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平成26年 第四回定例会((仮称)区政運営の新しいビジョン(素案)記者発表)

更新日:2014年12月8日

<p>動画の概要 前川区長記者会見 平成26年第四回定例会</p>

日時

平成26年12月8日(月曜) 午後4時〜午後5時

区長発言

 みなさん、こんにちは。今日は、私が、4月20日に区長に就任してから5回目の記者会見になります。本日は、お手元に資料をお配りしてありますが、これまで策定作業を行ってきた「区政運営の新しいビジョン」、これはまだ素案でありますけれども、サブタイトルもついていない、これからそれも考えようと思っていますが、まだ未完成ではありますけれども、とりあえず素案がまとまりましたので、ご説明をしたいと思います。ご質問は、後ほどまとめてお受けしたいと思います。
 まず、最初になぜ今回こういうビジョンを作ったというのが一つ。それから続いて、それを受けて内容の説明に入りたいと思います。
 なぜそういうことをわざわざ言うかといいますと、なぜ作ったか、二つ理由があります。
 一つはですね、これまで練馬区には、目指すべき未来の姿であるとか、あるいは、そのための戦略的、重点的な取組を示すものがあるようでなかったのではないかと思っております。これまでも長期計画はありましたが、どちらかといえば網羅的、総花的なものであって、本当の意味での将来のビジョン、戦略計画にはなっていなかったのではないかと思っております。予算の説明資料も同じ。これは当然予算ですから、短期的なものになります。そこで、この際、区民の皆さんに、何を重点にどう進めていくかという戦略計画を中心としたビジョンを作ってお示しをする、これがまず第一です。
 2点目は、私は、行政情報の提供というのは、当然、行政の義務ですから、区民の皆さん、住民の皆さんにわかりやすくて、簡潔なものでなければ意味がないと考えております。これは言わば、民主主義の基本であってですね、そのために、今回のビジョンは、区民の皆様とともに、区の将来を考えて議論していただくと。そのために、主要な施策に特化してコンパクトでわかりやすい内容にしました。

 私は東京都に長く勤めましたが、福祉についで長かったのが行政計画の策定であります。最初、美濃部さんの時に、本当に平職員として、当時民生局にいたんで、保母さんの養成計画を作ったのを皮切りに、その後、計画部で鈴木さんのもとで、計画作成の総括の主査をやり、また、その後は、総括の課長をやりですね、行政計画を作ってまいりました。こういうものを踏まえながら、理想としては、これまで、練馬区だけではなくて、他の特別区にもなかったものを作りたい。そう考えて作りました。
 うまくいったかどうかはまだまだ別の問題ではありますが、少なくとも努力はしたつもりです。それが、なぜこのビジョンを作ったかというお話であります。
 次に内容について、お話をします。今回のビジョンは、区政運営の羅針盤として作るものであります。このビジョンの素案の構想編・戦略計画編の2ページを開けていただきたいのですが、ここに全体の概念図が書いてあります。左側2ページですね。そこに区政運営の新しいビジョンの構成として、白書つまり、区の実態分析と将来予測を示した白書編。それから、今後の施策の方向性を示した構想編。それから、それに加えて来年度から5か年で取り組む基軸プロジェクトとしての戦略計画編。この3つを含めてビジョンと称しております。
 その下にですね、施策の体系とビジョンに基づく実行計画をあげてありますが、今回はこの新しいビジョンの白書、構想、戦略計画、この3つの点を発表させていただいて、今後予算編成の過程を見ながらですね、施策の体系と詳細なアクションプランを作っていきたい。そう考えております。

 今後の日程ですが、ちょっと前のページ、1ページを開けていただきますと、一番下にありますが、今日素案を公表して、それから、区民意見反映制度、あるいは区民意見説明会などを開催して1月末まで意見を聴取して、その結果を踏まえて3月を目途に策定していこうと考えています。その際、次の2ページにまた書いてございまして、施策の体系、それからアクションプランの策定も並行してやっていく考えであります。そこでまず白書編ですが、ごく簡単にご説明をします、ほんの一言になりますけれども。白書編のですね、まず練馬区の特色をずっと最初に書いてあります。見開きを開けていただきますと、「練馬を知る」と称して人口特性から始まって、いろんな形での練馬区を紹介してあります。これを全部説明したらそれだけで大変な時間がかかるので、今日はできませんが。
 1ページを開けていただくとですね、次のページですね。ポイントだけお話します。1ページのカッコ内に書いてありますが、当然ながら、ご承知の通り、世田谷に次いで2番目の人口規模を誇っており、平成32年頃までは少なくとも人口の増加が続いていくと推定をされて、そして世代構成について18歳未満の子どものいる、いわゆるファミリー層の割合が高くなっている。そういう特色があります。

 それからちょっと飛ばしまして7ページを開けていただきます。7ページから8ページですが、7ページを見ていただくと、昼夜間人口比率が、一番低いと。つまり、一番23区の中で、いわば夜間人口が相対的に多いところであります。そして、8ページに移っていただきますと、土地利用を見ましても宅地の中で、住宅が占める割合が75.3%と極めて高い。つまり、これをまとめますと、住宅都市としての特性が極めて明確に表れているということだと思います。そして44ページをご覧いただきますと、緑被率、緑の割合が25.4%、23区で最も高い。これから、民有地が減っていく、緑が減っていくことが懸念されておりますけれども。つまり、これをまとめると、練馬区というのは都心に近い利便性と、それから、緑に恵まれた環境が両立した住宅都市であるということを言えるかと思います。これが今の白書の10ページから11ページにまとめてありますけれども。それを基本として、これからの区の発展を考えていきたいということであります。これは導入であります。よろしいでしょうか。
 それで今度はですね、ビジョンの本論の方、構想編と戦略計画編の方に移っていただきたいのですが、よろしいですか。

 縷々書いてありますが、4ページから5ページにかけて、我々の問題意識といいますか認識を示してあります。新しい成熟社会に向けて、これは日本全体のことを言っています。練馬区だけではありません、当然ながら人口が減少し、超超高齢社会へ向かう、その他いろいろございます。そういう意味で、5ページの下の方にありますけれども、モデルなき未知の時代に直面しています。そういう中で、練馬区も当然日本の中で同じ状況にあるわけですが、新しい成熟都市を目指したいというのが私どもの考えであります。6ページから9ページにかけて、いろんな特性を大ざっぱに書いてあります。その中に、ずっと縷々書いていますが、9ページを見ていただくと、今までのところをまとめて、全体として、(5)ですね、緑豊かな環境と都心に近い利便性が両立する良好な住宅都市としての特徴を持っていて、さらに、これからも、先ほど言いましたように人口が増えていきますから、さらに住宅都市として、区の特性を活かす施策を進めることで、活力あるまちとしてさらに発展していく可能性を有しているというのが我々の認識であります。
 ではそのためには、どうすべきか。それを10ページから11ページにかけておおまかにまとめてあります。新しい成熟都市・練馬を目指しながら、こういうことをやっていこうと。10ページから(1)子どもの成長と子育ての総合的な支援をする。(2)安心して生活できる福祉・医療の充実を図る。(3)安全快適な都市の実現に向けた基盤整備を進める。(4)練馬区の魅力を楽しめるまちづくりを進める。で最後に(5)行政自身の話、新しい区政の創造に向けて取り組もうという形にしております。これに従って戦略計画を、18ページをちょっと見ていただきたいのですが、今お話しをした5つの分野があります。この分野にそって18の戦略計画を並べてあります。以下これに沿ってご説明申し上げますが、参考までに12ページから15ページまでには、こういう方向を踏まえてですね、近未来、将来こうなっていくかな、なってほしいということを踏まえて、もう少し現在のところ、こういう形での架空のフィクションのストーリーを作っております。これもご参考までに見ていただきたいと思います。

 さてそこで、次は具体的な戦略計画の内容であります。18本の戦略計画について、大まかに私の方からご説明申し上げます。まず19ページからです。子どもの成長と子育ての総合的な支援。これを一番トップに持ってきたわけであります。この中に四つの計画がありますが、計画1の「家庭での子育てを応援する」ということと、計画2の『「練馬こども園」の創設』、これは当然ながら一体のものであります。私はですね基本的に、子どもの保育というのは行政が一方的に決めるのではなくて、保護者が選択できるようにすべきだと思っています。それは、家庭で育てるか、保育所に預けるか、あるいは、家庭でも育てながら幼稚園に通わせるか、いろんな選択があるわけですが、本来は所得補償も含めて国や東京都、特に国が中心となって、そういう大義を作るべきである。区単独では、なかなか財政力の限界もありまして、難しいんですが、できるだけそういう方向に進もうと思って、計画を作りました。
 まず、計画1、20ページからの「家庭での子育てを応援」、これはすべての子育ての基本であろうと思います。そのために、1、相談支援体制の整備として、例えば(1)子ども家庭支援センターと区役所内に(仮称)すくすくアドバイザーの配置をして、なんでも相談を受け付けるとか。あるいは、2のですね、多様な子育て支援サービスの充実で、今、子ども家庭支援センターに子育てのひろばというのがあるんですが、これは私も何カ所か行きましたけれども、お母さん方の交流の場としても極めて有意義なものだと思っています。これをさらに開始時間を早めるとか、それからまた、年間を通して、2の(2)ですが、乳幼児の一時預かり児童を、現在の受入人数を年間約2万5千人から3万5千人に大きく増やすとかですね、こういった形のものを充実をしていこうと考えています。

 次に、これと一体で保育所・幼稚園を整備しなければいけません。計画2に移りますが、ここでは、当然の前提なので挙げておりませんけれども、現在練馬区では、保育所の待機児童は487人おりました。今年度のはじめですね。今年度1,300人の定員増を行い、来年度の初めまでには解消する予定になっております。当然の前提なんですが、その保育所の整備とか、後に出てくる高齢者も同じですが、特養の整備とかは、ここでは挙げていません。アクションプランに入っていますけれども、ここでは大きな方向を示しております。
 「練馬こども園の創設」というのはですね、とりあえず、私立幼稚園がターゲットになりますけれども、幼稚園の子どもの預かり保育の機能を、長時間の預かり保育を拡大していく。そして、小学校入学までの切れ目のない教育と保育を実現すると。当然ながら、教育と保育の質の向上を図っていく。この3つに取り組む幼稚園を、練馬こども園として認定をしていこうということです。つまり、保育所を無原則に増やすのでもない、かといって幼稚園にただの負担をかけるだけでもなくて、私どもが支援をしながらやっていく。それで、子どもの保育のキャパシティを増やしていこうという考えです。ただこれは、あくまで当面ですから、将来はですね、すべての保育園も含めて、練馬こども園として、保育園のこちらは逆に教育機能をさらに充実していくことをやりながら、すべての保育園、幼稚園を練馬こども園として認定していく、そういう体制にしたいと考えております。

 それから子どもの問題の3番目は「すべての小学生を対象にした放課後の居場所づくり」であります。現在も児童館、学童クラブ、あるいは子どもの学校応援団事業などでやっているんですが、これをですね、新しく両者を統合して、「(仮称)ねりっこクラブ」というものを作っていきたい。そして、学童クラブの待機児童を解消して、すべての子どもが年間を通じた居場所をですね、安全で安心な居場所を確保するようにしたいということであります。そして、ここには保育所と違って、あえて学童クラブの待機児童の解消に向けた取組についても触れております。
 次に、計画の4番目としては、当然ながら、教育方針でありますけれども、「子どもたち一人ひとりに質の高い教育を」ですね、実現するために、まず学力の定着・向上、これが何と言っても基本ですから、これを基本にしながら、この子どもたちをちゃんと教育できる教員を養成する。そしてあわせて、ICT環境の整備であるとか、家庭、地域の力を活かした学校運営を実現していきたい。当然、来年の春には総合教育会議が設置されますので、それによって教育委員会と私と連携しながら、教育行政のさらなる活性化を図っていきたいと思います。ちょっと時間がかかりますので、どんどん先に進ませてください。

 次に大きな柱2番目として29ページから、「安心して生活できる福祉・医療の充実」であります。これは高齢者・障害者・それから病床の問題、地域医療の問題ありますが、すべてに共通したアイデアは、当然ですが、これは30ページ、高齢者のところに書いてありますように誰もが住み慣れた地域で安心して生活できる福祉と医療、それから見守りの体制を作りたいということであります。高齢者・障害者・病院、それから見守りの4つの計画を作っております。
 まず、計画の方は高齢者でありますが、高齢者地域包括ケアシステム、これを確立したいと思います。高齢者相談センターを中心としてですね、これに「医療と介護の相談窓口」を新たに開設して、そして、新たに医療・介護連携推進員を配置をしていきたい。そして、個人個人の状態にあった「医療と介護の連携チーム」の編成を支援するようにしたい。そしてまた、「街かどケアカフェ」を設置してですね。ここで高齢者相談センターや、保健相談所などと連携をしながら、そこにあるような介護予防であったり栄養、口腔ケアの相談であったり高齢者の自宅を訪問したり見守りであったりですね、そういったことをいろいろやっていこうというわけであります。最後は、在宅生活を支援するサービスの利用を、当然ながら、拡充をしていきたいと思います。

 次に障害者で、障害者も同じ発想であり、住み慣れた地域で暮らし続けることができるように、相談・就労・住まいなどの地域生活を充実してまいります。32ページになります。中身をご覧いただくと、32ページの1のところにありますように、障害者のですね、訪問看護ステーション等の看護師が医療的ケアを要する重症心身障害児の自宅に出向いて医療的ケアを行う。その前にごめんなさい、一つ飛ばしてしまいました、1、障害者の生活状況に応じたケアマネジメント体制を強化してまいります。民間の「計画相談支援」事業所を9か所増やして27か所にすると。区立と合わせて計32か所で相談支援をきちんと行えるようにします。2点目として、今お話をした重症心身障害児の、子どもの在宅のケアを新たに開始するということであります。それからまた、障害者の就労を支援するとともに、地域で暮らし続けられるために、重度障害者の方のグループホームを、それから中軽度の障害者の方のグループホームを、それぞれ増設をしてまいります。
 そして、計画の7、34ページからですが、これは「病床の確保と在宅療養ネットワークの構築」であります。これを具体的に挙げておりますのは34ページにありますが、順天堂練馬病院の増床、練馬光が丘病院の改築、それから区部西部の地域新病院の100床程度の病院を整備して、これを中核として、在宅療養のネットワークを整備していきたいと、そう考えております。そして、一番下にありますように、練馬区はなにしろ病床数が少ないものですから、ここではまだ何か所と書けませんけれども、水面下でいろいろ努力をしてですね、病床数を増やしていきたいと、国や都とも相談しますが、我々としても独自に努力をしながら増やしていきたいと考えています。

 これらの高齢者、障害者、病床の問題と医療の問題と合わせて、計画8ですが、「つながり、見守る地域づくり」。平常時における見守り体制の整備、それから災害時の要援護者支援の充実、これに力をいれてまいりたいと思っています。まず、平常時においては、36ページの上ですが、1ですが、出張所など17か所を段階的に地域の見守りの拠点として、区の職員が社会福祉協議会と連携をしながらですね、当面、ネットワークづくりのモデル事業を進めていきたいと、そう考えております。なかなかこれは難しいんですけれども、我々としてはあえてこれにチャレンジしていきたいと。災害時だけではなくですね、平常時からゆるやかに見守りあえる地域づくりを新しい感覚でできないかというのが、この狙いであります。次に、平常時より一番問題なのは災害時ですから、災害時について、現在でもやっておりますけれども、これをさらに体制を充実していきたい。そのために災害時要援護者名簿への登録をお勧めをしながらですね、いざという時には登録者に対して民生・児童委員、防災組織、ボランティア等のご協力で安否確認を実施するようにしていきたいと、そう考えています。そして、名簿未登録者の方についてもですね、避難が、支援が必要な方については、当然ながら区職員が中心となって安否確認を行う仕組みを考えていきたいと思います。福祉避難所も拡充をしてまいります。

 次に、三番目の柱であります。「安全・快適な都市の実現に向けた基盤整備」であります。ここには計画の9から、9、10、11、12の4つですね。4つの計画が出ています。まず、計画9。「鉄道、道路など交通インフラの整備」であります。都市インフラの整備、特に交通インフラの整備というのはなかなか難しい事業でありまして、皆さんご存知のとおりいろいろな利害関係が絡んできます。ですから、そう一筋縄にはいかないのはよくわかっているんですが、私は、やはり行政というのは、練馬区のまちというのはですね、我々が恣意的に自由にしていいわけではなくて、祖先から受け継いできて、先人から受け継いできて、未来に、子どもたちに、またその先に受け渡していく大事な財産でありますので、決して逃げないで、正面から整備を進めていきたい。そう考えております。その場合、柱は4つありますね。

 一つは計画9「鉄道、道路などインフラの整備」です。まず第一は、地下鉄大江戸線の延伸であります。これは、これまでも練馬区はいろいろやってきましたが、私は東京都で勤務した体験を踏まえて、一番大事なのはですね、ただ都にお願いするのではなくて、東京都の実務当局、この場合には具体的には交通局になりますが、交通局と実務的な協議をきちんと積み重ねて、そして突破口を開くしかないと考えています。ただ一般的なお願いでできるわけではないのです。また、私どもとしても当然ながら基金の積み増しをするとか、あるいは、新しいまちづくりを進めたり道路を整備しながら、大江戸線延伸するための基盤を作るとかですね、そういった形で努力をしていこうと。これは、私がこれから取り組むビジョンの中でも一番重要な課題の一つであると考えています。それから次に都市計画道路の整備でありますが、道路整備についてはもちろんいろいろな観点があるわけですが、私はこれまでも外環の2のところを見学をしてまいりました。そしてまた、西武新宿線の立体、連立交差化の、高架化の予定の所を見てまいりまして、これはやっぱりどうしてもやらざるを得ないと。皆さまに、地元の皆さんにご理解をいただきながら進めないと、まちが死んでしまう。そのためには、外環の2の整備を契機としながら、道路整備についての発想の転換を進めていきたいと思っております。道路整備が環境であるとか区民生活と対立するものではなくてですね、それとむしろ合わせて進めなくちゃいけない、そのために作るんだということをやっていきたいと思っています。幸い、外環の2は大幹線道路ではなくて、まずは補助路線であります。

 この補助路線について環境と調和した、また、区民の利益と調和したものを作っていく。具体的には40ページの(2)に書いてありますが、街路樹を増やしですね、広幅員の歩道を作り、自転車道を設け、沿道のまちづくりを進めると。これを契機として、また、これと一体で西武新宿線の立体化も進めると。そういう形で取り組みたいと。これはきわめて重要な取り組みであると考えております。こういう形で、むしろ道路を作ることによってですね、ご存知のとおり、練馬区は道路が未整備な地域が西部を中心に多いわけであります。西部地域の平均は道路整備率29%ぐらいにしかなりません。23区の平均は63.8%であります。道路がないことによってむしろ環境も悪くなり、また、みどりも少なくなり、防災上も問題ある。こういうものを必ず解消していきたい、そう考えております。西武新宿線の立体化も同じであります。

 それから次に計画の10でありますが、「災害に強い安全なまちづくり」。これは、練馬区は幸い、武蔵野台地の上に位置していて、23区の中では比較的災害には強いわけですが、それでもまだですね、特に、住宅の不燃化を進めなくてはいけないというのが一つと、それからゲリラ豪雨などの水害対策がまだ強化しなければならない。大きくこの二つの問題が残っています。これにも全力で取り組みたい。42ページを見ていただきますと、特定緊急輸送道路等の耐震化・不燃化、現在対象建築物が101棟ありますが、これについてすべてについて働きかけを強めて耐震化を進めたいということであります。それから無電柱化も進めます。そしてまた、木造住宅密集地域、2でありますが、これはこれまで、江古田北部地区と北町地区について事業を進めてきたわけですが、これについては事業としては終了して、まだ、もちろん、まちづくりは終わっていないわけですけれども、事業としては終了しますので、これを合わせて新たに1地区を選定していくと。そして、貫井・富士見台地区と新たに選定する1地区で事業化、不燃化の取組をさらに進めていきたい、そう考えています。水害対策についても、そうであります。3にありますように、これは、都の河川改修、都の下水道局の貯留管整備が大きな役割を果たしますが、区としてもですね、そこにありますように、石神井川の稲荷橋付近であるとか白子川の子安橋付近であるとか、こういったところについて取り組んでまいりたいとそう考えております。

 それから、まちづくり3点目、計画の11であります。「地域生活を支える駅周辺のまちづくり」を進めたい。石神井公園、上石神井駅付近、これをはじめ、その他のここにありますような周辺地区についても道路の整備とあわせて進めていきたいと思っています。
 それから46ページ、まちづくりの最後、基盤整備の最後ですが「住宅都市にふさわしい自立分散型エネルギー社会」を作る。これは問題意識、私も東京ガスで7年ほどおりましたし、僭越ながらそれを踏まえて少し勉強してですね、政策研究大学院大学でも少し講義をしたりしているんですけれども、そういう自分の経験を踏まえながら、一般的な政策ではなくて、住宅都市・練馬にふさわしい自立分散型エネルギー社会を最先端で努力してみようと思っております。46ページご覧いただきますと、エネルギー政策の基本的な考え方ですが、1の真ん中付近にありますように、小型発電機とかコジェネレーションとか、分散型発電技術は飛躍的に発展している。一方で、3・11で皆さんお気づきのように従来の大発電会社による大規模集中型の電力システムは意外と脆弱であって、しかも、全体としてエネルギー効率に問題があるわけであります。そこで、この練馬区は大都市東京、密集した大都市、事業所・住宅が密集した大都市にあるわけでありますから、その地域特性を活かしながら、災害時のエネルギーセキリュティの確保、これがまず第一です。そして、そのために平時においては、自律分散型エネルギー社会を実現するために、具体的な取組を進めております。46の2のところに書いてありますが、災害時については避難拠点における、それから福祉避難所となる福祉施設などでの自家発電機能の充実と蓄電設備の導入を進め、自立分散型エネルギー社会の実現に向けては、コジェネレーション、再生可能エネルギー、清掃工場の活用、その他、さまざまな取組を着手してまいろうと思っています。 

 最後、大きな柱の4番目は、「練馬区の魅力を楽しめるまちづくり」であります。縷々お話をしてまいりましたが、練馬区はなぜ魅力があるのか、こんなに都心から電車で30分もかからないで来れて、しかも水道下水をはじめ都市生活のインフラが確立しているところで、公園とか農地とかみどりが残っている。そこにあるんだと思います。その特色を活かしながら、練馬区の魅力を楽しめるまちづくりをさらに進めていきたい。そう思っています。
 そのためにまず、計画の13として、「地域特性を活かした企業支援と商店街の魅力づくり」を挙げました。実はこれはなかなか難しいわけでありますけれども、つまり、私は練馬区を産業都市にする気はまったくありません。そんなことはあり得ないわけであります。 
 先ほどからお話しているように基本は住宅都市であります。したがって、ここでの産業、企業といってもどちらかといえば、医療とか福祉とか介護とか、そういった生活関連サービス、そしてまた、練馬で唯一特色のあるアニメなどが中心であろうと思います。こういった産業を中心として、まず、創業への支援の充実、これは練馬ビジネスサポートセンターで現にやっていますが、これを拡充する。それから企業活動を活性化するために、産業見本市の開催をしたりとかですね、それから今お話をしたような、アニメとか医療福祉、介護などの生活関連産業の支援をするとか、そういうことを進めていきたい。商店街についても意欲ある個店のチャレンジを応援していきたい。一般的な支援ではなくて、意欲があって努力する商店街になるようにしていきたい。ただ、なかなか難しいですけど、これも全力でやっていきたい。

 そしてその上で、計画14から以降にあるような練馬の魅力を活かすまちづくりを進めていく。まず、計画14は「農の活きるまち練馬」であります。私は区長になってですね、一番勉強したというか、それまで気が付かなかったのは、都市農業、都市農地の重要性であります。それまでは、まったくただの住民でいる時はですね、大変見識がなくて、資産保全のためにやっている人が多いのかと思っていましたけど、なってみて私、目を開いたんですね。意欲ある農業者が今残っているということであります。こういう意欲ある農業者の支援をしながら、23区内で一番、都内でも4番目、230ヘクタールの農地がまだ残っている。これを活かしたまちづくり、これは単に農産物の生産とともに、環境防災とか都市計画、こういったものをすべて含めた非常に重要な社会資本である。これは練馬区にとってだけではありません。東京都全体から見ても市街化区域の練馬区にこういう都市農業、都市農地があることが、東京にとっても大きな魅力である、世界の他の大都市にない魅力であると考えております。これを振興するために52ページにまとめてありますが、「意欲的な都市型農業経営の支援」、「練馬果樹あるファーム」の支援をしたり、「練馬区農の学校」を始めますけれども、そういった形で担い手の育成をしたりと、やっていきたい。そしてまた、練馬産農産物のブランド名を決めながら、即売会、「ねりマルシェ」の開催などをやっていく。そして、根本的には3にありますように、都市農地の保全に向けた取り組みをやっていきたい。今、安倍内閣の戦略特区の活用も申請しておりますけれども、私は、都市農地保全推進自治体協議会、これは都内の38自治体からなりますが、会長をしておりますので、そこの自治体と連携しながら都市計画制度であるとか税制の改正を働きかけていきたいと思っております。

 計画の15は、「みどりあふれるまちづくり」であります。これは先ほどお話をしたように、まだ緑被率が25%を超えているのですが、それをきちんと保全をしながら、場合によってはもっとみどりを増やすために、そこにあるような3つの柱、みどりのネットワークの形成をしていく、みどりの軸をつくりながらみどりのネットワーク形成を推進し、都市インフラの整備においては必ずみどりを創出するようにする。それから街並みについてもみどりの美しい街並みづくりを努力していく、こういった形で頑張っていきたい。子どもたちが楽しめる体験型事業についてもいろんな形で、「こどもの森」であったりとか「カブトムシの森」であったりとか、そういったものを努力して作っていきたい。そしてこれは計画16とも連動しています。
 「風を感じながら巡るみどりのまち」としましたが、私は練馬区のイメージを変えたいなというのがひとつの大きな念願でありまして、練馬区が都市型のいわば環境に優れたまちという、そういうみどりの風が吹き抜けるまちだということを、そこを自転車で走るんだという、そういうイメージを伝えていきたいなと思っています。そのために、1にありますように「まち歩き」、「ポタリング」と言っていますけども、ポタリングは、ちょっとキザですけれども、英語でぶらつくっていう意味らしいんですが、まち歩きであるとかポタリングを通して、体感できるようにしていきたい。そして(2)にありますように散策したり、自転車で魅力スポットを巡ることができるコースのプランづくりを進めたい。それからまたシェアサイクルもですね、これからでありますが、練馬区は平たん地で一番自転車にはある意味では適した立地条件でありますから、そういう形でシェアサイクルのシステムを導入したい。そしてまた、自転車レーンをできるだけ作っていきたいとこういう努力を考えています。

 最後に計画17「練馬城址公園をにぎわいの拠点に」、としまえんであります。今年の練馬まつりは、としまえんでやりました。いろんな理由があったのですが、やってみてよかったなと思ったのは、本当にたくさんの人が集まりました。好天に恵まれたこともありますが、やはりとしまえんというのはこの地域にとっても、大きな重要な社会資産だなと私は思っています。今東京都はこれを練馬城址公園として避難防災拠点として整備しようとしておりますが、それは当然基本としながら、「水とみどりのネットワークの拠点」、「にぎわいの拠点」として整備していきたい。いろいろなことをおっしゃる方がいますけれども、練馬区の大事な資産である、としまえんを活かしたまちづくりを進めたいと念願しています。
 以上戦略計画の説明をしてまいりましたが、最後にもう一本あります。62ページからですが、計画の18として、「新しい成熟都市に向けた区政の創造」であります。私は、区長選挙で区政の改革、改革ねりまということをお約束して区長にしていただきました。その内容について、私は二つあると思っています。一つは政策の充実、政策の改革、それからもう一点は区政そのものの改革であります。政策については今お話ししたビジョンを中心としながら、これからアクションプランを作り、具体的にやっていこうと思っておりますが、もう一つの柱である区政の改革、これも全力を果たそうと思っています。しかし、これを今、あわせて、区政改革も行政改革も詳細なプランを作って、ここで職員に示し区民にお示しするのは、誠に申し訳ありませんが、時間がないのであります。また諸般の政治的事情もありますので、この62ページから64ページにかけては、ごく一般的な方針をあえて書いております。これを基にして27年度において具体的な、例えば外郭団体をどうするかとかですね、区の組織をどうするかと、あるいは費用対効果の分析を当然やらなくてはなりません。何でもかんでもやればいいというものじゃない。本当に効果があってしかもコストが低い行政を進めていかなければならない。それをどうやっていくか、場合によってはあらかじめ行政分析の白書を公表した上で、区民の意見をいただきながら新しい行革プランを作っていこうと考えています。そこでこれはちょっと宿題にさせていただきました。以上が戦略計画の説明であります。

 最後に66ページから67ページを見ていただきますと、これはイメージでありますが、今お話をしてきた大きな4分野の戦略計画、正確にいえば5分野でが、5分野の戦略計画を受けて施策の体系を作ってその下に先ほど2ページでお話をしたようにアクションプランを作っています。こういう風にするというのではなくて、イメージとしてこれがあります。子どもであり地域福祉、健康医療であり、都市基盤であり、魅力あるまちであり、行政運営と。そのためにご参考までに挙げました。あくまでイメージとしてご覧いただければと思います。えらく時間がかかりました。申し訳ありません。20分でやろうと思ったんですけど、しゃべりはじめたら止まらなくなってしまいました。あとは、ご質問をお願いします。

質疑応答

【記者】毎日新聞社、近藤です。このビジョンは一般的には、基本構想と長期計画等にあたるものであろうと思うのですけれども、この3を見て構想部分がずいぶんコンパクトにできていると思っていまして、それと戦略計画について10年という風に考える区が多いと思うんですけども、これを5年でですね、しかもアクションプランは3年と、非常に短い期間設定をされたその理由をお伺いしたいと思います。
 
【区長】冒頭お話ししたように、なぜビジョンを作ったのか、これはあくまで実践的なものでなければ意味がないと思っていますので、まず誰が見ても分かるものにしていかなければならない、それで簡便にしました。戦略計画もやらなくてはいけませんから10か年にしておくと、漠とした話になってしまいますので、私はやはり5年くらいがちょうどいいと思います。私は昔、鈴木都政のもとで最初の長期計画10か年をつくりました。これは本当に、いち主査として末端を担ったんですけど。それはああいう時代にあったから10か年というのは意味がありましたが、それなりに経済成長が続いて安定成長が続いて。今は、先ほど冒頭にお話をしましたように新しい成熟社会とは言いながら、安定しているわけではなくて、まだ経済基盤もですね、社会経済も揺れ動いているわけです。あまり10か年というのはなじまないのかなと思っています。
 

【記者】NHKの記者の仲といいます。計画の中で少し個別具体的にお話をお伺いしたいのですが、計画2の練馬こども園についてなんですけれども、同様の制度としては認定こども園などもあると思いますが、その中で区独自の施策として練馬こども園を創設されるねらいと意義を改めて教えていただけますでしょうか。
 
【区長】私は広い意味での幼保一元化はずっと私の念願でありまして、別に単線化するんじゃなくてですね、いろんな形の施設が、サービスがあっていいと思うんですね、基本的に。いいと思うんですが、中核となる保育所と幼稚園については、やはりできるだけ一体化して一元化していくのが理想であると思っています。しかもこれだけ保育所に通う子どもが増えて幼稚園とあわせれば、3、4歳になると90パーセントぐらいですかね。行っているわけですよね。そういう中でどちらかと言えば、今まで私はこの問題はずっと何十年も携わってきたのですが、福祉行政と教育行政が二元化しているだけの理由です、極端に言えば。だから補助制度も違えば、行政の管理体制も違う。それに従って民営の利益もそれから従事者の意識、保育士と先生の意識も変わってきている。実態はどんどん近づいてきていますから。そういう意味で練馬こども園として、とりあえず私立幼稚園を提案していますけれども、将来は先ほどお話したように保育所も含めてきちんとやっていく。同じような状況の子どもには、預かる時間が若干違っても、同じレベルの優れたサービスを提供できる体制にしたい、そう考えています。
 

【記者】あわせて、区民の方々にとってみればどういったメリット、どういった形での、練馬こども園の創設によるサービスの提供ができるとお考えなんでしょうか。
 
【区長】まず、今、待機児童の話をしましたけれども、幼稚園の預かり時間を長くすることによって、保育所とか無認可、認可外のものを増やさなくて対応できる。一番社会資源の有効活用でいえば可能なわけですから、これは今、水面下で私立幼稚園協会とも話を進めていますけれども。感触としてはですね、協力いただける感触を得ています。
 

【記者】日経新聞の亀です。ちょっと関連です。練馬こども園、幼保一元化は、非常に読者の関心も高いのでお伺いしたいのですが、今は40園のうちの9園ということで、それを大きく増やしますとここには書かれていますが、40園のうちのどれくらいを強化型と標準型と2タイプあるようなんですが、何年間のうちにどれくらい増やしたいという具体的な目標があればお聞かせいただきたいと思います。
 
【区長】これはですね、実は我々もまだ決めかねているのは、ご存じのとおり、幼稚園といっても純粋の私立もあれば、いろんな法人がやっているのもあればですね、いろんな形のものがある。しかも、今度新しい子育て支援制度ができて、そこで国庫補助も含めれば公費助成をどうするかという問題になっていますよね。その問題と密接にからんでいるので、ほんとは全部やりたいですけど、それを目指しながらできるだけ努力をすると。今はちょっとそれしか申し上げられないです。
 

【記者】読売新聞の藤と申します。まずビジョンの全体について、5か年でどれぐらいの予算規模を見込んでいるのかということが1点と。それから練馬こども園についてなんですけれども、ちょっと理解が足りてないようなのですが、こども園を認定することについて例えば、区がどういう形で財源などの支援をするとかですね、認定してどのようにアクションするのかということを、もう一歩説明いただけますでしょうか。
 
【区長】財源についてはですね、私も長く行政やっていますから、抽象的な計画だけ作って予算はついていませんでは困るので。来年度の予算についても財政当局に水面下で話を聞いているんですが、なんとか組み込ますことが少なくともできるとそう思っています。だから財政的な手当もしながらやっていくと。それからこども園については、当然ですが、国や都の補助制度も当然使うんですけれども、最大限に。場合によっては少し区独自の助成も考えていきたいと思います。
 

【記者】東京新聞の杉戸です。よろしくお願いします。全体のことなんですが、春にビジョンを出しますということを最初に明らかにされたときに、それまであったものと矛盾がないようにしたいとおっしゃっていたかと思うのですが、今回はその点について、整合性はどうなのかということですとか、あるいは逆にここは差別化したんだということがあれば教えてください。
 
【区長】これまでの基本構想とか長期計画があるので、それとの関係だと思うんですけれども。事務的に言えば、ある意味、単純明快で、それに代わるんだということだと思うんですが。これまでの経緯もあればですね、内容の整合を図る必要がありますので、しばらくは残したままで、残したままと言っても長期計画は自動的に今年度で終わるんですよね。基本構想との関係についてはですね、矛盾がないように基本的にはビジョンで置き換える方向にしたいと思っていますが、ただこれは私だけでは決められないので、議会との関係もありますので、ご相談しながら決めていきたい。
 

【記者】都政新報の米原でございます。今の話と関連するかと思うんですけれども、現行の基本構想は議決事件として、議会の議決を経て制定されていると。区民参加で審議会等も設置されたうえで策定されたものだったかなと思うんですけれども。その辺の区民参加の手続きですとか、議会の議決がどう絡むのかというところをもうちょっと詳しく教えていただけるとありがたいのですが。
 
【区長】区民参加につきましては、これまでも、ビジョンの策定を決めてから、区民との懇談会をずっと続けてまいりました。これまで7回。職能別に例えば農業だったり、介護だったり、そういう分野別のものをやって。それから一般の区民の方についても、これは公募したんですね。公募したんですが、率直に言って、漠然と公募するとどうしても応募する方に偏りが出てしまうものですから、今回初めての試みとして住民基本台帳から400名の方をその都度無作為で抽出をしまして、その方々に呼びかけて、参加をしてもらい、手を挙げてもらう形でやってきました。私が実感として持っているのは、何の下ごしらえもなく、応募いただいたにもかかわらず、来た方々は非常に、言葉があまり良くないかもしれませんが、偏ってないと言いますかね、ごく一般の区民の方々で、活発な意見をいただいたと思っています。それが一つと。それからこれからこれ自体を発表して、ご意見をいただきますので。それで説明会もやりますし、また一般的な意見受付もやります。それを踏まえながら、そして当然議会にも相談しながら決めていきます。私は長い間、行政計画をやってきて、議会の議決を経たことというのはないんですよね。東京都ではありません、一度も。長期計画もそうして、あらゆる行政計画は当局が作って、議会に諮って、都民に諮って、そのうえで意見をいただいてやってきました。それは別に複雑な理由があるわけではなくて、議決にしちゃうとこれは大変なんですよね。一言一句変えるのが、全部議会の議決を経ないといけない。将来これからローリングしていくとなると、弾力的に機動的にやっていかないといけませんから、そういう意味で行政が作るのは作りながら、区民と区議会のご意見は十分聞くという形にした方が、一番実践的かなと思っています。

私は区長になって以来、区政については一切秘密を設けておりませんので、プライバシー以外は。ある意味若干不都合な事件もありましたけれども、それについてもいろんな形で全部公表しているつもりです。ですから、これについても必要な情報は全部区民にお示しをします。公開できるようにしてきています。
 
【記者】 練馬新聞の斉藤と言います。来年のアクションプランができないうちは本当の姿が見えないわけでございますけれども、この間、区長室に出入りしている方に、いろいろと聞きますと、大変緊張感を持ってやっていると。かなりダメ出しが多かったということを聞きました。ある意味では勉強しながらやってきた感じもしますけれども、また、あるいは職員の意識改革をするためにダメ出しをしていたんではという感じも受け止めたわけでございますけれども。1、2、3は全部区長の一番得意な分野ですから、目をつむっても書けたと思うんですけれども、おそらくアクションプランで職員さんが苦労したんだと思いますし、本当は一番大事なのは5番目だと思うんですけれども。その辺をお聞きしたいと思って、どのあたりをダメ出しして、職員を教育したんでしょうか。
 

【区長】ダメ出ししたということはないんですが。私は区長になって、皆さんと議論してきて、がっかりしたことと、それから意外に思ったこと、両方あります。がっかりしたことは、一つは行政の分野によって、区職員の皆さんの問題意識の持ち方とか取り組み方がかなり違うということ。どこというと問題があるので言いませんけれども、分野によっては非常に主体性がない分野がある。国や都がやったとおり、それが当然で、それ以上考えない、問題意識を持たない、こうしたいという風に考えない。逆にそうではなくて、自分たちがやるんだと問題意識をよりきちんと持ってやっている分野もある。この落差が大きいなと。余計なことですが、日本全体を考えると、これは大変だなと思いますね。だからそういう意味で私から見て、不十分な分野は相当厳しく言いました。これは自分自身も緊張してやらなくてはいけないし、職員の皆さんにも頑張ってもらってですね。特に管理職を中心にしてまず問題意識を持つと。それは、いろはの「い」ですよね。問題意識を持ってそして現場に行く、この二つをきちんとやってもらわないとダメだなと。ただこういう形で構想編、戦略計画編、白書編とこれだけきちんとまとめたのはですね、これは大変、私が区長として、区として、手前味噌かもしれませんが、23区でもあまりないんじゃないかと思います。これをやってくれたのは企画を中心とした区の職員ですから、そういう意味では大変評価をし、感謝をしています。これから一緒に良い仕事をしていきたいと思います。
 

【記者】一つ関連なんですけれども、来年になりますと、新しい職員が入ってくるわけですけれども、やはり自分の何と言いますか、ふるさとに所属するという点では、職員の居住率ですね、練馬区における。調べますと50%を切っているんですね。これはいけないと思うんですよ。いざという時に何の助けにもならない。通勤だけで来てる職員で構成されている練馬区役所であれば、おそらくこれは絵に描いた餅になると思いますので。来年から採用する職員に対して一つのしばりをつける。例えば、江戸川区みたいにですね、第一希望者でない限りは入所させないとかですね。それから係長、課長の上位に上がれば上がるほど、練馬区内の職員の居住率が少ないんですね、調べると。これは問題だと思うんですね。それからある部にヒアリングしたんですけれども、なぜ住まないんだと、練馬区内に。本当かどうか知りませんけれども、土日祭日に近くに住んでいると、どうしてもいろいろなイベントに駆り出されると言うんですね。これはもってのほかでございましてね。そういう職員ではダメでございますし、4時30分ごろからそわそわして帰る準備をする職員はダメだと思いますけれども。それについて新しい採用の仕方のしばりみたいなものを考えておられるのかどうか。それが職員の意識改革の最後の仕上げになるんじゃないかと私は注目しているんですが、いかがでしょうか。
 

【区長】区の職員が、そんなにイベントを嫌がるということはないと思いますが。ただ確かに、例えば中野区とか杉並区とかすぐ近くに住んでいて、区内に住んでいないという職員は結構いると思いますね。それともう一つは区長になってみて、改めて思ったのは、23区全体で特別区人事厚生事務組合を作ってやって、それはそれでいいんですけれども、財調があるのもいいんですよ、いいんですが、財調とか特人厚の仕組みが、区の主体性と言いますか、これを大変厳しいものにしているわけですよね。かと言って我々財調がなければ財源がないんですけれども、そこは矛盾があるんですけれども。今の23区制度には多々矛盾があるなと痛感しています。その一環として、人の採用、それからそれこそ職階制の作り方、職層制度の作り方、給与制度、全部そうですよね。ある意味で言えば23区横並び、悪平等なんですよ。これはやはり変えたほうがいいなと思います。ただ財調抜けられるかというとなかなかそれも難しいんですけれども。一つの課題としてできるだけ私は今おっしゃったことも含めて、区独自の人事制度、給与制度もできる範囲で努力していきたいなと。つまり、努力したものが報われる社会にしたいと思っています。
 
【区長】
 どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。

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