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平成27年1月19日 練馬の未来を語る会(第8回)

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ページ番号:721-118-713

更新日:2015年3月5日

区民の皆さまから、(仮称)区政運営の新しいビジョン素案や区政に対してご意見をいただきました。

 区内4会場において、(仮称)区政運営の新しいビジョン素案の説明を行いました。計368名の方が参加され、ビジョン素案や区政について意見交換を行いました。会では、ビジョンに関連し、子育て、福祉・医療、環境、まちづくり、産業振興、行政改革など多岐にわたるご意見をいただきました。回答は、区長のほか、出席している区職員からも行いました。
 
 
1 開催日時
  平成27年1月19日(月)午後6時30分~午後9時
2 場所
  ココネリホール(練馬1丁目17番1号 ココネリ3階)
3 当日出席者
 (1)参加人数・・・・・112名
 (2)区側出席者・・・・・9名
   区長、副区長(琴尾)、副区長(山内)、教育長、技監、企画部長、企画課長 
   経営改革担当課長、広聴広報課長(司会)

区長挨拶

 皆さん、こんばんは。今日は寒い中、そしてまた夕方のお忙しい中、こんなにたくさんの区民の方にお集まりいただきまして、真にありがとうございます。

 早いもので、私が区長に就任して明日でちょうど9か月になります。私は選挙戦で「改革ねりま」をスローガンとして掲げて戦い、皆様のご支持をいただきました。この改革を現実のものとするために、この間、全力で取り組んでまいりました。

 改革の中身はふたつに分かれます。ひとつは、どちらかと言えば、やや内向きであった練馬区政をもっと前向きで積極的に前に進むものとしたいということです。そのために、外部の人材を投入して新しい執行体制を立ち上げました。そして合わせて、持ち越しとなっていた懸案事項を幾つか処理をしたわけであります。

 もうひとつの改革は、行政サービスの充実であります。それを具体化するために、今晩のテーマであります、今後の区政の羅針盤となる区政運営の新しいビジョンを作成し、発表したわけです。このビジョンは、まだ素案ですので、これを完成案にしなくてはいけません。そのためには、一方で区議会の皆様と議論を重ねながら、区民の皆様とも直接、意見を伺いながら作業を進め、また並行してビジョンの内容を平成27年度予算案として固めていきたいと考えております。今回、お集まりいただいた今夜の会合は、そのための区民の皆様との話し合いの一環であります。

 一言、私の所信を申し上げますと、私は練馬区に住んで31年になりますが、ここで子どもを育て、二人の母親を看取ってきたわけであります。練馬区への愛着は極めて深いと自覚をしております。 

 練馬区は、都心に近い利便性を備えながら、緑に恵まれた環境が両立した豊かで美しいまちであります。この豊かで美しい、わがまち練馬をさらに発展させて、将来のわれわれの子孫に引き継いでいく必要があります。練馬区は、今後も人口が増え続けるポテンシャルが大きいまちであります。そのポテンシャルを十分に引き出して、わがまち練馬をさらに発展させていくことが、区長である私の責務であると考えております。 

 我々の子孫に何もしなかったと笑われないように、ハードの都市インフラ整備と、ソフトの福祉・医療などの充実、この両面にわたって全力で取り組みたいと考えております。ついては、区民の皆様とともに考え、ともに取り組むことが不可欠であります。今回のビジョンは、その出発点となるものであります。従来の行政計画と異なり、主要な戦略事業に特化をして、そして、誰にでも分かるような、簡潔で分かりやすいものとしたつもりであります。

 私のこれまでの行政経験、民間企業の経験、知識を全て投入して、従来にない構想を作ったつもりでありますが、もちろんまだ十分ではありません。今夜の語る会を皮切りとして区民の皆様と議論しながら、また区議会と議論をしながら、内容をより良きものにしていきたいと思っています。ぜひ建設的なご意見をよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、よろしくお願いいたします。 
 

主なご意見・ご要望と回答

  • 参加者  

 定年退職後、自宅で一時預かりをし、地域の子どもたち、親子、一緒にお楽しみ会を10年間やってきました。そうした中で、お母さんたちからいろいろ子育ての相談なども受けたりしております。区でされている子育てひろばと相談情報ひろばと一時預かり保育と、それから保育園を卒業した子たちも来ますので学童的なこととか、親の勉強会とかというふうなことを一どきにしております。縦割りの行政ではなく、続けていくことができるように引き続き区のご援助をお願いしたいと思います。 

  • 区長 

 私自身も都に入って10年ちょっと、福祉行政をやる中で一番長くやったのは児童福祉行政です。そういう意味では、保育行政への思いというのは随分深く持っているつもりでございます。 
 まず第一に、保護者、親御さんが子どもをどういう方向で育てるか、家庭で育てながら、あるいは一時預かりをするのか、あるいは最初から保育所に入れなくてはいけないのか、その辺を選択できる社会にしたいというのが、私の40年以上にわたっての根本的な発想です。家庭での子育てを支援しながら、保育所と幼稚園についてもできるだけ早く一体化、一元化を実現したいと、練馬こども園というのはそのための第一の出発です。幼稚園にも頑張ってもらって子育てを担ってもらうと、長時間保育も担ってもらうと、そういう形で出発をしながら、ゆくゆくは練馬区の保育所・幼稚園全てを練馬こども園にします。そしてあわせて、民間の家庭福祉員の方、保育ママの方、あるいはいわゆる未認可の施設についてもお互い役割分担をしながら保育をし、教育をする、そういう態勢にしていきたいと思っています。
 
 

  • 参加者  

 仲間で団体を登録して、練馬の魅力を発信したり、子育て支援や居場所づくりもやっております。助成制度についてお願いがあるのは、申請書類をチェックするのも大変だと思うのですけれども、職員の方たちにぜひ活動を見に来ていただくことで、何をやっているかということがすごく分かっていただけるのではないかなと思います。

  • 区長 

 今のお話と同じことを職員への訓示でも言っています、「向こう傷を恐れるな」と。それは、役所の中に閉じこもっているのではなくて、積極的にまちへ出ていって、そして区民の皆さんと話もし、現場に行ってどういう問題がどこにあるのかを実感してもらいたいということです。そういう区役所にしていきたいと思っています。区の職員がこれまで以上に前向きで積極的でまちへ出ていく行政を展開するように、これからも努力をしていきたいと、そう思っております。
 
 

  • 参加者  

 行政評価についてです。行政評価、第三者評価や評価委員会があるかと思うのですけれども。そこについて、例えば開示されている文書を見ますと、目標値の妥当性と根拠の不明確さについて指摘を受けているのですが、その指摘の結果、どうなったかというのは、実は開示されている文書では見えないものがあります。上場会社の内部監査体制のような内部チェックの実効性のあるものになっているかどうか、そういった再点検方法とか、ガバナンスの考え方などをお聞かせいただきたい。

  • 副区長(山内) 

 行政評価というのは、10年ちょっと前ですか、全国的に一つの流行みたいな形で各自治体に取り入れられた仕組みでもあるわけですけれども、無理に評価する、数値化するという部分も当時あって、いろいろと見直されてきました。具体的な評価基準をメルクマールというのですが、基準というのが実際に事業の具体的なポイントをきちんと捉えて、予算とかあるいは見直しに役立てる、そういう仕組みになっているかどうか、それをもう一度練馬区として、27年度中に総洗いをして新しい行政評価の仕組みを作りたいと思っています。
 
 

  • 参加者  

 待機児解消というところからいうと、認可保育園をきちっとつくっていくと、これをぜひ基本に据えていただきたいと思います。

  • 教育長 

 これまで練馬区は、ずっと認可保育園を柱にして来ました。保護者の皆さんの勤め方は本当に多様です。例えば認可保育園は、ある意味ではフルスペックの保育園ですから、確かに充実はしているでしょう。ただ、そのために逆に弾力性がないというところもあります。例えば2時間か3時間だけ預けたいのだけれどもどうだろうかといったときに対応ができないわけです。そういう意味では多様な預け先の選択ができる、そういうような世の中にしたい、これが、今回、ビジョンで考えたことの基本になっています。 
 
  

  • 参加者  

 学童クラブは、単なる居場所づくりと違って、子どもたちの生活の場になっています。ねりっ子クラブでは、統合という表現を今回のビジョンの中で使っておりますが、統合の名のもとで学童クラブを無くすということを絶対にしないでいただきたい。区議会に、学童クラブにあふれてしまって待機になっているところから学童クラブをつくってほしいという陳情が上がっております。そういうところからぜひ着手していただきたい。

  • 教育長 

 学童クラブについては、小学校の教室を弾力的に活用する、例えば、特別教室などは、放課後は使っていないことが多いですよね。そういうところを弾力的に活用して、何とか学校生活を行っている学校の中で希望する子どもたちの放課後の居場所をつくってあげたい。それから、学童クラブとひろば事業の統合によって、新たに仮称ですけれども、「ねりっこクラブ」をつくる、これはそれぞれの機能を十分重視しながら継続していくということでありますので、学童クラブをなくすということを言っているわけではありませんから、その辺はぜひ誤解のないようにしていただきたいと思います。 
 
 

  • 参加者  

 計画12についてです。「自立分散型エネルギー社会へ」ということですばらしいビジョンを取り上げていただいてよかったと思うのですけれども、具体的に区が所有している学校の屋上に太陽光パネルを設置して、そこを発電所にして分散型社会を構築していただきたい。

  • 参加者 

 小・中学校などの屋根に太陽光パネルをつけると、ちょうどそういうところは災害のときの避難拠点にもなっているので、エネルギーセキュリティー確保にすごくいいなと思います。それを市民の共同出資とかも取り入れながらやると、市民の人たちも自分が出して、参画してつけたパネルだからということでエネルギー問題全体に対する関心も高まるし、自然に省エネ意識も高まっていくのでいいなと思いました。

  • 技監 

 学校は、地域の防災拠点ですし、また、子どもたちへのエネルギーの一つの学びの場等でもあります。そういう意味で非常に重要な場所だというふうに思っております。既に新しく改築をしている、小学校・中学校には、今ご指摘のような形で太陽光パネルだとか、あるいはそれ以外にも省エネルギー関係の物を可能な限り採用しながら、学校の改築をしております。 
 今ある学校の屋上というご希望も多分おありだろうと思っております。実は、そういったご意見も議会等からいろいろと伺っております。ただ、残念なことに、現在の屋上の広さ、それと荷重に対する構造、こういうものを兼ねて検討すると、今すぐに全ての学校の屋上にご指摘のような形ではなかなかできないというのが現状でございます。 
 エネルギー分散型の設備を設置していくということは必要だろうというふうに考えておりますので、ご意見を参考にしながら、今後とも学校も一つのエネルギー拠点ということで順次整備の方向について検討してまいりたいと思っております。
 
 

  • 参加者 

 計画14、「農の活きるまち練馬」なのですけれども、農業で農薬とかを使っていると、それを食べる場合にあまり体によくないので無農薬・有機栽培の農業にしていただきたい。それを練馬のブランドにしていただきたい。

  • 副区長(琴尾) 

 現在、練馬区内の農家では、とりわけ例えば有機栽培、なるべく農薬を使わない、いわゆる減農薬、これを極力進めるということをやっています。全く農薬を使わないというのがなかなか難しいという状況がありますが、おっしゃっている趣旨を活かしていかないと練馬の農業が区民の皆様からも信頼を得られないと思っております。引き続き、農業者の方々にも働きかけながら、区民の方から支持される安全な農業を進めていきたいと思っております。
 
 

  • 参加者 

 「みどりあふれるまちづくり」ということで、これまで練馬区が取り組んできたと思いますけれども、なかなか難しいと思いますので、例えば学校の校庭を芝生化するというような具体策を取り込んでいただくことはできないでしょうか。

  • 技監 

 校庭の芝生化というのを前々から取り入れているわけですけれども、運動と芝生の管理というのが相入れない部分もありまして、なかなか苦慮しているところもあります。しかしながら、ご指摘のように、やはり芝生というのは、子どもたちがはだしで学校の校庭を走れるという非常にいい面もありますので、可能な限り、芝生化をしていきたいということで、学校の施設管理とも協議しながら順次進めているというのが現状でございます。
 
 

  • 参加者 

 私は、目は全盲といって全然見えません。私たちは人との接触がとても大切です。年をとってもガイドヘルパーあるいは同行援護さんの利用がいつまでも使えるように、介護保険に移行しないようにしてほしいということと、ひとり暮らしの高齢者にやっていただけるいろんな制度の中で情報発信ということで声かけを障害者にまめにしてほしいということです。 
 それから就労の面では、東京都で働く優秀な視覚障害者が何人かいると思います。ぜひ練馬区でも視覚障害者を採用して区がモデルになっていただきたいということと、区がはり・きゅうマッサージ指圧のサービスを目の不自由な人の就労のためにもいつまでも続けていただけたらと思って意見を言いました。

  • 副区長(山内) 

 障害、あるいは生活に不便を感じている方たちが、地域でずっと住み続けられる、そういう仕組みを作ろうということでつくったのが戦略計画の6です。ここで、おっしゃったような就労の支援、それから自宅で生活するために、いろいろな同行支援とか、あるいは外へ出かけるときの支援の仕組みをトータルで作るということで、今回まとめています。そしてまた、就労については、5年後には年間200名ほどの就労ができるような支援をしていこうということで、障害者就労促進協会を中心に仕組みを作っていきます。具体的には、2月中にはアクションプランで、3か年の計画を取りまとめる予定にしております。
 
 

  • 参加者 

 このごろ区報を含めて、片仮名が多いので、これはやめてもらいたい。例えば今日の「ビジョン」って何ですか。これをまず教えてください。

  • 企画課長

日本語で言うと、構想です。 

  • 参加者 

 「区民ニーズ」ってどういうことですか。「(仮称)エネルギービジョンの策定」、これなんかも教えてください。もう片仮名はやめてください。

  • 企画課長 

 今さまざまご指摘をいただいたところでございます。いただいたご意見も踏まえまして、今後、成案化するに当たって、どのような表現が分かりやすいのかということについては、一層工夫をさせていただければというふうに思っております。
 
 

  • 参加者 

 シェアサイクルと自転車レーンについてお伺いしたいと思います。2点あります。これは練馬区単独でやるプロジェクトなのか、それとも東京都の中でやるのか、また、これは他の22区と連携してやるプロジェクトなのか、ここはかなり重要なところだと思います。練馬区だけだったら観光で終わってしまうし、ほかの区と連携したら、これはインフラになります。 
 2つ目です。私、昨年、大学院を卒業いたしまして、その大学院の理工学部と共同で、今、次世代型の機械式立体駐輪場をつくっております。私たちも、政治、政策の中でどういったものをつくりたいのかというニーズを酌み取りながら、行政と一緒にいいものをつくっていきたいというのが非常にあります。どのようなアプローチがあるのか、そのあたり、ご教示をいただければと思います。

  • 技監 

 自転車の関係です。これにつきましては、これから調査をします。基本は練馬区内というふうに思いますが、ただ、これは一練馬区で閉塞するだけじゃなくて、将来の可能性を持っているということも十分認識しながら検討していきたいというふうに思っています。
 それと、官民の協働でありますけれども、まだ検討しておりません。通信技術も含めて、今後さまざまな形で、民間の先行的な研究事例というのも参考にする必要があるだろうと私どもは認識しております。
 
 

  • 参加者 

 母が住む実家が石神井で、一軒家で、昭和41年に建てられております。それで、区のおかげで無料の耐震の診断をやっていただきました。ありがとうございました。無料耐震の結果を建築事務所さんが教えてくれました。実家は、専門用語で私も初めて聞いたのですが、「混構造」なので、コンピューターで計算ができませんと。建築事務所さんの採点では、10点満点中4点だということです。しかし、コンピューターで計算できないので、区の補助金は出ません。ベテランの建築事務所さんは、ここをとにかく直せば何とか7点以上になりますよと言ってくれています。何もコンピューターで計算できる家ばかりとは限りませんので、例外的なところもぜひご検討をお願いしたいと思います。

  • 技監 

 今のお話は、鉄骨の中央構造部に木造がくっついているというような建物のことをたぶん言っておられます。今、日本の国の木造建物の簡易的な解析は、木造オンリーしかないのです。それで、私どもは、一般事例しか助成要綱の対象にしていない、これが現状でございます。だから、特殊な事例なのですね、本当に特殊な事例なのです。大変申しわけございません。何例かそういうことが起こっているということを、私ども、承知しておりますので、今後この扱いについては、引き続き研究をさせていただきます。
 
 

  • 参加者 

 練馬区では、エイトライナーの決起集会を毎年やっておられたのですけれども、何かここで急に消えてしまって、大江戸線だけになってしまったのですけれども、それはなぜなのでしょうか。

  • 技監  

 北区、板橋区、練馬区、杉並区、世田谷区、大田区の6区を結ぶ環状鉄道エイトライナーですけれども、引き続き、関係6区で、この構想の実現に向けて検討しております。ただ、実現に当たっては、非常に長い路線の、多額な金がかかるものですから、当時は、いろんな形で区民の方々にご参加いただきましたけれども、そういったものよりも、もっと地道に実現性を検討しようということで、今、研究を行っております。区民の参加については、ここのところやっていないというのが現状です。
 
 

  • 参加者 

 上石神井、今度、西武新宿線が高架になると同時に、駅前が整備されますけれども、たまたまあそこは外環の真上、鉄道との交点なのです。日本全国の高速道路の東京の発信地が上石神井になると、そういう発想法が使えるのじゃないかと私は思っております。

  • 技監 

 上石神井の高速道路でございますけれども、私ども、やはり上石神井の駅の近くに外環の、青梅街道インターチェンジがあるということで、そういう意味で、まちの発展に、ほかにない特色を持ったポジションだというふうに思っています。この今回のビジョンの中も、石神井公園と上石神井を特出して、利便性の向上も含めて、練馬の一つの魅力の発信地として、まちづくりに積極的に取り組んでいこうというふうな形で位置づけています。
 
 

  • 参加者 

 これから人口減少になってきて、しかも高齢化となると、どうしてもコンパクトシティという話になってきます。そうなると、練馬地区は別として、石泉地区は住宅地には適さない土地が大部分です。練馬区としては、練馬地区と石泉地区を、住居地区と農業地区とはっきり分けて運営されることが肝要ではないかと思っております。

  • 技監 

 コンパクトシティの話ですけれども、まさに、おっしゃるとおり、これからいろんな形で、集中的に投資をしていかなくてはいけないだろうと思いますし、やはりいろんな施設がいろんなところにあるというよりも、駅前を中心にとか、そういった形で、使いやすい場所に集約されていることが、やはり都市の発展にもつながるだろうと思っています。
 
 

  • 参加者

 エネルギーもぜひ特区にしてもらいたい。つまり災害を考えたときには、例えば柏の例ですが、道路一つ隔てたら、一方のビルが、電気が余っているのに、反対側のビルが足りないと、じゃあ、つなげればいいじゃないかというと、法的にできないということで、特区を申請して、それが可能になったというお話を聞いています。ですから、より広い範囲から特区構想は取り入れていただきたい。

  • 参加者 

 エネルギー、これ今、最も東京都も力を入れていますが、神奈川、横浜が力を入れているのは、水素社会です。練馬でも既に東京ガスが水素ステーションをつくっています。ぜひ最先端の具体例をビジョンの中に入れていただきたい。

  • 技監 

 エネルギーの話であります。27年度にエネルギーのビジョンを策定してまいります。基本は、私たちの都市は住宅都市なのですね。誰が一番エネルギーを消費しているかというと、ご家庭なのです。その主人公が、区民が多いということを意識しながら、そこでエネルギーのあり方というのは検討していきます。あわせまして、水素の話も含めて、こういった新しいエネルギーの使い方についてもPRしていきたいというふうに思っています。
 
  

  • 参加者 

 私は、ささやかながら、ミツバチを育て、今、武蔵大学で、民・学・商の連携をやっております。さらにそれに農を加えて、農家の畑でもやろうかと思っています。区の協働事業の一つとして、結果は分かっていませんが、審査はしていただいています。

  • 副区長(琴尾) 

 ミツバチプロジェクトです。武蔵大学、そして区民の方、地元の商店街、商業者の方が協力されて展開されております。今回、新たにお話がございましたように、来年度、農業者の方も巻き込んで、もっと広がりを持っていくということで、提案いただいております。これに対して、区としてもぜひ前向きにご支援、一緒になってやっていく方向で、検討を進めております。
 
 

  • 参加者 

 区長の、行政とは改革であるという基本姿勢に期待をいたしております。福祉サービスの節度ある利用を実践できる賢い利用者を育てるということについてです。介護事業者とその利用者の間には大きな情報格差があります。十分な知識がないために、利用者である住民は、過剰防衛に走りがちになり、過大な介護サービスを求め、介護財政が逼迫する一因ともなっております。ところが、その情報格差を克服して、介護サービスの節度ある利用者、賢い利用者になろうとする住民の自主努力に対しては、それを支援する仕組みがないのが現状でございます。福祉の場において、住民に期待する役割の見直しが必要ではないかと考えます。
 介護予防についてです。セカンドライフを積極的に生きようということで、そのための仲間づくりを支援するセミナーを行っております。このことが健康寿命を延ばし、本当の介護予防になると考えます。区民の自主性、主体性に基づく介護予防を、もっと普及、促進すべきではないかと考えます。
 災害時の要援護者名簿を活用した互助のための新しいコミュニティづくりについてです。名簿を避難拠点に置き、災害が起きてから住民やボランティアの協力によって安否確認をするというようなやり方では、災害時の対応ができるはずがありません。平時からの地道な互助のコミュニティづくりをあきらめずに続けることが行政の役割ではないかと考えます。 

  • 副区長(山内) 

 これからますます高齢社会になってきます。区と住民との役割分担は、整理する必要があるというご指摘は全くそのとおりでございます。区にも限られた人的な資源、財源ということがございます。今回の計画においても、役割分担について整理するという方向を出しております。区民の方たちも自覚を、あるいは主体的にそういう意識を持っていただいて、自分たちのやれることはやっていただくということが必要かなと思っております。 
 互助のためのコミュニティづくりは、引き続きやってほしいというお話でございますが、ビジョンの中で、高齢者、障害者あるいは子どもの見守りということで、統一的に出張所等を拠点にやっていくということで、整理しようと思っています。また、要支援者名簿についても日常的な支援をやる中で、個人のプライバシーにも気をつけて、私たちは新しい仕組みとして見守りの仕組みを作りたいと思っております。 
 
 

  • 参加者 

 計画の11番に、石神井公園駅周辺地区の「南口西地区市街地再開発事業への支援」とありますが、商店街としては把握しておりません。商店街も巻き込んだ大きな事業になると思いますので、ぜひ商店街の主要なメンバーも仲間に入れて開発をしてほしいと願っております。 
 駅前に通っている補助232号線の道路が非常に広うございます。この道路を、車中心の道路とせず、歩行者、買い物の方々を優先するような施策、施設を考えていただきたい。 
 東京都と練馬区から補助金をいただきまして、およそ116本の街路灯のLED化を行いましたが、駅前の2本について撤去しました。商店街も地域の住民のために努力していますので、区の街路灯に防犯カメラを取り付けられるように検討願いたい。

  • 技監 

 石神井公園駅南口の商店街の関係であります。いろいろとご協力いただいてありがとうございます。引き続き地域の商店街と練馬区が一緒になって発展していくように頑張っていきたいと思っております。特に、補助132号線、補助232線ができ上がりますと、既存の銀座通りと商店街の交通が大分変わります。そういった意味で、地域の商店街と具体的なまちづくりについても、いよいよ実現するということで、私どもも取り組んでまいります。 
 街路灯の取扱いについては、商店街の方々と個別に協議をさせていただきます。 
 
 

  • 参加者 

 練馬は近郊ということで、非常に便利なところなのですけれども、利便性がいいということは、消費が他に流出するということになります。負の面なのですね。ですから、私は練馬の魅力を創造していくには、いわゆる来街者、全国から、あるいは世界から今は観光客が来ていますけれども、練馬に観光産業を興したらどうかと考えております。具体的な例は考えておりますけれども、また後ほどご提案を申し上げて、そういうことを意見として述べさせていただきます。

  • 副区長(琴尾) 

 練馬区は、消費が区外に流出している。これが一番の問題でした。ご提案は、それをさらにもっと進めて、区外からお客さんに来てもらって、区内にお金を落としてもらって、それを区の収入につなげていくような視点を持つべきだということです。産業振興というのは、いろんな取り組みをしてきましたが、なかなか難しいところです。特に観光資源もないという、まさにおっしゃるとおりの状況の中で、区外から人を呼んでお金を落としてもらうという仕組みってなかなか難しいと思います。改めて、具体のご提案をお聞きして、一緒に考えていければと思っております。 
 
 

  • 参加者 

 練馬区には、都立高校、私立高校と、多分14校ぐらいあると思うのですけれども、実は、高校生、そういう意味では、昼間は練馬区におられますね。そういう高校生たちとの連携というのを既にやっているところは、町内会と連携をして、高層住宅に逃げられないお年寄りをおんぶして下りるということもやっておられるそうです。実際に高校生、あるいは練馬区にある高齢者の施設と高校との連携とか、いろいろ考えられると思うのですけれども、練馬区の中で、地域との連携で、防災あるいは減災のために、いろいろ試行錯誤の中でやっていける部分というのをぜひ見出していただきたいと思うのです。 
 このことは、やはり、例えば夜に災害が起こる場合もございますね。そういう場合も含めますと、そのときは高校生はいなくなるかもしれない、そうしたら、企業とか、あるいは先ほどから出ております地域の見守りという感覚からも、どのようなことが、例えば一般の区民ができることかということも、ぜひ指針として出していただきたいと思います。

  • 副区長(琴尾) 

 東日本大震災までの区の防災計画は、ご指摘のような、例えば時間帯別の、どういう防災の仕組みを作っていくかとか、そういう視点が欠けていました。自助、共助、これを中心にして、区がどういう支援をしていくかという、こういう視点も十分ではございませんでした。 
 そこで、この間の防災計画の見直しの中で、時間帯別に、それぞれの時間帯に、例えばおっしゃっていたように、昼間であれば、平日の昼間であればそういう学校の生徒さんが防災の担い手になり得るだろうとか、それぞれのシチュエーションに応じた防災の計画を作って修正しているところです。今後もそういう視点を忘れずに、地域での防災活動の取り組みを働きかけていきたいと思っております。
 
 

  • 参加者 

 コミュニティバスの充実をお願いしたくて来ました。私の地域のコミュニティバスは、北町から光が丘まで通っていました。昨年、練馬駅までと、東武練馬駅までと延びたのですけれども、実はまだ1時間に1本しか通っていません。30分に1本とかに増えたら、大変うれしく思います。

  • 技監 

 戦略構想に入っていませんが、これも大事な区の施策の一つです。入っていないからやらないということではありません。しっかりとやってまいります。それで、基本は30分に1本というのをやっていきたいと思っているのですが、大事なことは、区がこのコミュニティバスを運営する際に、運営費の2分の1以上出さないというのを基本にしているのですね。北町から練馬へのルートについて、今のところちょっと、ぎりぎり危ない雰囲気です。路線を変えたばかりですので、この路線がどういう形で皆さんに定着するかも含めて、もう少し検討させていただきたいと思っています。
 
 

  • 参加者 

 区長さんと初めてお会いするのですが、確かに改革、すばらしい、立派な決断をしてもらいたいのです。病院の増設とか、それから病床、ベッドの増床とかという話、これはすばらしい。思い切って、ほかの地区よりもすばらしい練馬区であるというような病院を増やしてください。

  • 区長 

 病院については、練馬区がほかの区に比べて病床数が少ないのは、大変問題であると思っております。ただ、これは、今までの区長さん、職員が努力をしなかったわけではなくて、東京都の医療圏というのがありまして、それで制約されているのです。それは、ただ放っておいていいという問題ではありませんから、それも乗り越えていきたいと。できれば特区にしたいと思って今努力をしております。ですから、お話のとおり、できるだけ頑張って、医療の充実を図っていきたいと、そう考えております。
 
 

  • 参加者 

 区長はどういう改革をされるのか、それをぜひとも、野党であろうと、与党であろうと、議員さんといろいろなコミュニケーションをしながら、これを実行してもらいたい。野党だからだめだとか、そういうのではなくて、思い切った、明治改革じゃないけれども、そういう改革を実行してもらいたいと思います。

  • 区長 

 議員さんとの対話については、私はこれはもう当然であって、議会でも常々、自分で答えて、自分の肉声で答えて議論をしていきたい。これからも大いにやっていきたい。
 
 

  • 参加者 

 総合教育会議です。政党の推薦を受けていますが、教育行政にどう反映するのか。区長の交代があるとまた変わるという、しょっちゅう変わるのじゃ困る。教育に区長が参加するということは初めてではないかと思うのですが、そのあたりをご説明いただきたい。

  • 区長 

 教育の問題をお話しいただきました。私は区民全体の代表であります。ある政党の推薦を受けた、あるいはご意見をいただいたと、その問題と私が背負っている責任は全く別であります。私はあくまでも区民全体の利益は何かを常に意識しながら判断をしていきたいと、そう思っております。教育について、教育委員会とこれから一緒に会議をつくってやっていくのであれば、あくまでもこれまでの教育委員会の専門性、歴史、それから手腕を尊重しながら、私は区民全体を、いわば素人の立場で代表する観点から、一緒に緊密に連携してやっていきたい、そう思っております。
 
 

  • 参加者 

 練馬区基本構想です。これは今度のビジョンにどのようにつながって、位置づけられるのか。ここらあたりもはっきりご説明いただきたい。お願いします。

  • 企画課長 

 現在の基本構想という区の構想につきましては、平成21年に策定をしたものでございまして、それから5年がもう経過をしているということで、新しい区長が就任した中で、今新しいビジョンというものを作っておりますので、そうした中で、基本構想の見直しについても改めて検討していきたいということで考えてございます。
 
 

  • 参加者 

 2014年12月6日未明、今回、区が関越道高架下に高齢者センターを建設計画しているその真上で、大きな車両火災が発生しました。振動を感じるほどの大きな二度にわたる爆発音とともに、高架上は100mにわたり真っ赤な火の海と化し、防音壁は火の粉とともに側道に溶け落ち、消火活動によるガソリンのまじった水が、中央分離帯のすき間から高架下に流れ落ちるという状況に、高架下の側道に面した家の住民は、ただ恐怖に茫然と立ちすくんでいるばかりだったと語っています。
 火災でさえこのような状況であるのに、極めて高い確率で予測されているような首都圏直下型地震が発生したら、多くの高齢者や子どもが集う建設予定の高架下施設において、本当に命にかかわる大惨事につながる危険性が予見されます。このような危険な場所における施設建設計画は、即刻中止するべきではないでしょうか。

  • 区長

 これについて、私は議会でも申し上げました。はっきり申し上げます。何が危険なのか、私はよく分からないのであります。私は、都心の有楽町で長年勤務してまいりました。ご存じのとおり、JRの高架下、高速道路の高架下、たくさん商業施設があり、また、いろんな施設、店舗がたくさん入っております。そこをずっと利用して、何年も仕事をし、昼飯をとり、また、終わった後は、場合によっては会合で使ってきました。あそこで問題があったということは一切聞いておりません。基本的に、JRあるいは高速道路の高架下は問題があるという前提がそもそもおかしいのではないでしょうか。しかも、これは管理者が、十分に協議をして、十分に安全が確保されていると、そういう前提で利用を決断しているわけであります。私自身も現場に行って、見てまいりました。大変閑静な住宅地であります。そこに、もし交通量が増えるのが問題であるとか、そういったことであれば分かります。そういうお話についてはどう相談したらいいかは分かりますが、施設そのものが危険であるとか、いろんな問題があるとか、それはちょっと筋が違うと、私はそう考えております。
 
 

区長挨拶

 大変恐縮ながら、時間も超過する中で、大変熱心にご議論いただきまして、本当にありがとうございました。
 今回ビジョンを作ってから、議会での議論もいろいろありましたし、それから、職業別にいろんな方からもお話を伺ったりしてきたのですけれども、こういう形で、一般の区民の皆さんにお集まりいただいて、たくさんの方から、直接意見を聞かせていただいて、そして議論をするというのは初めての経験でありました。
 これで終わったわけではなくて、区民の皆様との意見交換はずっと続けながら、そしてもちろん区議会でのいろんな討議を踏まえて、ぜひお力添えいただいて、いいビジョンを作って、そしてまた、いいアクションプランを作って、それに従って、また、積極的な予算を編成して、練馬区をさらに発展させていきたいと、そう衷心から願っております。
 どうか、引き続きよろしくお願い申し上げます。
 本日はどうもありがとうございました。
 
 
 

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電話:03-5984-4501(直通)  ファクス:03-3993-4106
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