資料1 令和4年度障害を理由とする差別の解消の推進に関する取組報告について 障害への理解と障害者差別解消法の普及啓発を推進するため、令和4年度は以下の取組を実施した。 今年度の新たな取組として、令和4年6月に施行した練馬区障害者の意思疎通の促進と手話言語の普及に関する条例に基づき、障害者とのコミュニケーションガイドブックの作成や障害者とのコミュニケーション研修を実施した。 1 区民・区内事業者向け取組について(時期、取組項目、内容の順に記載) 令和4年9月7日 食品関係事業者に対する合理的配慮の提供等の周知 不当な差別的取扱いの禁止および合理的配慮の提供等について、食品衛生実務講習会において周知した。【約300施設(飲食店、コンビニ、スーパー等)】 令和4年10月16日 練馬まつりにおける障害理解の普及啓発 練馬まつりにおいて、障害理解の普及啓発に関するブースを出展し、アイメイト(盲導犬)体験や練馬区障害者の意思疎通の促進と手話言語の普及に関する条例のリーフレット等を配布した。 令和4年12月 バス事業者に対する合理的配慮の提供等の周知 不当な差別的取扱いの禁止および合理的配慮の提供等について、乗合バス事業者連絡懇談会作業部会(書面開催)において周知した。【バス事業者4社】 令和4年12月1日 (障害者週間に合わせた取組) 障害理解に関する記事の区報への掲載 12月1日号区報において、重症心身障害のある方とその保護者の方のインタビューや各障害の特性・手助け方法について掲載した。 令和4年12月5日 (障害者週間に合わせた取組) 障害理解に関する講演会(練馬区障害者団体連合会共催) 株式会社オリエンタルランドのバリアフリープロデューサー野口浩一氏を招き、講演会「東京ディズニーリゾートにおけるユニバーサルデザインの取り組み」を行った。【来場者数44人】 令和4年12月2日〜7日 (障害者週間に合わせた取組) 障害理解に関するパネル展 区役所アトリウムにおいて、障害のある方の暮らしや練馬区障害者意思疎通の促進と手話言語の普及に関する条例を紹介するパネルを展示したほか、障害による困りごとやサポート方法を伝える動画を放映した。 令和4年12月 障害理解に関するリーフレット「やさしいまち〜みんながくらしたいまち〜」の配布 練馬区障害者団体連合会が作成した障害理解に関するリーフレット「やさしいまち〜みんながくらしたいまち〜」を、区立施設等で配布した。 令和4年12月13日〜16日(障害者週間に合わせた取組) 障害者ふれあい作品展 区内の障害者施設の利用者などが制作した絵画や陶芸などの作品を展示した。【来場者数151人】 令和5年1月 障害者とのコミュニケーションガイドブック「みんなでつくろう 暮らしやすいまちねりま」の作成 障害当事者や区内事業者と協働し、電車やお店、まちなかなど、暮らしの中での障害のある方とのコミュニケーション方法の具体例を紹介したガイドブックを作成した。 令和5年3月11日 障害者とのコミュニケーション研修 障害者とのコミュニケーションガイドブックを活用し、障害のある方とのコミュニケーションやサポート方法を学ぶ研修を開催した。【参加人数19人】 通年 図書館における障害理解に関する取組 図書館(全12館)では、年間を通して、地域住民の障害理解等を目的とした取組を実施した。 <主な実績> ・障害者週間に合わせた障害理解に関する本の企画展示(4館) ・バリアフリー映画会【7館で実施、参加人数約110名】 ・講座「点字で名刺をつくろう」【1館で実施、参加人数15人】 ・布の絵本、大活字本、朗読CDなどの展示会【4館で実施】 ・ディスレクシアの理解に関する講演会【5館合同企画で実施、参加人数47人】 通年 障害者地域生活支援センターにおける障害理解に関する取組 障害者地域生活支援センターでは、障害理解に関する区民向け講座などを実施した。 <主な実績> ・きらら酉の市(豊玉障害者地域生活支援センターきらら)【参加人数95人】  ・演劇ワークショップ(光が丘障害者地域生活支援センターすてっぷ)【ワークショップ参加人数19人 観客68人】 ・精神保健福祉講座(石神井障害者地域生活支援センターういんぐ)【参加人数40人】 ・講演会「難病当事者からのメッセージ 〜難病ピア相談室スタート〜」(大泉障害者地域生活支援セン ターさくら) 【参加人数24人】  2 教育機関向け取組(時期、取組項目、内容の順に記載) 令和4年9月 障害理解に関するリーフレット「やさしいまち〜みんながくらしたいまち〜」の区立小中学への配布 練馬区障害者団体連合会が作成した障害理解に関するリーフレット「やさしいまち〜みんながくらしたいまち〜」について、区立小中学校の児童・生徒に配布されているタブレット端末で閲覧できるようにした。 令和4年12月(障害者週間に合わせた取組) 小中学校図書館における障害理解に関する本の展示 区立図書館での取組を広げるため、本年度は小中学校の図書館においても障害理解に関する本の企画・展示を行った。【小学校4校、中学校2校で実施】 通年 障害理解に係る障害者団体の訪問授業 区内障害者団体が小学校へ講師として訪問し、講義・体験・交流などの授業を行った。また今年度は、新たに幼稚園にも対象を広げた。 <実績> @車いす体験授業 2校 A聴覚障害の理解に係る授業 3校  B視覚障害の理解に係る授業 5校 C知的障害の理解に係る授業 1校 D重症心身障害の理解に係る授業 幼稚園1園 通年 ユニバーサルデザイン体験教室 <学校出張型>【12校で実施、参加人数約970人】 小学校において、ユニバーサルデザインやユニバーサルスポーツ体験等の授業を実施した。 <学校外編>【参加人数35人】 小学校4〜6年生の親子を対象とし、区立施設(区役所1階)を見学し、ユニバーサルデザインについて学んだ。また、障害のある方へのインタビュー等も行った。 3 区職員等向け取組(時期、取組項目、内容の順に記載) 令和4年4月 新任職員向け研修 障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明した。 令和4年9月6日 保育園職員向け研修 私立保育園職員向けに、障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明した。【83園参加】 研修後、全ての区立保育園・私立保育園に対して、研修資料を配付した。 令和4年11月〜12月 eラーニング研修(全職員対象) 障害者差別解消法(適切な合理的配慮の提供等)の理解を目的としたeラーニング研修を実施した。 令和5年1月24日 広聴相談員向け研修 障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明した。 令和5年2月2日 区職員向け研修(障害平等研修「DET研修」) 障害当事者がファシリテーターとなり、区職員とファシリテーターで対話を行いながら、社会の中にある様々な「障害(バリア)」を発見し、それらを解決するための行動について考えた。【参加人数16人】 令和5年3月23日 新任管理職員向け研修 障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明する。 通年 図書館職員向け講座 障害者地域生活支援センターでは、希望があった図書館の職員向けに、図書館に来館する障害のある方への対応方法など、障害理解促進講座を実施した。【9館で実施、参加人数約270人】 4 障害福祉サービス事業所職員および区民向け取組(時期、取組項目、内容の順に記載) 通年 練馬障害福祉人材育成・研修センターにおける研修 練馬障害福祉人材育成・研修センターでは、障害福祉サービス事業所職員および区民を対象として、障害への理解や障害者差別解消法に係る研修を実施した。 <主な研修> ・障害当事者が伝える〜聴覚・視覚・身体障害者の話から学ぶ〜 ・障害者差別解消法における合理的配慮を考える ・障害者の意思疎通の促進と手話言語の普及に関する条例について など 5 その他(時期、取組項目、内容の順に記載) 通年 相談事例の蓄積と活用 区における障害者差別や合理的配慮の提供の相談事例を収集し、障害者差別解消支援地域協議会で報告した。