第3回練馬区障害者計画懇談会(書面開催)の意見要旨および回答 1 意見等が寄せられた期間   令和2年5月17日〜令和2年6月11日 2 意見・質問件数   127件(24名)   3 意見要旨 番号/ご意見/回答の順に記載しています。 (1)障害者基礎調査について・・・28件(意見22件、質問6件) 1/大変参考になる資料だった。/今回の調査結果を踏まえ、次期障害者計画の検討を進めていきます。 2/事業所調査により、利用者側からも問題点を詳細に知ることができて良かった。/今回の調査結果を踏まえ、次期障害者計画の検討を進めていきます。 3/アンケート結果は、それぞれ障害のある方の将来の希望が分かりやすくまとめられていると思う。必要なサービスや人材確保など課題はあるが、協力しながら解決できればと考える。 /今回の調査結果を踏まえ、次期障害者計画の検討を進めていきます。 4/基礎調査により、実態把握ができて良かった。回収率はもう少し上がるといいので、上げる工夫を考えても良いのではないか。/より回収率が上がるよう、引き続き工夫していきます。 5/事業所の回答率が低い気がする。また、職員不足を挙げる事業所が多い中、新型コロナウィルス感染拡大防止の影響は大きいと思う。/他区の調査などでも、同程度の回答率が多い状況です。より回収率が上がるよう、引き続き工夫していきます。 6/基礎調査で明らかになったことや傾向を総括すれば、施策との関連が明確になると思う。/今回の調査結果を踏まえ、次期障害者計画の検討を進めていきます。 7/基礎調査で明らかになったことや傾向をクローズアップするべきである。/今回の調査結果を踏まえ、次期障害者計画の検討を進めていきます。 8/基礎調査で明らかになったことを計画にどのように反映していくのか明確にするべきである。/今後の懇談会で、次期障害者計画の施策の方向性を示していきます。 9/基礎調査概要の資料について、配布数が、対象者総数の何割かを明記したほうがよい。/対象者総数は43,714名(平成31年3月31日現在)で、約1割の方を無作為抽出しています。なお、配布数は、前回調査の回答率を踏まえ、統計学的に有意な結果が得られるよう設定しています。 10/障害種別等のクロス集計や、事業所の運営主体別、事業種別等のクロス集計をお願いしたい。/報告書全体版に障害種別、程度別等のクロス表、事業所のサービス種別等のクロス表を掲載しています。 11/回答者の平均年齢が高く、親亡き後など、障害者の高齢化に伴う問題も浮き彫りになっている数字だと受け取った。/障害者の重度化・高齢化、家族の高齢化は課題として捉えています。次期障害者計画策定に向け、検討を進めていきます。 12/主な生計維持者について、「母親」の高齢化が気になる。/障害者の重度化・高齢化、家族の高齢化は課題として捉えています。次期障害者計画策定に向け、検討を進めていきます。 13/基礎調査の生データは公表されるのか。公表がないのであれば、「集計の方法」が記載されていないことが気になる。調査の客観性を示すためには、生データを示し、一部をグラフなどで明確に示すべきである。クロス集計は恣意的な要素が入るので、それぞれ何のためにクロスにしたのかなどを記載した方がよい。 また、目次も索引も無く、必要な資料を探すのに時間がかかる。/報告書全体版には、障害別、種類別、程度別等のクロス表を掲載しています。生データを公表する予定はありません。結果を分かりやすく示すために、細かく分析することで特徴が出ているクロス表を掲載しています。 目次・索引など、分かりやすい資料作成に努めます。 14/身体障害者の回答の年齢層で高齢の方が多いが、配布時から高齢の方が多かったのか、たまたま高齢の方の回答が多かったのか。 調査票の配布が高齢の方に集中しているのであれば、年齢別に配布してはどうか。/区内の身体障害者手帳所持者数は、平成30年度末時点で、70歳以上の方が約5割となっています。無作為抽出の結果、全体の年齢構成を反映したものと考えられます。抽出方法については、全体の年齢構成を踏まえつつ、各年代からバランスよく回答が得られるよう、 引き続き工夫していきます。 15/身体障害者の区分を視覚障害、聴覚障害などと分けて調査をしていないため、それぞれの状況や必要とすることが分からず、計画策定の基礎データになり得ないのではないか。/調査票は「身体障害者」として一つの区分になっていますが、集計結果については、障害の種類別や程度別等のクロス表により分析を行っています。クロス表は報告書全体版に掲載しています。 16/障害の区分について、精神障害と発達障害を分けてほしい。/報告書全体版では、精神障害者のクロス表で「発達障害」のカテゴリーを設け、傾向を把握しています。調査票発送の際の精神障害者と発達障害者の切り分けについては、次回調査の際に検討します。 17/調査報告書にルビがないことや調査報告書の配布方法など、障害当事者への調査結果の情報提供について、丁寧に検討していく必要がある。/調査結果の情報提供について、障害特性に応じた支援が必要と考えています。必要な支援について、懇談会等でご意見をいただければと思います。 18/調査票の記入者の回答結果を踏まえ、知的障害当事者と調査結果の検討会を開催したが、当事者の意思・意向が十分反映されているとは言えないとの意見が多数が出た。実際、複数の項目で、当事者の意見と調査結果に乖離があった。/知的障害者(児)については、前回調査と比較すると、有効回収率が11.4ポイント、また、「本人が自分一人で記入」の割合が1.5ポイント、「本人に聞いて家族や介助者が代筆」の割合が4.1ポイントそれぞれ上昇しています。調査票作成にあたり、懇談会からご意見をいただき、一定程度、本人の意向の反映が図られたと考えています。一方で、本調査結果は、58.9%の回答が「本人の意向を考えながら家族や介助者が記入」であることを踏まえる必要があると考えています。基礎調査は、計画策定の基礎資料として活用します。次期障害者計画策定にあたっては、この他にも団体や当事者の声を伺い、検討していきます。 19/基礎調査の住まいの意向について、施設入所者の5年後のグラフの結果も比較したい。また、「分からない」の数をどのように考えていくのか。/報告書全体版に、施設入所者の5年後、10年後、20年後の「希望する暮らし方」のグラフを掲載しています。施設入所者への定期訪問の機会等に、本人の意向を丁寧に聴き取り、必要な支援を行っていきます。 20/将来についての設問で、施設入所者以外にも、「地域で暮らすために必要な手助け・環境」を聞いてもいいのではないか。身近なところでのサポートの希望、コミュニケーション方法を聞きたい。/この設問は、施設入所者の地域移行に必要な支援等について尋ねることを主旨としています。自宅やグループホームから、地域で一人暮らしをするために必要なサービスの充実については、団体からの意向聴取等で把握していきます。 21/避難拠点を知っている人が思った以上にいて、災害に対してだいぶ意識しているのかなと思う。/前回調査(H25)と比較し、避難拠点の認知度は上がっています。引き続き、周知に努めます。 22/避難拠点まで自力避難の可否について、身体障害者で「自力避難できる」が62.1%は介助者がいての数字だと思う。知的障害者の37%は環境の変化などに対応できずパニックになるからである。/この設問は、避難拠点への避難に対する支援の有無を尋ねることを主旨としています。引き続き、障害特性を踏まえた支援について検討していきます。 23/施設入所者の設問について、入所施設は当区内のみならず、他の地域や、国内外の施設を利用できるのか。可能ならば教えてほしい。/入所施設は練馬区内のほか、北海道や東北、関東などにあり、利用している方もいます。 24/同居者の設問について、同居者とは誰のことか。/報告書全体版に掲載していますが、同居者は、配偶者や娘・息子、父母、祖父母、兄弟・姉妹などです。 25/主な生計維持者の設問について、「本人」と回答した場合、成年後見人がついているのか。/この設問で「本人」と回答した方で、成年後見制度の利用の有無の設問で「利用している」と回答した方もいます。 26/有効回収率が向上しない理由は何か。特に、事業所の回答率が50%は低いと思う。/見やすい調査票や問合せ用コールセンターの設置など、回収率を上げるための工夫を行い、前回(H25)の調査と比較すると、全体の回収率は上がっています。より回収率が上がるよう、引き続き工夫していきます。 27/施設入所者の設問について、施設とは、どのような施設なのか。/障害者支援施設のことであり、具体的には、障害者に対し、夜間から早朝にかけては「施設入所支援」を提供するとともに、昼間は「生活介護」などの日中活動系サービスを行っています。主に身体障害や知的障害のある方が利用しています。 28/調査対象者から、ひきこもりや支援の受けていな人たちを見落としているのではないかと危惧する。地域精神保健相談員が担当するケースは反映されているのか。/自立支援医療制度(精神通院)を利用されている方を無作為に抽出し対象としているため、地域精神保健相談員のケースの方が抽出されているかどうかは把握することができません。 (2)次期障害者計画について・・・82件(意見81件、質問1件) 29/分かりやすく、参加しやすい計画だと思う。/次期障害者計画策定に向け、課題を整理し、取組の検討を進めていきます。 30/計画の構成は問題ない。/次期障害者計画策定に向け、課題を整理し、取組の検討を進めていきます。 31/計画の構成は良い。高齢者や子ども、地域福祉計画など、他の計画との整合性についても検討していただきたい。/関係する他計画のほか、国、東京都の計画等も踏まえ、検討を進めていきます。 32/計画の構成に伴った実践を期待したい。/次期障害者計画策定に向け、課題を整理し、取組の検討を進めていきます。 33/基本理念の考え方には賛成。ぜひ、実行し実現させていきたい。/基本理念を踏まえ、検討を進めていきます。 34/基本理念や計画策定の視点はいいと思う。/基本理念を踏まえ、検討を進めていきます。 35/基本理念、計画策定の視点とも、これまでと同じであることに異存はない。/基本理念を踏まえ、検討を進めていきます。 36/基本理念、計画策定の視点、それぞれ素晴らしいと思う。具体的な形で区民一人ひとりがイメージできるよう実際の現場で取り組んでいきたい。/基本理念を踏まえ、検討を進めていきます。 37/素晴らしい基本理念である。基本理念の継続性が図られており、区の姿勢が長年変わらずにいることに安心感がある。どんなに障害が重くてもいきいきと生活できることが理想である。/基本理念を踏まえ、検討を進めていきます。 38/福祉サービス事業者の一員として、基本理念実現のために貢献したい。/関係機関と連携して、引き続き障害者施策を推進していきます。 39/基本理念の実現に向けて取り組んでいくうえでは、文章ことばが分かりやすくていいと思う。/分かりやすい障害者計画の策定に取り組んでいきます。 40/基本理念について、「人権を尊重する」ためにはそれぞれの障害について正しく理解し促進していくことが必要である。その障害を知らずしては成し得ないと思う。/障害について正しく理解すること、その理解を進めていくことが重要と考えています。 41/基本理念について、当事者の姿をイメージしてつくられた文章であることが大切だと思う。担当課は実際の姿に置き換えてイメージすることができているのか。「自立」とは、頼れる人や信頼できる仲間をつくるという考え方も必要ではないか。/これまでの計画策定において、懇談会などを通じ、当事者を含む多くの方々と検討し、この基本理念を定めています。「自立」とは、単に「就労による自立」「日常生活の自立」「社会生活の自立」という形態的なことだけでなく、障害のある方が、自らまたは支援により意思を表明することで、それぞれの障害特性に合わせた生き方を実現することや、その存在が社会を成熟させる力となることとしています。支援を受けるために、頼れる人や信頼できる仲間をつくるという考え方も含まれていると考えます。 42/資料5の基本理念【解説】1つ目の文末に「擁護する」とあるが、「擁護」という言葉では人権を尊重することにはならないのではないか。/「擁護する」という言葉の前に、「一人ひとりの人格と個性を尊重し、」という文章があり、「尊重」と「擁護」は別の言葉として捉えています。 43/資料5の基本理念【解説】1つ目の文章について、「 障害のある人もない人も〜一人ひとりの人格と個性を尊重し、擁護する必要がある」の文章に違和感がある。前半の主語は「障害者」と思われるので、その後の文章は、「一人ひとりの人格と個性が重視され、かつ擁護される必要がある」が適切ではないか。 ご意見を踏まえ、文言を修正します。 44/「自立」の定義について、障害当事者の方がどのように考えているのかが重要だと思う。「自立」について、もう少し深めておいた方がいいように思う。/「自立」とは、単に「就労による自立」「日常生活の自立」「社会生活の自立」という形態的なことだけでなく、障害のある方が、自らまたは支援により意思を表明することで、それぞれの障害特性に合わせた生き方を実現することや、その存在が社会を成熟させる力となることとしています。支援を受けるために、頼れる人や信頼できる仲間をつくるという考え方も含まれていると考えます。45/精神障害者の状況を改善するために、カウンセラーの人材が不足しているように思う。/精神障害者への支援の充実について、引き続き検討を進めていきます。 46/発達障害のある方々への支援を一層充実させていきたい。/成人期の発達障害者への支援を検討するため、発達障害者支援連絡会を開催しています。発達障害者への支援の充実について、引き続き検討を進めていきます。 47/知的障害当事者から、安心して相談することができないとの声を複数聞いている。相談支援専門員の質の向上を含め、相談支援体制の充実が必要である。/基幹相談支援センターである区内4カ所の障害者地域生活支援センターが中心となり、民間計画相談支援事業所と事例検討や情報共有を行っています。相談支援体制の充実について、引き続き検討を進めていきます。 48/施策1・2に「家族支援」が入っていない。当事者はもちろん、家族への支援も重要な取組の一つであると考える。信頼できる相談支援体制、家族と当事者に寄り添う地域社会をつくることが大切ではないか。/複雑な課題を抱えた当事者に対して、家族支援も含めた相談支援体制は重要と捉えています。ご意見を踏まえ、検討を進めていきます。 49/たらい回しにならず、サービスの情報を迅速かつ的確に得られるような相談の仕組みを作っていただきたい。/相談支援体制の充実について、引き続き検討を進めていきます。 50/相談窓口は、必要なサービスにつなげられるよう、知識をもってほしい。また、意思決定について、親や支援者の希望が主になる可能性があるため、本人の意思決定について広報してほしい。/相談支援の質の向上、障害当事者の意思決定支援は重要と捉えています。ご意見を踏まえ、引き続き検討を進めていきます。 51/相談支援体制について、それぞれの障害特性に合った支援体制を整えてほしい。聴覚障害者にとって、コミュニケーションと情報の保障は重要であり、それらを盛り込んだ支援体制等の整備をしてほしい。/聴覚障害者がスムーズに相談できるよう、令和2年4月から手話通訳者の設置場所を拡充し、障害者地域生活支援センター4か所にも設置しました。情報保障も含め、個々の障害特性に応じた支援を提供できるよう、相談支援体制の充実について、引き続き検討を進めていきます。 52/精神疾患を持つ方が増えている現状を踏まえ、相談支援の重層的な強化取組が求められていると感じる。区内の精神病院など、関係機関を含めた相談体制の構築はできないか。/複雑な課題や多様なニーズに対応するため、関係機関と連携した相談支援体制は重要と捉えています。関係機関との連携強化について、引き続き検討を進めていきます。 53/計画相談支援事業所を増やし、利用者が安心して依頼できる体制が必要だと思う。/障害者や相談件数の増加に対応していくため、民間計画相談支援事業所の拡充について、引き続き検討を進めていきます。 54/特定相談支援事業所を増やさないと、今いる相談支援専門員の負担が増えるではないか。/障害者や相談件数の増加に対応していくため、民間計画相談支援事業所の拡充について、引き続き検討を進めていきます。 55/相談・情報の入手について、もっと情報発信してほしい。/障害者へ必要な情報が届くよう、情報提供について引き続き工夫していきます。 56/福祉サービスの情報提供(PR)が不足しているのではないか。/障害者へ必要な情報が届くよう、情報提供について引き続き工夫していきます。 57/障害福祉サービスに「どのようなものがあるのか分からない、利用方法が分からない」といった回答が多いことを踏まえ、例えば、イラストや漫画などで分かりやすく解説するといった取組も必要ではないか。/障害者へ必要な情報が届くよう、情報提供について引き続き工夫していきます。 58/障害者の困りごとがある場合の相談先の結果をみると、保健相談所や障害者地域生活支援センターの利用や周知が適切になされているか再考するべきではないか。/引き続き相談先の周知に取り組んでいきます。 59/調査結果から、障害福祉サービスの情報・相談の課題を把握できた。知的障害者の支援においては、事業者・支援者不足の解消の必要性を感じた。/障害者へ必要な情報が届くよう、情報提供について引き続き工夫していきます。また、必要なサービスが提供できるよう、障害福祉サービスの基盤整備について、引き続き検討を進めていきます。 60/家族介護をしている人が多くいるが、介助者不在の時に、家族以外に支援できる環境づくりが必要である。/介助・援助しているご家族の負担軽減について、引き続き検討を進めていきます。 61/家族支援も含め、介助者が不在になったときのレスパイトケアや新たなサービスが必要ではないか。/介助・援助しているご家族の負担軽減について、引き続き検討を進めていきます。 62/自分の周りの知的障害児を育てる母親の中には、預け先がないことで困っている方がいる。同時に、近隣で短時間だけ働きたいという母親もいる。これらを合わせた取組がいいのではないか。 介助・援助しているご家族の負担軽減について、引き続き検討を進めていきます。 63/ダブル介護となっている家庭もあり、ショートステイの充実をお願いしたい。/介助・援助しているご家族の負担軽減について、引き続き検討を進めていきます。 64/「家族と一緒に暮らしたい」「施設で暮らしたい」、両方の希望がかなえられるとよい。/障害者の希望に沿った暮らしができるよう、引き続き取り組んでいきます。 65/精神障害者で「自分一人だけで暮らしている」の回答が31.9%となっており、住居やサポートが大切である。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 66/グループホームで暮らしたいという希望が多いが、将来的な支援と運営事業者への支援強化が必要だと思う。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 67/住まいは自立生活をしていく基盤であり、グループホームの拡充は課題だと思う。サテライト型や滞在型が増えると、地域移行が加速するのではないか。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 68/グループホームだけではなく、ひとり暮らしを支える地域の仕組みや支援力の強化により、住まいの選択肢は広がるので、資源を充実していくための取組に期待する。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 69/知的障害者のグループホームへの入居希望が多いことから、家族から自立したい、または自立せざるを得ないことが伺われる。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 70/緊急時、福祉はどのように動くのか。親亡き後、障害者がどのように生きてくのか、将来的に不安を感じる。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 71/高齢化社会になり、緊急時や親亡き後も安心して自立して暮らしていくために、それぞれの個性に合った支援を考えていく必要がある。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 72/年齢に合った、サービスを利用しての社会経験の場をつくり、意思を伝える手段の獲得や意思決定支援の充実が必要だと思う。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 73/将来、「練馬区に住みたい」という回答が多いのは良いと思う。家族以外と暮らす体験や支援組織を作ってほしい。/障害福祉サービス基盤の整備と住まいの確保、障害者の地域移行や地域定着を促進する取組について、引き続き検討を進めていきます。 74/相談件数やサービス利用者数が増えている中で、職員数が十分ではない状況があり、支援現場への取組を考えていく必要がある。/事業所の人材確保・人材育成は課題と考えています。引き続き、検討を進めていきます。 75/事業所の人材確保の問題は大きく、これまでどおりでは難しいと思う。/事業所の人材確保・人材育成は課題と考えています。引き続き、検討を進めていきます。 76/介護職員の不足により、利用者に不利益にが起こらないか心配である。/事業所の人材確保・人材育成は課題と考えています。引き続き、検討を進めていきます。 77/知的障害者の就労について、年収20万円以下が多く、これからの課題であると感じた。/障害特性や個々の状況に応じた多様な働き方、安定した就労継続のための支援について、引き続き検討を進めていきます。 78/就労を継続していくためには、就労に係る直接的なスキルだけでなく、金銭管理・対人コミュニケーション等、様々な分野における学習が必要である。そのための多角的な支援が必要である。/障害特性や個々の状況に応じた多様な働き方、安定した就労継続のための支援について、引き続き検討を進めていきます。 79/就労支援に関して、ひとり一人の状況や特性に応じた支援、働き方の提案が求められている。/障害特性や個々の状況に応じた多様な働き方、安定した就労継続のための支援について、引き続き検討を進めていきます。 80/就労についての調査結果から、働き方の意識が「多様性の理解」に変わってきたことが伺え、興味深かった。/障害特性や個々の状況に応じた多様な働き方、安定した就労継続のための支援について、引き続き検討を進めていきます。 81/精神障がい者の就職率が上がっているが、定着率も気になっており、社会生活を営むための生活習慣の体得なども必要であると日頃感じている。関係機関の連携が一層求められると思う。/障害特性や個々の状況に応じた多様な働き方、安定した就労継続のための支援について、引き続き検討を進めていきます。 82/就職してから5年、10年経ったときに相談できる窓口が不足していると思う。/就職している方の相談に対しては、練馬区障害者就労支援センター「レインボーワーク」や障害者地域生活支援センターなどで相談をすることができます。引き続き、相談先の周知に努めます。 83/発達障害について、小さいときから療育することで、将来的に就職し自尊心をもって生活できると考えるので、発達障害児の早期療育に目を向けていく必要がある。/こども発達支援センターの専門相談や保健相談所の健診など、関係機関が連携して、発達に心配のある児童の早期発見・早期対応に取り組んでいます。早期発見・早期療育体制の充実について、引き続き検討を進めていきます。 84/発達障害への支援について、早期発見、早期に必要な支援につながる仕組みの強化をしてほしい。/こども発達支援センターの専門相談や保健相談所の健診など、関係機関が連携して、発達に心配のある児童の早期発見・早期対応に取り組んでいます。早期発見・早期療育体制の充実について、引き続き検討を進めていきます。 85/重症心身障害児、医療的ケア児支援に引き続き取り組んでいもらいたい。/重症心身障害児、医療的ケア児の支援について、引き続き検討を進めていきます。 86/福祉と教育の連携をもっと密にしてほしい。障害のある子どもと小さい頃から一緒に過ごすことで自然とサポートすることが身に付く、当たり前の状況を作ってほしい。/教育と福祉の連携は大事な視点と考えています。引き続き検討を進めていきます。 87/社会に出てから学ぶ機会がない中では、知的障害者の社会参加を実現していくことは無理があるのではないか。学校教育や社会教育と連携し、福祉においても学びの観点での支援を行うことを明確にするべきである。/障害者の学びの確保は大事な視点と考えています。引き続き検討を進めていきます。 88/知的障害当事者の学習の機会が保障されることは当然の権利である。共生社会を目指す上では、様々なライフステージにおいてニーズに合わせた学習の機会が保障されることが重要である。/障害者の学びの確保は大事な視点と考えています。引き続き検討を進めていきます。 89/団体の会員の中には、外出や社会参加の希望は多くあり、何歳であっても学習の機会を望んでいる。/障害者の学びの確保は大事な視点と考えています。引き続き検討を進めていきます。 90/当事者が希望する将来を実現するためには、基礎学力の習得だけではなく、人生の中でより多くの選択肢を持ち得るよう、当事者の「知る」「学ぶ」機会を充実させていくことが必要である。/障害者の学びの確保は大事な視点と考えています。引き続き検討を進めていきます。 91/社会参加について、自分のタイミングで学習できる機会や情報提供方法についても現状は十分とは言えない。見かけではなく、当事者が地域社会の一員として実感できることが重要であり、そのための支援のあり方を考える必要がある。 障害状況に応じた情報提供など、社会参加を促進するために必要な支援について、検討を進めていきます。 92/外出や社会参加について、「第三者に何ができるのか、当事者はどういった支援が必要なのか」ということが、支援者に伝わっていないと感じる。/障害状況に応じた情報提供など、社会参加を促進するために必要な支援について、検討を進めていきます。 93/必要な支援について、具体的な取組を示してほしい。たとえば、社会参加であれば、民間の力を借りながら、行政のサポート(補助金)を受けられるような支援を考えてもらいたい。/今後、具体的な施策の方向性について示していきます。また、障害状況に応じた情報提供など、社会参加を促進するために必要な支援について、検討を進めていきます。 94/保護者やきょうだい児には負担がかかっているので、心のフォローができるよう、ご家族の会などのようなものをつくり、区報やSNSなどを活用して呼びかけてはどうか。/介助・援助しているご家族の負担軽減について、引き続き検討を進めていきます。 95/成年後見制度の設問について、「必要がない」が52.2%は多い。家族やきょうだいがいるからなのか。情報不足なのではないか。/成年後見制度を利用しない(したくない)理由の「その他」の回答では、「家族がいるから」、「兄弟・姉妹がいるから」もあります。一方で、費用負担や手続きの難しさ、制度の仕組みの煩雑さなどを挙げている方もいるため、情報発信も含め、制度利用のための支援に取り組んでいきます。 96/権利擁護について、支援制度の充実により、障害者が特別扱いになるというジレンマがある。健常者と一緒に学べるのが理想ではないか。/区では、障害の有無にかかわらず、相互に尊重し合いながら共生する社会の実現を目指して障害者施策を進めており、障害の程度や特性など、個々の状況に応じた取組を実施しています。 97/支援策を講じることが大切であり、必要なことであるが、それを支える「暖かく見守る地域のまなざし」が必要であると思う。/障害のある方が地域で安心して暮らし続けられるよう、引き続き障害理解の啓発に取り組んでいきます。 98/地域で暮らす障害者も増えており、共生社会を実現するために、障害特性や接し方などを理解することが大切だと思う。障害への理解がもっと進めばいいと思う。/障害のある方が地域で安心して暮らし続けられるよう、引き続き障害理解の啓発に取り組んでいきます。 99/外出について、歩道の狭さや放置自転車もあるが、一般人の理解と協力が大事だと思う。/障害のある方が地域で安心して暮らし続けられるよう、引き続き障害理解の啓発に取り組んでいきます。 100/各施策において、ユニバーサルデザインに関わるもの、つまり「心」のバリアフリーおよび「情報」のバリアフリーを盛り込んではどうか。施策5の中に、明記することでより分かりやすくなるのではないか。/ユニバーサルデザインの推進について、計画に盛り込む予定でいます。今後の懇談会で、表現も含めてご意見をいただければと思います。 101/歩道のバリアフリー化や大人用ベッド付きのユニバーサルトイレが不足している。/区では、「練馬区福祉のまちづくり推進条例」に建物、道路等の整備基準を定めています。また、地域福祉計画により、ユニバーサルデザインに配慮したまちづくりを進めるための具体的な取組を示しています。これらの取組を着実に進め、外出・社会参加を促進していきます。 102/今回のコロナの状況を受け、地域で活動するための方法について考えていかなければならないと思った。「合理的配慮」の意味を分かりやすく区民に示すことができると、実際の生活の中に意識されるのではないか。/今後の懇談会の中で、地域におけるつながりの重要性を意識したネットワークづくりについて、ご意見をいただければと思います。また、合理的配慮については、講演会などのイベントを通じて、引き続き分かりやすい啓発に取り組んでいきます。 103/避難拠点の周知が進み、災害への意識が高くなっていることを感じた。/前回調査(H25)と比較し、避難拠点の認知度は上がっています。引き続き、周知に努めます。 104/大震災などが起こったら対応できるのか。身体だけではなく、心のケアに対応していくことも必要だと思う。/区では、災害対応マニュアル等を作成し、平常時から訓練等を実施しています。引き続き、災害時の要支援者への対策に取り組んでいきます。 105/今後の検討にあたって、当事者の意思・意向を考慮してほしい。/次期障害者計画等の策定にあたっては、団体や当事者の声を伺い、検討していきます。 106/新型コロナウィルスにより、予想もしなかった世界になり、不安に陥った。課題は多いが、緊急時でも障害者が守られ、相談できるなど、安心してコロナと向き合っていける取組を計画に入れることを望む。/今般の新型コロナウィルス感染症の状況を踏まえ、検討を進めていきます。 107/新型コロナウィルス感染症拡大のこの状況下において、計画には関連する内容は盛り込まれるのか。成果目標や見込み量において、現状よりも高い目標設定は難しいのではないか。/今般の新型コロナウィルス感染症の状況を踏まえ、検討を進めていきます。 108/将来的な展望を予測すると不安を感じる。予測のできない世の中にあって、きめ細やかな福祉施策を考えてもらいたい。/障害者が地域で安心して暮らし続けられるよう、引き続き検討を進めていきます。 109/近年、障害者や高齢者に優しい制度が増えており、細やかな心遣いを感じるが、予測のつかない世の中にあって、親が子供を伴い何を選択するのか。近頃のニュースには目を覆いたくなる現実がある。/障害者が地域で安心して暮らし続けられるよう、引き続き検討を進めていきます。 110/基本理念について、現行計画と同じ内容にする重要性と必要性を伺いたい。/区では、障害のある方の自立した生活を支援するため、障害者計画等に基づき、これまで障害者施策を進めてきました。上位計画である「第2次みどりの風吹くまちビジョン」とも整合を図り、これからも一貫した理念のもと、施策を進めていくことが重要と考えています。 (3)その他について・・・17件(意見15件、質問2件) 111/現状・課題の資料(資料3)は、理解しやすいデータで参考になった。/現状・課題を踏まえ、次期障害者計画策定に向け、検討を進めていきます。 112/現状・課題の資料(資料3)について、実際の各種サービスの支給決定量や事業所数など、経年データがあるとニーズとの対比が可能になる。/必要に応じて経年データをご提供します。 113/現状・課題の資料(資料3)の図表が分かりにくい。/分かりやすい資料作成に努めます。 114/現状・課題の資料(資料3)について、根拠となるデータが基礎調査(資料2)にきちんと出ていないため、現状と課題を正しく認識できない。/資料3は、区の統計データや報告書全体版から、現状と課題をまとめたものです。資料2は基礎調査結果の概要版となっています。いただいたご意見を参考に、分かりやすい資料作成に努めます。 115/現状・課題の資料(資料3)について、障害児のデータが、サービスの伸び率以外記載がなく、説得力がない。障害児という言葉には、「発達の凹凸」(いわゆる発達障害)も含まれるのか。/障害児支援の充実の必要性は、障害児のサービス利用増加だけでなく、障害者基礎調査の結果なども踏まえています。 なお、障害児という言葉には発達障害も含まれます。 116/障害者の表記を変えたほうがいい。/「障害」という言葉の表記については、「こだわりがない(どれでもよい)」という回答がすべての障害で最も多くなっていました。今のところ、表記を変えることは考えていません。 117/「8050問題」「ひきこもり」「孤立する親子」の現状はいかがか。緊急時に救助が必要になったときなどの対応が課題であり、早期的な解決案の検討をお願いしたい。/8050 問題などの複合的な課題は、家族も含めて切れ目のない継続的な支援が必要です。区では、ひきこもり・8050 問題等に対応するため、支援が必要な方に対し、保健相談所や総合福祉事務所、地域包括支援センター、生活サポートセンター等が専門性を活かしながら連携して支援しています。 118/弱者を狙った詐欺が横行している。詐欺行為を行う本人は、健康で能力もある人たちと推察される。その労力と無駄な時間をかけるなら、もったいないと思う。「今の教育問題」にも波及するが解決の糸口は見つけられない。残念ながら悲観的観点でみれば「弱肉強食」の今の世で、弱者が生き残れる道は厳しい。福祉が「絵に描いた餅」にならないように願う。/区ホームページ等で、詐欺への注意喚起を行っています。また、障害者地域生活支援センターでも、社会生活上のトラブルを回避する力をつけることを目的としてプログラムを実施しています。 119/話し合うことができず、各案件について検討することが難しかった。/新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、書面開催とさせていただきました。ご理解の程よろしくお願いします。 120/オンラインでの懇談会開催も検討してほしい。/オンラインでの開催については、端末の準備等の課題があります。今後の懇談会については、会場選定や時間の短縮など、新型コロナウィルス感染症拡大防止を踏まえ、運営を工夫していきます。 121/6月1日から学校を再開するが、コロナ禍で小・中学校との副籍事業が少し足踏みしてしまうことが懸念される。GIGAスクール構想も踏まえ、ICTを活用した交流も考えている。基本理念実現のための視点「つながり」は、間接的にリスタートしても、必ず対面に戻していかなければ、本当のつながり、理解になり得ないと思う。区と都の違いを超えて、協力していきたい。/地域や関係機関などのネットワークである「つながり」は、顔の見える関係を作ることが重要です。対面で直接接することも大事な視点と考えます。 122/法定雇用率の難病患者への適用について、国への適用要請を行っているが、区からも要請の支援をいただきたい。/法定雇用率は障害者雇用促進法で定めています。機会を捉えて、国や東京都に意見を伝えます。なお、レインボーワークでは、難病患者の方に対する就労支援も実施しています。 123/パーキンソン病は、状態が良いときと悪いときが交互に出るため、外見からは分かりづらい。障害支援区分認定の際には、国の通知を踏まえ、審査をお願いする。/今後も、障害者の区分認定審査については、国等の通知を踏まえ適切に行っていきます。 124/介護保険との併用での「利用者自己負担の増加」は、新高額障害福祉サービス等給付費による償還対象者でない障害者にとっては、移行へのハードルであることが分かった。/高齢期を迎える障害者の支援については、障害者地域自立支援協議会の専門部会でも検討しています。引き続き、高齢期へのスムーズな移行について検討していきます。 125/災害時に備え、電源供給や福祉避難所の仕組みについて情報提供してほしい。/災害時の対策について、引き続き、情報提供を行っていきます。 126/現状・課題の資料(資料3)について、障害児のサービス利用が増えているとあるが、発達障害の診断を受けた子が増えているのか、身体障害をもって生まれてきた子が多いのか教えていただきたい。/児童発達支援や放課後等デイサービスといった障害児通所支援サービスを利用している児童が増えているという現状を説明したものです。サービス自体の認知や事業所の参入などの環境整備もあり、増加の理由を発達障害の診断を受けた児童の増加によるものとは一概には言えません。 127/ここでの委員の意見や質問、それに対する答えなどはどうなるのか。/ご意見等をまとめたものを各委員へ送付します。また、後日、区ホームページにも公開する予定です。