資料1 令和3年度障害を理由とする差別の解消の推進に関する取組報告について 障害への理解と障害者差別解消法の普及啓発を推進するため、令和3年度は以下の取組を実施した。 今年度の新たな取組として、障害者週間に合わせて図書館で障害理解に関する本の企画展示を実施した。 また、障害者差別解消法の改正を契機とし、区内事業者に対して合理的配慮の提供等について周知した。 1 区民向け取組について(時期、取組項目、内容の順に記載) 令和3年5月 障害理解に関する動画の放映 練馬区情報番組「ねりまほっとライン」の令和3年5月前半号において、「心のバリアフリーを広げよう!〜だれもが暮らしやすいまちへ〜」と題し、障害による困りごとやサポート方法を伝える動画を放映した。 令和3年9月 区ホームページの見直し 区ホームページの障害者差別解消法を紹介するページについて、差別の具体的事例等を追記するなど、法の内容をより分かりやすく伝えるための見直しを行った。 令和3年12月3日〜10日 区役所アトリウムでのパネル展 障害者週間において、アイメイト協会や区内障害者団体と協力し、盲導犬を使用する方へのインタビューや障害のある方の暮らしなどのパネルを展示したほか、障害による困りごとやサポート方法を伝える動画を放映した。 令和3年12月 障害者団体連合会リーフレットの配付 練馬区障害者団体連合会が作成した障害理解に関するリーフレット「やさしいまち〜みんながくらしたいまち〜」を、区立施設等で配布した。 令和3年12月15日〜18日 障害者ふれあい作品展 区内の障害者施設の利用者などが制作した絵画や陶芸などの作品を展示した。【来場者数300人】 通年 図書館における障害理解に関する取組 図書館(全12館)では、年間を通して、地域住民の障害理解等を目的とした取組を実施した。 <主な実績> ・障害者週間に合わせた障害理解に関する本の企画展示(新規の取組)【11館で実施】 ・バリアフリー映画会(5館)【参加人数約60名】 ・講座「点字で名刺をつくろう」(練馬図書館)【参加人数13名】 ・図書館のバリアフリー見学会(大泉図書館)【参加人数10名】 ・視覚障害者向け生活支援機器の展示会・講演会(貫井図書館)【参加人数33名】 ・点字本の展示会(小竹図書館) ・講演会「”習うより慣れよ”で始める障害者理解 はじめの半歩」(南田中図書館)【参加人数10名】 通年 障害者地域生活支援センターにおける障害理解に関する取組 障害者地域生活支援センターでは、障害理解に関する区民向け講座などを実施した。 <主な実績> ・つながるフェスタにおけるパネル展示〜障害のある人達の地域貢献活動の紹介〜(豊玉障害者地域生活支援センターきらら)   ・演劇ワークショップ(光が丘障害者地域生活支援センターすてっぷ)【ワークショップ参加人数延べ136人 観客83人】 ・精神保健福祉講座(石神井障害者地域生活支援センターういんぐ)【参加人数30人】 ・公開講座「私の体験、高次脳機能障害」(大泉障害者地域生活支援センターさくら)【参加人数約20人】 2 民間事業者向け取組(時期、取組項目、内容の順に記載) 令和3年10月〜12月 合理的配慮の提供等の区内事業者への周知(新規の取組) 令和3年6月、障害者差別解消法が改正され、事業者による合理的配慮の提供が義務化されたことを契機とし、不当な差別的取扱いの禁止および合理的配慮の提供等について、区内事業者に対して周知した。 <周知先> ・飲食店(焼肉屋、居酒屋)【約100施設】 ・東京商工会議所(練馬支部)の会員企業【会員数2,500社】 ・バス事業者【4社】 3 教育機関向け取組(時期、取組項目、内容の順に記載) 令和3年10月〜12月 障害理解に係る障害者団体の訪問授業 4月の合同校長会で本事業を周知した。 区内障害者団体が小学校へ講師として訪問し、講義・体験・交流などの授業を行った。 <実績> @早宮小学校【小学4年生 参加人数約90名】 ・聴覚障害理解に係る授業(練馬区聴覚障害者協会) A大泉第三小学校【小学4年生 参加人数約75名】 ・視覚障害理解に係る授業(練馬区視覚障害者福祉協会) ・聴覚障害理解に係る授業(練馬区聴覚障害者協会) ・車いす体験授業(練馬区介護人派遣センター) 令和3年9月〜12月 ユニバーサルデザイン体験教室 <学校出張型>【7校 参加人数527名】 小学校において、ユニバーサルデザインやユニバーサルスポーツ体験等の授業を実施した。 <学校外編>【参加人数44名】 小学校4〜6年生の親子を対象とし、障害当事者とともに、区立施設(地区区民館)を見学し、身近にあるユニバーサルデザインの工夫を学んだ。 4 区職員等向け取組(時期、取組項目、内容の順に記載) 令和3年4月 新任職員向け研修 集合研修が中止となったため、障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明した研修資料を配布した。 令和3年11月〜12月 職員向け研修(全職員対象) 障害者差別解消法(適切な合理的配慮の提供等)の理解を目的としたeラーニング研修を実施した。 令和4年3月24日 新任管理職員向け研修 障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明する。 令和3年7月 動画制作における障害のある方への配慮に係るマニュアルを作成(新規の取組) 区が動画を制作するにあたり、障害のある方に配慮するポイントをまとめた資料である「動画制作におけるユニバーサルデザインについて」を作成した。 令和3年9月14日、17日、28日 資源循環センター職員向け研修 練馬区環境まちづくり公社資源循環センター職員向けに、障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明した。【参加人数112名】 通年 図書館職員向け講座(昨年度に比べ充実した取組) 障害者地域生活支援センターでは、希望があった図書館の職員向けに、図書館に来館する障害のある方への対応方法など、障害理解促進講座を実施した。 <実施図書館>【参加人数 計約150名】 石神井図書館、大泉図書館、貫井図書館、稲荷山図書館、小竹図書館、南田中図書館  5 障害福祉サービス事業所職員および区民向け取組(時期、取組項目、内容の順に記載) 通年 練馬障害福祉人材育成・研修センターにおける研修 区が練馬区社会福祉協議会に委託し運営している練馬障害福祉人材育成・研修センターでは、障害福祉サービス事業所職員および区民を対象として、障害への理解や障害者差別解消法に係る研修を実施した。 <主な研修> ・障害当事者が伝える〜身体障害者の話から学ぶ〜 ・障害当事者が伝える〜聴覚障害者の話から学ぶ〜 ・障害当事者が伝える〜視覚障害者の話から学ぶ〜 ・障害者の権利擁護を考える〜法制度を中心に〜 ・誰もが住みやすい地域になるために〜障害者差別解消法を知る〜 など 6 その他(時期、取組項目、内容の順に記載) 通年 相談事例の蓄積と活用 区における障害者差別や合理的配慮の提供の相談事例を収集し、障害者差別解消支援地域協議会で報告した。