資料2 権利擁護部会 報告書 1 専門部会の検討テーマ・目的  障害者虐待防止に関することおよび障害者の権利擁護の推進に関する協議を行う。 (主な協議テーマ) ・障害者虐待防止に係る取組に関すること。 ・障害者の権利擁護の推進に関すること。 ・成年後見制度の利用促進等に関すること。 2 第5期からの引継ぎおよび提案事項等 (1)障害者虐待防止の取組を具体的に進めるため、相談支援事業所での取組みを継続していく。 (2)本人の意思決定に基づいた支援が行われるよう、事業者や家族への理解啓発などの具体的な取り組みについて引き続き検討を行う。 (3)成年後見制度について、本人や家族が必要とする情報について、適切に情報提供が受けられる環境づくりについて検討を行う。 (4)障害者の社会参加のための取組が一層推進されるよう、具体的施策について検討を行う。 3 専門部会の開催状況と主な協議内容 第1回 令和3年10月5日 主な協議内容 〇 第6期における協議事項について 〇 障害者虐待の対応について 4 第1回の協議内容  第5期までの協議内容や引継ぎ事項を確認し、第6期の協議事項を共有するとともに、障害者虐待防止について検討を行った。 【第6期における協議事項について】 ・第5期からの引継ぎおよび提案事項等について共有、確認。 ・第6期においては、「相談支援従事者会における障害者虐待防止に係る取組の充実」「意思決定支援についての普及啓発の具体的方法」 「成年後見制度の情報発」について検討を行う。 【障害者虐待の対応について】 ・障害者虐待について、「障害者」というと「障害児」が含まれない印象を受けてしまい、対象が分かりにくい。 また、通報後どのような対応がされるかについても十分に周知されていないのではないか。 こうしたことから、通報先や通報後の対応スキームについても分かりやすく伝えていく必要があるのではないか。 地域生活・高齢期支援部会 報告書 1 専門部会の検討テーマ・目的  高齢期を迎える障害者の支援および地域の障害者を支援する取組に関する協議を行う。 (主な協議テーマ) ・障害者の地域生活を支えるための具体的な取組や必要な施策、関係機関の有機的連携に関すること ・高齢期を迎える障害者への支援に関する課題の抽出、整理、具体的な対応に関すること ・障害分野と介護分野の連携等に関すること 2 第5期からの引継ぎおよび提案事項等 (1)地域生活支援拠点運営連絡会と連動し、地域で生活する障害者の緊急時に備えて作成する情報シート「もしもシート(仮称)」の様式や具体的活用についての検討を行う。 (2)障害福祉サービスから高齢福祉サービスへの円滑な移行についての検討を行う。 (3)本人の障害、家族の高齢化など、同一世帯に複合的な課題を抱えた世帯への支援についての検討を行う。 3 専門部会の開催状況と主な協議内容 第1回 令和3年10月25日 主な協議内容 〇 第5期の振り返りと第6期の協議事項について 〇 障害分野と高齢分野の連携について 〇 制度移行の実際について 〇 障害の特性や個別性に応じた実効性のある高齢期支援について 4 第1回の協議内容  第5期までの協議内容や引継ぎ事項を確認するとともに、第6期で協議する内容や方向性について、意見交換を行った。 【第6期で協議する内容や方向性について】 ・障害分野と高齢分野の連携が必要な案件が増えており、どちらの専門性も必要。 ・本人がどこで誰とどのように生活していくのか、本人主体で考えていける環境を整えていくことが必要。 また、本人の特性や情報を積み上げていくなど、支援者が現状で取り組めることも大切にしていくとよいのではないか。 ・高齢サービスへ移行となる前から準備できると良い。制度移行の実際の事例から課題を整理し検討していく。 ・その人らしく生きるのに必要な制度外のサービスや住民活動も含めた社会資源は何か。また、現状でなければこんなものがあるとよい、というところまで議論したい。 ・精神障害の人の地域移行に着目しがちだが、知的障害や身体障害の人も家族からどう地域移行していくのか。地域で助けられたり、役立ったりする「共生型」が大切ではないか。 ・今後の協議の方向性は「高齢期に移行する障害者と家族の支援」として、テーマを絞りながら考えていけると良いのではないか。 ・「もしもシート(仮称)」については、地域生活支援拠点の緊急時シートとの関連など、活用について検討していく。 相談支援部会 報告書 1 専門部会の検討テーマ・目的 相談支援ネットワークの推進および相談支援体制の環境に関する協議を行う。 (主な協議テーマ) ・相談支援に対する課題の抽出、整理、具体的な対応に関すること。 ・相談支援に係るネットワークに関すること。 ・相談支援専門員の育成および地域社会の人材の育成に関すること。 2 第5期からの引継ぎおよび提案事項等 (1)円滑かつ安全に情報を共有できる仕組みについて、第5期で整理した情報を引継ぎ、情報共有ツールの作成および具体的な仕組みづくりの検討を行う。 (2)複雑化、複合する支援ニーズに対応する包括的な支援体制づくりには、多分野の連携が必要となるため、障害者相談の視点から、多分野連携の仕組みづくりの検討をする。 (3)相談支援専門員のマネージメント力向上に向けて、研修システム構築の検討を行う。 3 専門部会の開催状況と主な協議内容 第1回 令和3年10月22日 主な協議内容 〇 第5期の活動報告について 〇 練馬区における相談支援の強化に向けた取組について 〇 第6期における協議事項について 4 第1回の協議内容  第5期までの協議内容や引継ぎ事項を確認し、第6期の協議事項を共有した。 【第5期における協議事項について】 ・第5期では、学齢、成人、高齢期それぞれの相談支援における情報共有ツールの確認を行った。ライフステージをとおした支援のために、 学齢期から成人期、成人期から高齢期へ移行するときの仕組みづくりが必要である。 【練馬区における相談支援の強化に向けた取組について】 ・区における相談支援体制を確認し、「地域生活支援拠点の機能強化」「相談支援の質的な向上」「基幹相談支援センター機能の強化」が課題として挙げられていることを共有した。 【第6期における協議事項について】 ・ライフステージをとおして継続的な支援が行え、分野を超えた重層的な相談体制を構築するための連携や仕組みの具体的方法を検討していく。 地域包括ケアシステム・地域移行部会 報告書 1 専門部会の検討テーマ・目的  精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築および障害者の地域移行・地域定着支援に関する協議を行う。 (主な協議テーマ) ・精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に関すること ・障害者が地域で暮らすために必要な医療、障害福祉、介護、住まい、社会参加、教育などの基盤整備に関すること ・地域移行、地域定着支援に関すること 2 第5期からの引継ぎおよび提案事項等 (1)障害者の円滑な地域移行、地域生活、地域定着を進めるために、ネットワーク構築や連携のあり方、 障害者の地域生活を支える人材育成や仕組みづくりについて継続した協議・検討を行っていく。 (2)精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの構築推進事業において、当事者のニーズを丁寧に汲み取りながら、各関係機関との協議を重ね具体的な取組みを検討し推進を図っていく。 (3)練馬区内精神科病院長期入院者実態調査から見えてきた地域移行への課題を抽出、整理し、退院推進を図りながら、地域生活につなげるために必要となる体制整備等についての協議を進めていく。 3 専門部会の開催状況と主な協議内容 第1回 令和3年10月26日 主な協議内容 〇 第5期の地域包括ケアシステム・地域移行部会の活動概要の共有と第6期の協議事項について 〇 精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの構築について 4 第1回の協議内容 第5期までの協議内容や引継ぎ事項を確認し、第6期の協議事項と地域課題を共有するとともに、本部会の役割や方向性について意見交換をした。 【地域課題と第6期の協議事項について】 ・精神疾患の発症が思春期や20〜30代に多くあるため、早期の対応として思春期病床が必要。 ・側面の課題を解決していくだけではなく、統合的なシステムをどう構築していくかが重要。 ・小さい「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」から大きな「精神障害にも対応した包括」に。 まずは枠を超えた関係者会議などの連携から大きな仕組みへつなげていくことやケースマネジメントに必要な共通のツールも必要。 ・地域移行については、入院直後から関わる入口支援をどうしていくのか。今まで長期入院で病院が担っていた役割を地域でどう担うかなどを考えていく必要がある。 ・入院をさせない地域の機能としてアウトリーチや入院と在宅の間のレスパイト施設が必要。 ・レスパイト施設については、地域生活支援拠点においても重要な位置づけにあるので、精神障害も含めて検討してほしい。 ・学校卒業後、地域生活をする上で、相談場所がどこにあるのか分からないとの相談を保護者から受けることも多い。様々な場面で相談場所などの周知も必要。 ・コロナ前の状況に戻ったことを想定した行政の支援(移動支援など)がないと、障害者の地域生活や社会参加に弊害を及ぼす可能性がある。 ・顔を合わせるつながりがより連携を深める。つながりが大事でそれがシステマチックになるとさらに良い。ネットワークの再構築が必要。