障害者地域生活支援センターにおける障害理解促進の取組について 1概要 障害者地域生活支援センターにおいて、地域の障害に対する理解を促進する事業として、講座や研修会等を実施している。今回、大泉障害者地域生活支援センターにおいて、令和元年度から図書館等の職員を対象とした研修会を実施した。 2目的 (1) 地域の社会資源における障害理解を促進する。 (2) 障害を知る機会とし、対応方法や合理的配慮のイメージを深める。 (3) 障害者にとっての社会資源の意義を伝える。 (4) 障害者の支援者、支援機関の存在を周知する。 (5) 障害者地域生活支援センターが専門的知識を提供し地域貢献する。 3実施内容 (1)日時、場所、参加人数 @令和元年7月22日(月)貫井図書館 約30名 A令和元年8月26日(月)大泉図書館 約30名 B令和元年10月29日(月)勤労福祉会館 約10名 (2)依頼内容 ・障害がある来館者へ対応することがあるため、スタッフに障害理解促進の説明をしてほしい。 ・地域の中での共生を目指す上で、図書館が障害者にできること、図書館への期待等を、障害特性を含めてスタッフに話してほしい。 ・地域住民を受け入れる機関として、住民の多様性への理解を進めたい。 ・障害者や高齢者、対応が難しい来館利用者を正しく理解し適切に対応したい。また対人業務の留意事項を知りたい。 (3)主な説明内容 ・障害の概要と社会参加の意義 ・各障害への支援機関の役割 ・合理的配慮の提供について 4受講後の参加者からの意見 ・合理的配慮が必要とは言われていたが、来館者がどのような障害があるのかさえわからない中では、できることがわからずにいた。話を聞いて具体的にイメージできた。 ・館の利用を楽しみにしている地域住民がいることを知り、嬉しかった。改めて自らの仕事の意義を感じられ、様々な方に必要とされていると感じた。 ・障害者や高齢者等には様々な支援者や専門機関があり、困った時には連携を依頼できることがわかり、心強くなった。 5今後の取組 (1)障害者がより使いやすい社会資源となるよう同様の講の開催を検討する。 (2)令和2年度中の実施予定 @ 令和2年11月24日(火)貫井図書館 A 令和2年12月28日(月)大泉図書館 B 令和3年1月25日(月)南田中図書館 C 令和3年2月22日(月)石神井図書館