼稚園・保育園での遊びを中心とした学びの質を高め、小学校の学習・生活に活かすことのできる環境を整備することが求められます。幼保小連携を次に示す タイトル 幼保小連携の段階表(例)の表において段階2から段階3へ移行させるためには、幼児期から児童期への学びの連続性について、関係組織が共通して理解を拡げ、深める必要があります。    ここで、タイトル 幼保小連携の段階表(例)の表を示しています。    表では、幼保小連携を充実させていくための段階を4つに分けて示すとともに、各段階における幼稚園・保育園、小学校および教育委員会の取組例を紹介しています。    段階1 情報交換段階     幼稚園・保育園の取組例  保育公開の案内、小学校との情報交換     小学校の取組例  授業公開の案内、幼稚園・保育園との情報交換     教育委員会の取組例  幼保小連携の啓発、連携に必要な情報提供、連絡会、懇談会    段階2 交流段階     幼稚園・保育園の取組例 生活科授業への参加、学校行事への参加、教員・保育士の小学校見学     小学校の取組例  生活科授業交流、 学校行事への招待、教員の幼稚園・保育園見学     教育委員会の取組例  幼保小連携研修、保育・授業参観    段階3 互恵性による連携段階     幼稚園・保育園の取組例  小学校教員との連携指導、教育・保育課程、指導計画への位置付け     小学校の取組例   幼稚園教員・保育士との連携指導、教育課程、指導計画への位置付け     教育委員会の取組例  接続期のカリキュラム作成    段階4 接続期のカリキュラム実施段階     幼稚園・保育園の取組例  接続期のカリキュラム実施、カリキュラムの評価、改善     小学校の取組例  接続期のカリキュラム実施、カリキュラムの評価、改善     教育委員会の取組例  定期的・継続的な取組の支援、カリキュラムの評価、改善    ここで、タイトル 幼保小連携の段階表(例) の表は終わり、本文に戻ります。  (2) 家庭について    子供が健やかに成長していく過程で、基本的な生活習慣や人間性・社会性・考え方などは家庭生活の中で育まれます。    みどりの風吹くまちビジョンの戦略計画では、子供の成長と子育ての総合的な支援を掲げ、子育てにおいて家庭が果たす役割を助長するものとしました。    子供の健全育成を進めるために、幼稚園・保育園・小学校や関係機関と協力しながら家庭を支援し、家庭の教育力の向上や保護者の子育てに関する悩みの軽減につながるような取組を拡げていく必要があります。 2 新たに実施する取組  (1) 連携を進めるための接続期のカリキュラムの作成・活用    幼稚園・保育園での多様な経験や学びを小学校教育につなぐためには、幼稚園、保育園、小学校における教育・保育の考え方や内容などについて、より一層の理解を深めていく必要があります。    そこで、幼稚園・保育園・小学校が策定している指導計画や、交流・連携の年間計画等を検討・調整する際のガイドラインとなる接続期のカリキュラムを作成します。    NPO・ボランティア団体、保健相談所や学童クラブ、青少年委員など、家庭・地域・行政が一体となった取組につなげ、社会全体で子供を支えるものとします。巻末資料10に関連する資料を示しています。  (2) 家庭支援を充実させるための関係機関の連携コーディネート    幼稚園・保育園・小学校では、家庭教育や子育て支援に関する様々な取組を実施しています。教育委員会はこのような現場の取組を更に充実・発展させるため、家庭支援に関連する行政・地域の機関と現場を結びつける役割を果たします。    例えば、幼稚園・保育園で実施する保護者会において、それぞれの要望に合わせて、小学校長や校長経験者などの学校関係者やNPO・ボランティア団体、医療機関等の地域の関係者との懇談を実施します。私立・公立の別なく、行政資源や地域資源を活用し、保護者が求める情報を提供できるような仕組みづくりを進めていきます。    このように、日常的に保護者と接している現場と連携しながら家庭への支援の充実を図り、保護者が抱えている子育てに関する悩みの軽減や、家庭の教育力の向上などにつなげていきます。     ここで、タイトル 幼保小連携の全体イメージ図を示しています。 はじめに、全体イメージ図の最上位において、左に練馬区が目指す教育を、右に幼保小連携の目的を記入した図を配置し、左から右へと矢印でつなげています。さらに、幼保小連携の目的を記入した図の下に、幼保小連携について協議する組織である練馬区幼保小連携推進協議会を配置し、矢印でつなげています。 次に、練馬区が目指す教育、幼保小連携の目的、練馬区幼保小連携推進協議会の図の下において、左側に幼児教育・保育の流れを左から右への矢印で示し、その右隣に小学校教育を含む小中一貫教育の流れを左から右への矢印で示しています。そして、2つの矢印を一つの大きな矢印の図でくくり、1つの図として示しています。 ここで、この大きな矢印の図について説明します。 まず、幼児教育・保育の流れを示す矢印の中に、幼児教育や保育を担う区立幼稚園、練馬こども園を含む私立幼稚園、区立および私立保育園、認証保育所を記入しています。 また、幼児の生活における豊かな学びの機会を保証し、幼児期の経験を小学校の学習につなげるとの文章を合わせて表記しています。これは、幼児教育・保育における幼保小連携の視点について説明したものです。 続いて、小学校教育を含めた小中一貫教育を担う小学校や中学校、小中一貫教育校を示す矢印の中に、小中学校の連続性のもと9年間の義務教育の質を高め、練馬区が目指す子供像を実現するとの文章を表記しています。これは幼児教育・保育を踏まえた上で、義務教育を担う小中一貫教育のねらいについて説明しています。 さらに、この大きな矢印の図の下に、家庭を示す図を配置し、子供の成長の根底にある家庭が幼児教育・保育や小学校教育を含む小中一貫教育の基盤であることを示しています。 次に、幼児教育・保育と小学校教育を含む小中一貫教育の接続とその前後を含めたところに、接続期のカリキュラムを示す枠を表記しています。接続期のカリキュラムを示す枠には、このカリキュラムのねらいである、幼児教育・保育から小学校教育への段差に配慮し、円滑な接続を目指すことを表記しています。 さらに、接続期のカリキュラムの枠に対して、地域や行政の双方が関わっていくことを地域、行政から接続期のカリキュラムに向かって矢印で示し、社会全体で子供を支える仕組みづくりにつなげていくことを表しています。 接続期のカリキュラムに関わる地域を示す図の中に、子育て支援、育成・見守り、健康・発達、その他のカテゴリーとそれぞれに関連する組織や職などを記入しています。 同じく、接続期のカリキュラムに関わる行政の図の中に、関連する事業名と所管等の組織名を合わせて記入しています。 つぎに全体イメージ図に記入した項目について説明します。    はじめに、練馬区が目指す教育について    1つ目は、みどりの風吹くまちビジョン・5年後の目標に示す、児童生徒一人ひとりに応じたきめ細かい指導や支援により、夢や目標をもち、困難も乗り越える力を備えた子供を育成と記載。    2つ目は、アクションプラン・3か年の取組に示す、幼児期から児童期の変化を乗り越える力を養い、育ちと学びの連続性を保つため、幼稚園・保育園・小学校の連携を推進しますと記載。    つぎに、幼保小連携の目的について    幼児期の教育・保育の重要性について共通理解を図りながら、幼稚園・保育園での経験を小学校の学習につなげ、家庭や地域と連携し、子供一人ひとりに質の高い教育を行っていくと記載。    地域との関わりの具体例として、NPO・ボランティア団体などによる子育て支援、民生委員・児童委員、町会・自治会、青少年育成地区委員会、青少年委員、人権擁護委員などによる育成・見守り、医療・療育機関などによる健康・発達、その他として警察・消防などを記載しています。    行政との関わりの具体例として、育児相談に関係する保健相談所、学童保育・子供の居場所事業に関係する学童クラブ・学校応援団、子育て家庭に関する相談に関係する子ども家庭支援センター、教育相談・スクールソーシャルワーク事業に関係する学校教育支援センター、福祉に関する相談に関係する総合福祉事務所、発達に関する相談に関係するこども発達支援センター、読書活動の推進に関係する図書館、就学相談に関係する学務課、教員への研修に関係する教育指導課などを記載しています。    ここで、タイトル幼保小連携の全体イメージの図は終わり、巻末資料に移ります。 巻末資料 資料1 練馬区幼保小連携推進協議会設置要綱 平成24年5月17日 24練教教教第10053号  設置 第1条 区立小学校に入学する子供一人一人の望ましい成長と発達に向けて、幼稚園・保育園・小学校の関係者が一堂に会して、幼児教育・保育と小学校教育との連携の在り方を協議し、それぞれの機関が教育の充実にむけて取り組むため、練馬区幼保小連携推進協議会 以下、協議会と表記。を設置する。 所掌事項 第2条 協議会は、次の各号に揚げる事項について協議する。  (1) 公私立幼稚園と区立小学校との連携の強化に関すること  (2) 公私立保育園と区立小学校との連携の強化に関すること  (3) その他、協議会が必要と認める事項 会長および委員 第3条 協議会は、会長および委員をもって構成する。 2 会長は、教育委員会教育長をもって充てる。 3 会長は、協議会を代表し、会務を総理する。 4 会長に事故等があるときは、委員のうちから次の各号に掲げる職にある者をもって充て、その職務を代理する。 (1) 教育振興部長 (2) こども家庭部長 5 前項の規定に基づき、会長の職務を代理する場合の順位は、前項に掲げる順位とする。 6 委員は別表のとおりとし、教育長が委嘱する。 委員の任期 第4条 委員の任期は1年とし、再任することができる。 2 委員に欠員が生じた場合は、新たに委員を委嘱することができる。この場合における委員の任期は、前任者の残任期間とする。 報告 第5条 会長は、協議の状況および結果について、必要に応じて教育長へ報告する。 調査員の設置 第6条 協議会は、協議を円滑に行うために、調査員を設置することができる。 2 調査員は、第2条に係る事項について、調査および資料作成等を行い、結果を会長へ報告する。 3 調査員は、会長が委嘱する。 4 その他、調査員に関して必要な事項は、会長が定める。 会議 第7条 協議会の会議は会長が招集する。 2 協議会の会議は、原則として公開で行うものとする。ただし、協議会が決定したときは、非公開とすることができる。 3 会長が必要と認めるときは、委員以外の者の出席を求めることができる。 庶務 第8条 協議会の庶務は、教育委員会事務局教育振興部教育企画課において処理する。 委任 第9条 この要綱に定めるもののほか、協議会の運営に関して必要な事項は会長が定める。 付 則 この要綱は、平成24年5月17日から施行する。    付 則 平成24年6月5日24練教教教第10110号 この要綱は、平成24年6月5日から施行する。    付 則 平成25年4月5日25練教教教第10003号 この要綱は、平成25年4月5日から施行する。 別表 第3条関係 役職等 人数 練馬区私立幼稚園協会 1名 練馬区私立保育園協会 1名 練馬区立幼稚園長会 1名 練馬区立保育園長会 2名 練馬区立小学校長会 2名 教育振興部長 こども家庭部長 教育指導課長 資料2 平成27年度練馬区幼保小連携推進協議会委員および調査員名簿 平成27年度練馬区幼保小連携推進協議会委員および調査員名簿 協議会委員 会長は教育長が務める 1 田中 泰行 練馬区私立幼稚園協会 向南幼稚園長 2 戸田 了達 練馬区私立保育園協会 妙福寺保育園長 3 瀬田 雅江 練馬区立幼稚園長会 光が丘さくら幼稚園長 4 百丈 千鶴 練馬区立保育園長会 早宮保育園長 5 薄井 訓子 練馬区立保育園長会 豊玉第三保育園長 6 福田 俊彦 練馬区立小学校長会 南町小学校長 7 土屋 信行 練馬区立小学校長会 開進第三小学校長 8 中村 哲明 教育振興部長 9 堀 和夫 こども家庭部長 10 堀田 直樹 教育振興部 教育指導課長 調査員 1 田中 泰行 練馬区私立幼稚園協会 向南幼稚園長 2 角井 美穂里 練馬区私立幼稚園協会 りっこう幼稚園 副園長 3 佐久間 明子 練馬区私立保育園協会 大泉保育園長 4 橋 系造 練馬区私立保育園協会 道灌山保育園長 5 関 美津子 練馬区立幼稚園長会  北大泉幼稚園長 6 唐澤 紀恵子 練馬区立保育園長会 下石神井第三保育園長 7 橋 浩美 練馬区立保育園長会  練馬保育園長 8 井上 靖 練馬区立小学校長会  中村小学校長 9 世古 徳浩 練馬区立小学校長会  北町西小学校長 10 伊藤 安人 教育振興部 教育企画課長 11 山ア 泰 教育振興部 学務課長 12 櫻井 和之 こども家庭部 保育課長 13 柳橋 祥人 こども家庭部 こども施策企画課長 14 鈴木 薫 教育指導課 統括指導主事 資料3 協議会・調査員連絡会における協議の経過 協議会 第1回 平成24年5月24日 木曜日 午後2時半から4時  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 議会の設置について、意見交換 第2回 平成24年10月30日 火曜日 午後3時半から5時10分  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第1回協議会における協議について、平成24年度の調査事項における経過、平成25年度の取組について、練馬区における幼保小連携の理念について 第3回 平成25年2月5日 火曜日 午後3時から4時半まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第2回協議会における協議について、調査事項の経過、幼保小連携のめざすもの 第4回 平成25年5月31日 金曜日 午後3時半から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 平成24年度の協議経過、基本的な考え方について、今後の協議事項について 第5回 平成25年10月7日 月曜日 午後6時半から8時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第4回協議会における協議について、調査員における検討経過、平成25年度研修会の開催結果 第6回 平成26年6月23日 月曜日 午後5時から7時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第5回協議会における協議について、調査員における検討経過、平成26年度の主な協議事項について 第7回 平成26年10月7日 火曜日 午後6時から8時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第6回協議会における協議について、調査員における検討経過 第8回 平成27年2月24日 火曜日 午後6時から8時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第7回協議会における協議について、調査員における検討経過、地区別研修会および保育園と小学校との懇談会の実施報告 第9回 平成27年7月2日 木曜日 午後5時から7時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第8回協議会における協議について、幼保小連携研修会の実施報告について、保護者向けリーフレットの作成について、幼保小連携推進方策の作成について 第10回 平成27年12月9日 水曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第9回協議会における協議について、平成27年度幼保小連携地区別研修会の実施報告について、平成28年度幼保小連携研修会の実施計画について、練馬区における幼保小連携の推進についての作成について 調査員連絡会 第1回 平成24年6月14日 木曜日 午後4時から6時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 練馬区幼保小連携推進調査員の設置、幼稚園・保育園と小学校との連携の現状、第1回協議会の意見要旨、平成24年度の調査事項、実態調査の実施について、教員間、教員・保育士間の連携について、研修について 第2回 平成24年8月20日 月曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 意識・実態調査の結果について、教員間および教員・保育士間の連携について、研修について 第3回 平成24年9月18日 火曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎19階 1906会議室     案件 教員間および教員・保育士間の連携について、研修について 第4回 平成24年10月16日 火曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 教員間および教員・保育士間の連携について、第3回連絡会の意見整理、第2回協議会に向けて 第5回 平成24年11月8日 木曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎11階 1102会議室     案件 第4回連絡会の意見整理、第2回協議会の協議について、教員間および教員・保育士間における取組について、幼保小連携における目標について 第6回 平成24年12月6日 木曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室     案件 第5回連絡会の意見整理、教員・保育士間の連携おける取組について、幼保小連携における目標について 第7回 平成25年1月22日 火曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎19階 1907会議室 案件 第6回連絡会の意見整理、教員・保育士間の連携における取組について、幼保小連携における目標について 第8回 平成25年5月20日 月曜日 午後4時から6時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 平成25年度練馬区幼保小連携推進調査員について、平成24年度の協議経過、平成25年度の協議事項について、幼保小連携のめざすもの、平成25年度の取組について 第9回 平成25年6月20日 木曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第8回連絡会の意見整理、第4回協議会の協議内容について、基本的な考え方について、幼保小連携のめざすものについて、平成26年度の取組に向けて 第10回 平成25年7月23日 火曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 平成25年度幼保小連携研修会の実施結果、第9回連絡会の意見整理、幼保小連携のめざすものについて、平成26年度の取組に向けて、防災、防犯などについて意見交換 第11回 平成25年9月12日 木曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第10回連絡会の意見整理、第5回協議会に向けて、基本的な考え方について、幼保小連携のめざすものについて、平成26年度の取組に向けて、予算措置が必要な取組、合同研修会等を実施する際の地区割り 第12回 平成25年10月21日 月曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎19階 1907会議室 案件 第11回連絡会の意見整理、第5回協議会の協議内容について、基本的な考え方について、幼保小連携のめざすものについて、平成26年度の取組の実施に向けて 第13回 平成25年11月12日 火曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第12回連絡会の意見整理、基本的な考え方について、幼保小連携のめざすものについて、平成26年度の取組の実施に向けて 第14回 平成25年12月12日 木曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第13回連絡会の意見整理、基本的な考え方について、幼保小連携のめざすものについて、平成26年度の研修について 第15回 平成26年1月21日 火曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第14回連絡会の意見整理、基本的な考え方について、幼保小連携のめざすものについて、平成26年度の研修について 第16回 平成26年7月29日 火曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第6回協議会の協議内容について、幼保小連携研修会実施報告について、グループ別研修の実施方法について、平成26年度の協議事項について 第17回 平成26年8月25日 月曜日 午後5時から6時半まで  練馬区役所本庁舎19階 1907会議室 案件 第16回調査員連絡会の意見整理、グループ別研修の実施方法について、平成27年度幼保小連携研修会の実施方針について、平成26年度の主な協議事項について 第18回 平成26年9月22日 月曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎19階 1907会議室 案件 第17回調査員連絡会の意見整理、グループ別研修の実施方法について、平成27年度幼保小連携研修会の実施方針について、保護者向リーフレットの作成について、平成26年度の主な協議事項について 第19回 平成26年11月13日 木曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第18回調査員連絡会の意見整理、第7回協議会における報告事項について、第7回協議会の意見要旨、第8回協議会に向けて調査員で検討する事項、幼保小連携推進方策の策定について 第20回 平成26年12月12日 金曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第19回調査員連絡会の意見整理、第8回協議会に向けて調査員で検討する事項、平成26年度グループ別研修会の開催状況について、幼保小連携推進方策の策定について 第21回 平成27年1月27日 火曜日 午後3時半から5時半まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第20回調査員連絡会の意見整理、平成26年度グループ別研修会の実施報告について、幼稚園・保育園の区立小学校との連携に関する実態調査結果について、第8回協議会に向けて調査員で検討する事項、幼保小連携推進方策の策定について 第22回 平成27年6月16日 火曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第8回協議会の協議内容等について、保護者向けリーフレットの作成について、幼保小連携推進方策の作成について 第23回 平成27年8月26日 水曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎12階 教育委員会室 案件 第9回協議会の協議内容について、保護者向けリーフレットについて、幼保小連携推進方策の作成について、平成27年度幼保小連携研修会の実施報告について、平成28年度幼保小連携研修会の実施方針について 第24回 平成27年10月29日 木曜日 午後3時から5時まで  練馬区役所本庁舎19階 1907会議室 案件 前回の調査員連絡会の協議内容について、幼保小連携推進方策の作成について、平成28年度幼保小連携研修会の実施方法について 資料4 児童・生徒の不適応状況に関わる主な調査の結果 東京都教育委員会調査より抜粋 第1学年児童の不適応状況 注釈 第1学年児童が在籍している小学校のみが対象 第1学年児童の不適応状況の定義  第1学年の学級において、入学後の落ち着かない状態がいつまでも解消されず、教師の話を聞かない、指示通りに行動しない、勝手に授業中に教室の中を立ち歩いたり教室から出て行ったりするなど、授業規律が成立しない状態へと拡大し、こうした状態が数か月にわたって継続する状態をいう。 1 4月から11月までの間に第1学年児童の不適応状況が発生した学校の割合   ここで、タイトル第1学年児童の不適応状況が発生した学校の割合の表を示しています。   平成20年度 発生したが23.9%、発生していないが75.2%、無回答が0.8%   平成22年度 発生したが18.2%、発生していないが81.8%、無回答が0.0%   平成23年度 発生したが19.0%、発生していないが80.2%、無回答が0.8%   平成24年度 発生したが21.1%、発生していないが78.2%、無回答が0.7%   ここで、タイトル第1学年児童の不適応状況が発生した学校の割合の表は終わり、本文に戻ります。 2 4月から11月までの間に第1学年児童の不適応状況が発生した学級の割合   注釈 1学級で、複数の時期に発生した場合についても、1件と数える。   ここで、タイトル第1学年児童に不適応状況が発生した学級の割合の表を示しています。   平成22年度 第1学年学級数が3,006学級、発生した学級数が309学級、発生した学級の割合が10.3%   平成23年度 第1学年学級数が3,096学級、発生した学級数が316学級、発生した学級の割合が10.2%   平成24年度 第1学年学級数が3,076学級、発生した学級数が364学級、発生した学級の割合が11.8%   ここで、タイトル第1学年児童に不適応状況が発生した学級の割合の表は終わり、資料5へ移ります。 資料5 幼稚園・保育園と小学校との懇談会 1 懇談会の目的   幼稚園・保育園・小学校の関係者が情報交換および情報提供を行うことにより相互理解を図り、子供の成長と発達を見通した援助および指導に繋げていくことを目的として実施しています。 2 開催方法   区内を分割し、各地区を担当する小学校長 1名 と園長等との懇談会を開催しています。   平成25年度は5地区に分割、平成26年度は8地区に分割、平成27年度は8地区に分割 3 参加者   小学校 担当小学校の校長 1名 および第一学年の担任 など   保育園 区立保育園、私立保育園の園長など   幼稚園 区立幼稚園、私立幼稚園の園長など  注釈 幼稚園は平成27年度から懇談会に参加しています。 4 質問の事前集約   幼稚園・保育園から小学校への質問を事前に集約して担当小学校へ送付し、その内容を踏まえて懇談会を開催しています。 5 懇談会のまとめの配付   情報共有の観点から、各地区の懇談会の内容をまとめた資料を作成し、教育委員会より各幼稚園・保育園および小学校に配付しています。 平成25年度は5地区で開催しました。  1 豊玉東小学校  12月10日 火曜日 午後1時40分から3時40分    内容 授業参観、幼保小連携の取組、1年生に必要な力等について懇談   2 練馬東小学校  12月5日 木曜日 午後3時から4時半まで    内容 交流方法や内容、入学当初の授業等について懇談   3 谷原小学校  12月3日 火曜日 午後1時25分から4時まで    内容 授業参観、交流のもち方、就学支援シートの活用等について懇談  4 光和小学校  11月21日 木曜日 午前9時半から11時半まで    内容 授業参観、子供の現状と課題、交流計画等について懇談  5 橋戸小学校  11月18日 月曜日 午前9時20分から11時半まで    内容 授業参観、入学に向けて大切な事、交流方法等について懇談 平成26年度は5地区で開催しました。  1 豊玉南小学校  10月28日 火曜日 午後1時20分から3時半まで    内容 授業参観、入学当初の配慮点、入学前後のギャップ等について懇談  2 北町西小学校  10月14日 火曜日 午後1時半から4時まで    内容 授業参観、4月当初の姿、アレルギー対応等について懇談  3 練馬東小学校  10月20日 月曜日 午後2時から3時半まで    内容 授業参観、学級運営で大切にしている事、給食について等について懇談  4 光が丘秋の陽小学校  11月27日 木曜日 午後2時半から4時半まで    内容 連携の進め方、子供の現状と課題等についてグループ懇談  5 下石神井小学校  11月10日 月曜日 午後1時20分から3時半まで    内容 授業参観、幼児期の経験と学び、保護者に伝えておく事等について懇談  6 関町北小学校  11月14日 金曜日 午前9時15分から11時半まで    内容 授業参観、入学までに育てたい力、学校生活等について懇談  7 橋戸小学校  10月29日 水曜日 午後0時半から3時まで    内容 給食見学、授業参観、給食、就学に向けて大切な事等について懇談  8 大泉第四小学校  11月17日 月曜日 正午から3時半まで    内容 給食見学、授業参観、就学までに身に付けておく事、1年生の現状等について懇談 平成27年度は8地区で開催しました。  1 豊玉南小学校  10月27日 火曜日 午後2時半から4時半まで    内容 子供を取り巻く連携について校長の講話、連携の取組、子供の現状等についてグループ懇談  2 早宮小学校  11月2日 月曜日 正午から4時半まで    内容 給食試食、見学、授業参観、食育の取組、基本的生活習慣等について懇談  3 練馬東小学校  11月10日 火曜日 午後2時から3時半まで    内容 授業参観、入学当初の状況、文字指導等についてグループ懇談  4 光が丘秋の陽小学校  11月17日 火曜日 午後1時35分から4時10分まで    内容 授業参観、中学校区別協議会への参加、交流のねらい、身辺自立等について懇談  5 下石神井小学校  11月6日 金曜日 午後1時35分から3時45分まで    内容 授業参観、学校生活、子供の現状等について懇談  6 関町北小学校  11月25日 水曜日 午前9時半から11時半まで    内容 授業参観、1年生の状況、文字指導等について懇談  7 橋戸小学校  11月24日 火曜日 午後0時半から3時15分まで    内容 給食見学、授業参観、基本的生活習慣、幼児教育等について懇談  8 大泉第四小学校  10月26日 月曜日 正午から3時40分まで    内容 給食試食・見学、授業参観、生活リズム、就学支援等について懇談 資料6 幼保小連携推進研修会 平成25年度  1 幼稚園・保育園対象の研修   開催日時  平成25年6月26日 水曜日 午後3時から5時まで   対象  公私立幼稚園・保育園の園長および5歳児担任など   目的  小学校第1学年の現状および課題や幼保小連携が求められている背景、幼児教育・保育から小学校教育への連続性などについて理解を深める。   内容・講師  講演 幼稚園・保育園と小学校との円滑な接続を目指して、講師 文教学院大学大学院人間学研究科教授 平山 許江先生   開催場所  生涯学習センター・ホール   参加数  194名   主な意見  教育・保育の理解を深めてつながりを作っていくことが円滑な育ちにつながる。自分で考えて行動できる力、生きる力を育てるよう職員で共有してすすめたい。幼稚園・保育園合同で聞けてよかった。  2 小学校対象の研修   開催日時  平成25年9月20日 金曜日 午後3時30分から4時30分まで   対象  区立小学校の校長   目的  幼保小連携を推進していくうえでの校長の役割、幼保小連携が求められている背景、幼児教育・保育から小学校教育への連続性等について理解を深める。   内容・講師  講演 就学前教育から小学校教育への円滑な接続 小学校長の役割、講師 北区立王子第一小学校校長 荒木 康子先生   開催場所  練馬区役所本庁舎19階1902会議室   参加数  45名   主な意見  円滑な接続の必要性についてよく理解できた。各小学校の特色を生かして無理のない所から積み上げていくことが必要。ねらいの明確化、継続・発展を押さえて意義付けすることが校長の役割と確認した。 平成26年度  1 園長・校長対象の研修   開催日時  平成26年6月25日 水曜日 午後2時から4時30分まで   対象  公私立幼稚園・保育園の園長および区立小学校の校長   目的  幼稚園・保育園・小学校の現状や課題などを把握して相互理解を深めるとともに、練馬区の幼保小連携の方向性について共通認識を図る。   内容・講師  講演 幼児から児童へ学びをつなぐ、講師 聖心女子大学文学部教育学科教授 河邉 貴子先生、講演後に地区別意見交換を実施   開催場所  練馬区立区民・産業プラザココネリホール   参加数  156名   主な意見  幼児教育・保育の充実が小学校の学びにつながっている事を再認識した。あらためて幼保小の連携の大切さを実感した。地区別意見交換で情報共有ができ、参考になった。  2 一般職員対象の研修   開催日時  平成26年11月20日・27日・12月4日・18日 いずれも木曜日 午後3時から4時まで   対象  公私立幼稚園・保育園の5歳児担任、区立小学校1年生担任など   目的  幼児期から児童期の接続期における現状や課題、幼児教育・保育と小学校教育の連続性等について相互理解を深めるとともに、練馬区の幼保小連携の方向性について共通理解を図る。   内容・講師  グループ別意見交換。グループワークを中心とした内容のため講師は選任しない。   開催場所  練馬区役所本庁舎多目的会議室・練馬区立区民・産業プラザココネリホール石神井公園区民交流センター展示室兼集会室・勤労福祉会館集会室   参加数  249名   主な意見  お互いの実情が理解できて良かった。意見交換でき、安心感につながった。今後の保育や保護者対応に活かせる。他で実施している取組が参考になった。今後の指導や連携につなげたい。 平成27年度  1 園長・校長対象の研修   開催日時  平成27年6月12日 金曜日 午後2時から4時半まで   対象  公私立幼稚園・保育園の園長および区立小学校の校長、認証保育所長   目的  幼児教育・保育から小学校教育への連続性や幼保小連携が求められている背景などについて幼稚園・保育園・小学校が相互に理解を深める。   内容・講師  講演 幼保小連携の更なる充実を目指して、講師 東京大学大学院教育学研究科教授 秋田 喜代美先生、講演後に地区別意見交換を実施   開催場所  練馬区立区民・産業プラザココネリホール   参加数  199名   主な意見  今後に向けての方向性が分かりやすかった。ここでの意見交換が交流のきっかけとなっている。深めていきたい。地区ごとに情報や課題の共有、カリキュラム等、意見交換する場を継続させたい。  2 一般職員対象の研修   開催日時  平成27年8月3日 月曜日、4日 火曜日、6日 木曜日、7日 金曜日 午後1時半から4時半まで   対象  公私立幼稚園・保育園の5歳児担任、区立小学校1年生担任、認証保育所   目的  幼児期から児童期の接続期における現状や課題、幼児教育・保育と小学校の連続性等について相互理解を深めるとともに、練馬区の幼保小連携について共通理解を図る。   内容・講師  講演 発達障害児と保護者への支援 就学期を巡って 講師 練馬区立こども発達支援センター 仙田 周作先生、講演後に地区別意見交換を実施   開催場所  練馬区立区民・産業プラザココネリホール   参加数  281名   主な意見  保護者の思いや支援について参考になった。それぞれの現状や取組、意見を聞く事ができ、有意義であった。連携の大切さを感じた。交流したい。 資料7 情報共有の促進に関する取組 1 施設名簿の作成と配布   練馬区内の公私立幼稚園・保育園および区立小学校において、交流・連携を行う際の窓口となる連絡先を一覧にして、配布しています。 2 区立小学校の行事一覧表の作成と配布   区立小学校65校の学校公開や運動会等の行事を一覧にして作成し、練馬区内の公私立幼稚園保育園に配布しています。各園においては、小学校見学や保護者の方への情報提供等に活用しています。 3 ねりま幼保小連携だよりの発行   各幼稚園・保育園・小学校が実践した交流・連携事例の紹介を中心に様々な情報を提供するため、平成26年度からねりま幼保小連携だよりを発行しています。練馬区内の公私立幼稚園・保育園および区立小学校に配布し幼保小連携の取組の一助となっています。   ここで、ねりま幼保小連携だよりの発行実績および今後の発行予定等についての表を示しています。    第1号 平成27年1月8日発行     主な内容 地区別研修会、小学校教員の保育園見学、幼稚園と保育園の交流    第2号 平成27年3月26日発行     主な内容 幼稚園・保育園における連携に関する実態調査結果、幼稚園・保育園と小学校の交流、展覧会見学、体験授業    第3号 平成27年5月11日発行     主な内容 公私立保育園間の交流、園内研修・行事での交流、新設園の取組、給食体験、幼稚園・保育園と小学校の交流    第4号 平成28年2月発行予定     主な内容 公私立保育園間の交流、研修会、幼稚園・保育園と小学校との懇談会    第5号 平成28年4月発行予定     主な内容 幼稚園・保育園と小学校の交流   ここで、ねりま幼保小連携だよりの発行実績および今後の発行予定等についての表は終わり、資料8に移ります。 資料8 保護者向けリーフレット 1 構成  (1) おやこでやってみましょう    おはなしタイムよみきかせなど、生活の中で子供の力を育むための取組を例示  (2) 学びのつながり 幼稚園・保育園・小学校の連携  (3) 1年生の学校生活 ある小学校の一日  (4) 小学校入学までの流れ  (5) 小学校入学前 Q&A  (6) 学童クラブについて  (7) 保護者の相談窓口のご案内 2 配布先   私立幼稚園 全40園 合計5,100部 注釈 私立幼稚園は在園者数に合わせて配布部数を変えており、50部配布が6園、100部配布が15園、150部配布が12園、200部配布が6園、250部配布が1園となっている。   私立保育園 全62園に対し各60部配布 合計3,720部 区立幼稚園 全3園に対し各100部配布 合計300部   区立保育園 全60園に対し各60部配布 合計3,600部   区立小学校 全65校に対し各50部配布 合計3,250部   認証保育所 全34所に対し各10部配布し 合計340部   幼稚園・保育園・小学校を合わせた合計配布部数は16,310部 資料9 幼稚園・保育園の区立小学校との連携の現状 1 取組の実施状況について   平成25年度以降に何らかの取組を実施した園は、幼稚園・保育園全体でみると126園あり、取組を実施していなかった24園中9園は調査日以降の実施を予定しています。   今後の予定も含めれば、150園中135園つまり約90%の園では何らかの取組が実施されていることになります。   ここで、取組の実施状況に関する表およびグラフを示しています。なお、施設数は調査時点 平成26年度の数字になっています。   私立幼稚園 全40園中、25年度以降に実施したと回答した園が33園で82.5%、調査後に実施予定ありと回答した園が4園で10.0%、実施予定はないと回答した園が3園で7.5%   私立保育園 全47園中、25年度以降に実施したと回答した園が32園で68.1%、調査後に実施予定ありと回答した園が4園で8.5%、実施予定はないと回答した園が11園で23.4% 区立幼稚園 全3園中、 25年度以降に実施したと回答した園が3園で100.0%   区立保育園 全60園中、25年度以降に実施したと回答した園が58園で96.6%、調査後に実施予定ありと回答した園が1園で1.7%、実施予定はないと回答した園が1園で1.7%   ここで、取組の実施状況に関する表およびグラフは終わり、本文に戻ります。 2 各取組の実施件数について   平成25年度以降に実施された幼児と小学校の児童に係る取組について、全体では幼児と児童が一緒に遊ぶという取組が79件と最も多く実施されていました。次いで校舎探検が71件、校庭等を利用54件となっています。   ここで、各取組の実施件数に関する表を示しています。   幼児と児童が一緒に遊ぶという取組の実施件数は、私立幼稚園26件、私立保育園19件、区立幼稚園3件、区立保育園31件の合計79件。   学芸会等を見学・参加という取組の実施件数は、私立幼稚園2件、私立保育園10件、区立幼稚園2件、区立保育園26件の合計40件。   運動会等を見学・参加という取組の実施件数は、私立幼稚園4件、私立保育園5件、区立幼稚園1件、区立保育園16件の合計26件。 校舎探検という取組の実施件数は、私立幼稚園19件、私立保育園11件、区立幼稚園3件、区立保育園31件の合計71件。 ランドセル等を体験という取組の実施件数は、私立幼稚園7件、私立保育園5件、区立幼稚園2件、区立保育園9件の合計23件。 授業を見学・参加という取組の実施件数は、私立幼稚園11件、私立保育園10件、区立幼稚園3件、区立保育園27件の合計51件。 校庭等を利用という取組の実施件数は、私立幼稚園12件、私立保育園20件、区立幼稚園1件、区立保育園21件の合計54件。 給食体験という取組の実施件数は、私立幼稚園2件、私立保育園0件、区立幼稚園1件、区立保育園0件の合計3件。 その他の主な取組としては、小学生の体験学習、小学生のボランティア活動の受け入れ、美術館での区立小学校連合図工展見学、小学生の町探検の受入れなどが挙げられています。   ここで、各取組の実施件数に関する表は終わり、資料10に移ります。 資料10 他自治体における接続カリキュラムの作成状況等 1 平成27年12月現在の作成状況   東京都内では、東京都、港区、台東区、江東区、品川区、中野区、杉並区、北区、足立区などが作成している。   その他の自治体では、高知市、香南市、佐世保市、草加市、花巻市、姫路市、松江市、横浜市などが作成している。 2 他自治体の構成例 品川区の場合 タイトル 保幼小ジョイント期カリキュラム しっかり学ぶしながわっこ   品川区ではジョイント期を5歳児10月から1年生1学期までと定義している  第1章 保幼小連携の推進による質の高い保育・教育活動の創造    1 保育園・幼稚園と小学校を滑らかにつなぐために    2 ジョイント期の指導の基本的な考え方    3 本書の活用について  第2章 ジョイント期カリキュラム    1 保育園・幼稚園編 小学校生活へつながる保育・教育活動    2 小学校編 保育園・幼稚園での経験をいかした指導の工夫  第3章 実践ガイド    1 保育園・幼稚園編    2 小学校編  第4章 交流活動    1 交流活動のあり方について    2 モデルプラン    3 実践事例  第5章 資料 奥付 練馬区における幼保小連携の推進について 案 平成28年2月 発行 練馬区教育委員会 教育振興部 教育企画課 電話03−5984−1290