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終わりにあたって

ページ番号:198-315-166

更新日:2010年3月26日

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終わりにあたって

 区内の旧地名を『新編武蔵風土記稿』(小字(こあざ)数75、以下同じ)と東京府広報・郡村誌など(310)からその分布を調べてみた。ベスト3は久保(33)、原(32)、山・台(31)のつく地名である。いずれも地形地名で、全体の四分の一を占める。久保は小榑村に、山は上・下練馬村に多い。原は、平均的に分布する。久保は窪地で、そこには必ず湧水があり、集落に近い場所は早い時期に耕地として開けた。

 山といっても、いわゆる山岳ではない。住民の生活と深い関わりのある里山(さとやま)のことである。そこではキノコやまきをとり、肥料にする下草を集める。下石神井村の秀月は、俗にショーゲツ山といったと、石神井台の本橋亀三郎さんからのお電話をいただいた。やはり池淵の里山である。水に関する地名も多い。淵・池・溜・井・川・雨・沼・沢、それぞれは少ないが、合計で40もある。古代人は、山や川をわれわれ人間と同じ生き物と考えていた。川は、海から山へさかのぼる生き物だったのである。上土支田村井頭は白子川のアタマの井であり、下石神井村和田は石神井川中流の曲がりくねったワタ(腸)なのである。

 小榑村に仲置という小字がある。中興(なかこし)の意味で、本村→仲置(なかおき)→新田という村の開拓と、地名の関係を知る好例である。

 新田(12)は区の西に、田(22)は東に多い。練馬の難解地名の一つ田柄の語源も「田が原」の転訛(てんか)かもしれない。原は、墾(はり)と同義のことが多い。

 『新編武蔵風土記稿』は近世の庄名を松川(練馬)、永井(中村)、牛込(石神井)、広沢(橋戸・小榑)と載せる。土支田村検地帳には垣内(かいと)・堀ノ内・屋敷など中世荘園をうかがわせる地名がある。谷戸(やと)・谷(やつ)(16)の小字は区の東に多いが、何々ケ谷戸(がいと)の中には、垣内の意味の所もあろう。

 区内には旧7か村に検地帳または写しがあり、500を超える小名がみえる。下石神井村に鍛冶屋敷の小名がある。中世石神井城下の集落に鍛冶(かじ)職人でもいたのであろうか。とすると、伊保ケ谷戸のイボは、鋳物師(いもじ)のイモとも考えられる。

 地名は、練馬の歴史に貴重な資料を与えてくれる。千年前の地名も、今なお生きつづけているのである。

 紙面の都合で、お話を伺った多くの方々のお名前や、資料名など掲載できなかった。おわびとともに、お礼申しあげる次第である。

【郷土史研究家 桑島新一】

明治6年頃の地名
明治6年頃の地名

ねりま区報 昭和61年4月11日 掲載

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