慢性閉塞性肺疾患(COPD)
更新日:2010年2月1日
COPDをご存知ですか?
「息切れは歳のせい」とあきらめていませんか?
COPDとは・・・
COPDは慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)の略語です。主にたばこの煙によって肺に炎症が起き、酸素と二酸化炭素を交換する「肺胞」が壊れたり、空気が通る気管支が細くなったりする病気の総称です。
日本におけるCOPDによる死亡数も年々増加しており、2008年の厚生省の人口動態統計では1万4,907人とされています。
何年もかかってゆっくりと呼吸機能が低下し、慢性的に症状が進行するため、多くの患者さんは歩くだけでも苦しいなど、重度の呼吸困難になって初めて医療機関を受診しています。
主な症状
COPDの症状は、風邪でもないのに咳やタンが毎日続いたり、階段の上り下りなど体を動かしたときに息切れを感じます。咳やタンは無くても、同年代の人と同じペースで歩くのが辛くなって「息切れ」に気づく人もいます。
ありふれた症状であるため、「歳のせい」と見過ごされてしまいがちですが、咳・タン・息切れは呼吸器の病気の特徴的な症状です。これらの症状を軽く考えず、早めに医師の診察を受けましょう。

[参考:SPiNet]
COPDにかかっている可能性があります!!
診断
COPDの早期の診断方法は、スパイロメトリーといって、肺機能検査をします。この検査では、思い切り息を吸ってから強く吐き出したときの息の量(努力肺活量)と最初の1秒間で吐き出せる息の最大量(1秒量)を測ります。肺機能が低下すると吐く息が弱くなるので、COPDの場合は両方とも健康な人より検査値が下がりますが、特に1秒率の著しい低下がこの病気の特徴です。1秒率(1秒量/努力肺活量)が70%以下だとCOPDが疑われます。

[参考:SPiNet]
この検査で分かる%1秒率(%FEV1.0)に基づいてCOPDの重症度が分類され、重症度に応じた治療方針が立てられます。

[参考:SPiNet]
治療方法
COPDは進行性の病気で、現在のところ根本的に治す治療法はありません。しかし、早期に診断を受けて治療を開始すれば、呼吸機能の低下を食い止められ、健康な人と変わらない生活を続けることができます。逆に放置すれば、病気が進行し、どんどん悪化し、普通の生活すらできなくなる恐れがあります。
まずは、喫煙という生活習慣を断つことが治療の第一歩です。そのうえで、ひとりひとりの症状や重症度に応じて気管支拡張薬を主とした薬物療法・呼吸リハビリテーション・酸素両方といった治療をプラスしていきます。
禁煙に向けて
「分かっているけど、やめられない」のは精神依存やニコチン依存が深くかかわっているためです。失敗を恐れず、何度でもチャレンジすることが大切です。

精神依存(口寂しい、手持ちぶさた等)に対しては
- シュガーレスガムやミントを口にする。
- シャワーやお風呂で気分転換を。
- 歯を磨く。
- 水を飲む。
など、自分にあった方法を見つけましょう。
ニコチン依存(たばこが切れるとイライラする)に対しては
- ニコチンガム
- ニコチンパッチなどを上手に使いましょう。
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健康部 健康推進課 保健指導係
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ファクス:03-5984-1211
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